雨降ってなんとやら

雨降ってなんとやら

色んな話をします。

爆丸が帰ってきた

爆丸バトルプラネット一話を見た。
見終わった時に胸の内によく分からない熱い物が込み上げてきてちょっと泣いたので、この記事を書く事にした。

まず私は爆丸バトルプラネットの前作にあたる「爆丸バトルブローラーズ」シリーズのファンである。このブログで記事を書いた事もある。
k-iruka417.hatenablog.com

こちらの記事でも言及している事だが、私は当時よりいわゆる「大きいお友達」に該当する側の人間なので、自分がいくら爆丸のおもちゃを買って二次創作をして布教をした所で、本来のターゲット層におもちゃが売れなければあまり意味は無い、つまり自分の応援活動はコンテンツ存続の助けにはあまりならない、という事は当時から承知の上でファンをやっていた。
公式に存在を認知される必要は無い層の人間なのだから勝手に好きでいようと当時から完全に割り切れていたかと言うとそうでも無いのだが。4期日本放送が無いと知った時は流石に大いにへこんだし今でもちょっと引きずっている。

4期日本放送が無いのを知ってから約7年が経過して、それから暫くは爆テクで展開していた爆丸の玩具展開が終了しておよそ4年が経過した。
海外サイトで噂レベルで聞いていた「アニメシリーズのリランチ企画」が無事実現して(だいたい海外サイトの報道は早漏なので報道されてから企画がポシャることも多い。バトルブローラーズハリウッド映画化とか)北米での放送が始まっているのを知ったのが、2018年の秋から年末にかけての頃だったと思う。
そして、そのリランチ作品は無事日本で放送開始された。
それが、爆丸バトルプラネットである。

バトルプラネットの日本放送開始をコミックナタリーのツイートで知った時は嬉しさのあまりちょっと泣いた。
爆丸の新作アニメを見る事が出来る。それも日本で。映像で。海外wikiの英語で書かれたあらすじとか読まなくていいのだ。
勿論バトルブローラーズの4期をやって欲しい気持ちが消えたわけではないのだが、それでもまたテレビアニメで爆丸バトルを、爆丸と子供達の物語を見ることが出来るのはとてつもない喜びであった。

そして、気が付いたら放送日を迎えていた。

バトルプラネットの世界は、私の大好きなバトルブローラーズの世界とは地続きではない。
私のよく知る男の子と同じ名前だけれど別人の男の子と、名前の同じ違う爆丸
それでも、私が大好きな世界と根幹のよく似た魂を持った世界がそこには広がっていた。
爆丸と運命的に出会う子供達。インターネットで形成されたコミュニティ。怪しい仮面。
リランチってこういう事か、と腑に落ちた気がした。
前作のいい所を汲みながら、新しいキャラクター達が全く新しい物語を紡ぐ。洋画でよくあるリランチの手法そのものだ。
これを日本で見れるというのがやはり嬉しかったし、生きてれば良いことあるものだ、としみじみした。
ついでではないがバトルプラネット一話はアニメそのものも出来が良い。
絵はいいしキャラの動きは可愛いし見せ場の爆丸バトルは迫力がある上パートナーの子供達のアクションもあって見ていて非常に楽しい。脚本もスピード感がある。クレジットで知ったが脚本はアニメ「アルティメット・スパイダーマン」などを製作していた海外アニメスタジオのMan of Actionだった。そりゃ面白くなる。

まだ第一話しか放送されていないのでこれ以上作品について語るのは避けるが、私の心の満たされていなかった部分が満たされ始めるのを感じる、そんな第一話だった。

爆丸が帰ってきた。
今はその実感でただただ胸がいっぱいである。

仕事でリアタイ出来なくても「リアタイ出来ない」つまり「放送されている」事実がただ有難い。もう何度か寝れば最新話が見れるようになる。4月下旬にもなれば爆丸がおもちゃ売り場に並び始める。そう、今の私は爆丸のアニメが放送されている世界に生きているのだ。こんなに幸せでいいのだろうか。

所詮私は「大きいお友達」なので、私がおもちゃを買ってアニメを見たところであまり大きな意味があるとは思えない。結局、子供に受けなければホビー系コンテンツは存続し得ないからだ。
それでも好きなので爆丸は買う。誰を買うか今からすごく迷っている。今はデザイン的にペガトリクスかハウルカーで迷っているが、今後もっと鳥感のある爆丸が出てきてくれたらそちらに転んでしまうかもしれない。
アニメだってテレビで見た上で配信サイトで何回も見る。
自分が公式が認知する必要の無い層の人間でも構うものか、だ。好きなのだから勝手に推させてもらう。

ただ爆丸にはなるべく長く続いて欲しいので、今シリーズの日本展開を担当しているタカラトミーさんには頑張って欲しい。マジで。ひたすら子供たちのために硬派に展開して欲しい。大きいお友達の方とか見なくていいから。古いオタクのこっちを見ないでターゲット層の子供達を見てくれ頼む。大きいお友達見るのはターゲット層に売れてからにして。
TLのオタクには人気あるのにWHFで子供の集まりが悪いブースとか見ると本当にいたたまれなくなるからそれは何とか回避して。
でも大人限定大会とかやってくれるならちょっと行きたい。完全新環境になるから多分デッキ組みやすいし。

それはそれとしてバトルブローラーズ4期を日本でやって貰うまでは4期見たいと言う心積りだ。
1〜3期の玩具周りの日本での権利はセガトイズにありそうだから1〜3期の配信も難しいのだろうか。バトルプラネット放送開始発表とほぼ同時にバトルブローラーズと爆テクの公式サイトがあにてれから消えた時点で権利関係複雑になってる可能性は察した。(バトルブローラーズは制作会社のトムス・エンタテインメントのサイトにほぼ同質の情報が残ってはいる)
www.tms-e.co.jp
私としてはバトルプラネットが日本で放送されているからバトルブローラーズ4期を見なくていい、となった訳では無いのだし、その辺の権利上手いことすっきりさせてネット配信もやって欲しい。
まあ今は日本から北米Amazonの商品買いやすくなったからBlu-rayなら海外から輸入して日本で見れなくはないけど多分Blu-rayは出てない……DVDはリージョンコードが合わないしリージョンコード合わない物を無理やり再生すると再生機器が壊れる事があるらしいのでやめておく。

とりあえず今は、およそあと一年週に一回爆丸の新作アニメに浸れる状況を何よりも有難く思いながら過ごそうと思う。もう少ししたら爆丸の実物も手に取れるようになる。

自分が求められていないファン層の人間であったとしても、爆丸には長く子供に愛されるおもちゃであって欲しいから、これからも片隅でひっそり応援し続けて行きたい。

この時代に個人サイトをやるメリットとデメリット

pixivやTwitterのUI改変規約改定その他諸々の度に個人サイト回帰ツイートが回ってくる。
そうは言いつつ現代のオタクはpixivやTwitterの規模と便利さに慣れてしまっているからなんだかんだそのままそこにい続けている人が大多数である。

とはいえ自分の作品をネットに公開している人間にはそれぞれの理由があるし、その中には個人サイトが一番向いている人だっていると思う。

もうすぐ平成も終わるこの時代に二次創作個人サイトを運営してる人間として、個人サイトが一番向いていたらしい人間として、一度この記事を書いておくべきだと思った。

2018年5月頃、私はpixivに載せていた小説の半分以上を削除した。
そしてレンタルサーバーを借りて、wordpressというオープンソースソフトウェアを使って過去作を全て掲載した個人サイトを開設した。現在でも月一以上のペースは保ちつつ更新している。
ジャンルはいわゆる「よろず」。私が二次創作で過去扱った、現在扱っているジャンルの作品ほとんど全部を扱っている。
ちなみにwordpressを選んだ理由は「操作経験があるから」である。あと転職活動の時にWebサイト運営経験を履歴書に書いて話のネタにでもしてやろう、みたいな下心はあった。

当記事では、個人サイトを運営していて感じたメリットとデメリットを3つずつ挙げている。
ただ私が個人サイト運営の現状にそこまで大きなデメリットを感じていないため、デメリットとしている部分は「正直私にはあまりデメリットではないけどこういう人には辛いのでは?」という想像に基づいている物がある点を先に了承していただきたい。

個人サイト運営のメリット

1.全てを自分のペースで運営できる

ブクマ数とか点数とか気にする必要がまったくない。
私にはこのメリットが一番大きい。
私は作品を書く上で承認欲求が邪魔になってしまうタイプだ。
点数が欲しい・多くの人にウケる作品を書きたいと少しでも思ってしまうと自分の書きたいものが書けなくなってしまうし、他人にウケる物より自分の書きたいものを最優先したいので、好き勝手出来る個人サイトを開設したのは非常に大きい。
そもそも二次創作をしているのだって九割が自分の為だし、それをネットに公開しているのは同じ物が好きな人へのお裾分けの気持ちが大きい。

更新ペースを気にする必要もない。
人口の多いジャンルの作品と人口の少ないジャンルの作品でブクマの桁が違って、どちらも同じくらい好きなのに若干落ち込んでしまう必要も無い。
「これpixivに単体で上げるには話が短すぎるな……」とかも気にしなくていい。

お陰でpixivにいた時より伸び伸び楽しく書けている。
自分の好きな物を好きなだけ、いくらでも書ける自分のホーム。それが個人サイトだと思う。

2.サイトの外観と構成を好きに弄れる

私はサイト作成にはオープンソースソフトウェアのwordpressを使っている。
wordpressはちょっとやり方を調べれば初心者でもそれなりに見えるサイトを簡単に作れるので凄い。
更にHTML5とかCSS3とかphpとかJavaScriptといった言語の知識を仕入れれば割と何もかもが思い通りになる。

wordpress使わなくても簡単に個人サイトを開設出来る方法は色々あると思うしHTMLサイト用のテンプレートなんかもあるので、個人サイト開設を検討している人は色々調べてみて欲しい。
サイトの外観を弄れるようになれば特定のセリフだけ灰色にしたり特定の作品だけ赤文字黒背景にしたり特定のセリフだけフォントを変えたりが思うままに出来るようになる。
あと裏ページへの行き方とかも自分で楽しく考えられる。自分で一からサイトの構成を考えて実装するのは意外と楽しい。ただし面倒でもある(後述)。

3.自分が死ねば半自動で公開されなくなる

これは有料レンタルサーバーを利用している者に限った話である。
私はスターサーバーの月額300円程度のプランでサーバーを借りて半年毎に一括で支払っているのだが、つまり自分が死ねば支払う人間がいなくなり、支払い遅滞と見なされサーバー側からサイトはWeb上に公開されなくなる。
個人サイトに限れば、死んだ後の自分の作品の心配をする必要はほぼない。

ただし私とは逆に、自分が死んでも作品は残って欲しい人にはこれは大いにデメリットだと思う。そういう人は電子だけで満足せず同人誌作って紙にして残した方がいいと思う。良くも悪くも紙なら燃えたり水没したりしない限り残るから……。

なお私は自分のサイトに広告表示させたくないので有料プランを契約しているのだが、同人サイトに利用出来る無料のレンタルサーバーだってそれなりにある。広告邪魔だろうけど。

個人サイト運営のデメリット

1.人が来ない

マジで人が来ない。
ランクサイトに登録しても、Twitterで逐一更新のお知らせをしても、やっぱりpixivに比べると閲覧数は激減する。今時ランクサイトを覗いて自カプサイトをサーチして更新チェックして……とやっている人は本当に少ないのである。
そもそも自分が扱ってるジャンルのランクサイトが存在しない事もある。
そんなわけで自分の為に二次創作してる私のような人間でも「これ同カプ者に作品届いてなさそうだな……」と危惧するレベルに人が来ない。
これが現代を生きる承認欲求が強い人に個人サイトが向いてない理由。
でもその分、来てくれる人の存在がとても有難いのである。

2.感想が来ない

当たり前だが人が来ないので感想も来ない。
そういう訳なので、感想が来ないと創作を続けていけないタイプの人にも現代で個人サイトをやるのはあまりお勧めできない。15〜20年前ならいざ知らず。
けれどその分、稀に拍手から感想をくれる人の存在はとても有難い。

3.構築とメンテがめんどくさい

現代ではインターネットを利用する際にスマホとPCが主に使われるので、スマホ版とPC版の2種類のレイアウトを構築する必要がある。
wordpressであればPCとスマホそれぞれの画面に合わせて表示を最適化してくれるレスポンシブ対応のテーマを選べばこの点は軽々クリア出来るので、私にはあまり大きな問題にはなっていない。フォレストも最近はレスポンシブ対応でサイト組めたはず。
ただHTMLで一から構築するのは、言語知識がないと本当にきついと思う。

そして自分で運営してるので、定期的な自力メンテナンスは必要。
サーバーのメンテナンスはサーバー運営会社がやってくれるけど、サイトそのもののメンテナンスは自分でやることになる。
これが意外とめんどくさい。
アクセス解析して不審なアクセス痕跡が無いかたまに確認しないといけないし、サイト構築に使ってるソフトやテーマのバージョンが上がる度に一応サイトに影響無いか確認しないといけないし、レイアウト弄った時にも主なページに悪影響が無い事を確認しないといけない。

現代の作り手オタクがpixivに流れるのは、構築とメンテが面倒なのも多分にあるからだと思う。
個人サイト全盛期を通って来た元個人サイト運営者の方々でもTwitterやpixivがメインの活動場所になっている人は多い。
流石に私もめんどくさいと思っているし、これから個人サイトをやろうとしている人にはちゃんと伝えるべきだと思う。

あと当たり前だがレンタルサーバーにも規約はある。
レンタルサーバーで「同人サイトNG」「たとえ絵・文章だけでもアダルトコンテンツNG」などの規約があればそれに従わねばならないから事前にサーバーの規約はしっかり確認しなければならない。 そしてもしそれが後から追加されて自分のサイトが規約に引っ掛かるのであれば、サイトを新しいサーバーに移転しなければならない。
もっとも、個人サイトであればサイトのソースファイルや作品データを持ってサーバーだけ変えるという引越し作業がSNSよりはやりやすい面もある。


以上、個人サイト運営のメリットデメリットについてつらつら述べてみた。
まあなんだかんだ今回もみんなTwitterやpixivに居残るんだろうなあと思っているが、それでも時代が変われど個人サイトが一番合っている描き手・書き手だってきっとどこかにいる筈だ。
この記事が少しでもそういう人の参考にでもなれば幸いである。

映像全般を見る体力がどんどん減っている

これは最近の割と深刻な悩みなのだが、映像全般を見る体力が無い。
体力が無い訳ではない。集中力が無い訳でもない。
ただ映像を見るのに使う体力だけがどんどん減っている気がするのだ。

1時間使ってソシャゲの素材集め周回。余裕。
3時間使って小説1冊の一気読み。問題ない。
2時間使って4話分の30分アニメ一気見。物凄く疲れる。これは別に一気見に限った話ではない。1クールに2本以上のアニメを見れなくなりつつある。

ここ1年以上は1クールに1本見るのが精一杯。2018年に見た地上波放送の新作アニメ、ポプテピピックグリッドマンと理由あってMiniとFate年末特番のあれそれくらいしか思い出せない。それとアニメじゃないけどウルトラマンR/B。

とはいえ映画館で映画を見る分にはそこまで体力を消費した/疲れたという感覚はない。流石に洋画のめちゃめちゃ長いエンドロールは疲れるのだが、映画館にはそこそこ足を運ぶ。ちなみに最近見た中だと「来る」はエンドロールが超高速なので最高だった。
多分自宅でテレビないしPC・スマホの前で大人しく映像全般を見る事が出来なくなっているのだ。

中高生の時は1クール10本とか余裕で見てたのだが。当時は長期放送のアニメの本数が多かったのを差し引いても深夜アニメを1クール5本以上は絶対見てたのだ。今となってはどう考えても不可能。当時の私どういう体力だ?

アニメをあまり見なくなった件については、歳を重ねて嗜好が変化した、また社会人になった事で時間の余裕が少なくなった、の2点で一応説明が付く。
正直最近はアニメ見るより小説読んだりソシャゲで推しを最強にしたり推しの現場に行く方が楽しいし。それに平日フルタイムで働いて休日は現場か丸一日休息日の2択なのでアニメ見る時間もろくにない。
ただ、連休などで時間があっても映像を見る体力が減っているから映像はほとんど見なくなった。
3時間近いライブ円盤を見るのも疲れるから通しで見るのは1度見た切りになりがち。買ったテレビアニメの円盤は1度見たアニメだからほとんど開けない。いや特典映像は見る。先日届いた実写BLEACHの円盤も本編は1回見た切り(ただし石田雨竜のキャラクターメイキング映像は十回くらい見た)。もうすぐ届くSideM3rd福岡公演のBlu-rayは何周見れるんだろう。

別に見たくない訳では無い、ただ「見るのが億劫」ではなく「疲れるのが億劫」で結果映像を見なくなってしまう。
とは言えジャンプ公式がYouTubeに上げてるアニメ版BLEACHの父親コンビ正体カミングアウト回は元より大好きな回なので何周かしたしふと思い立ってクロスアンジュカブトボーグを見返したりとかはしてるので、昔見た映像であれば既知の情報として頭に入れやすいしあまり疲れないのかもしれない。

じゃあ新しい物に対する興味が無くなったのかと言われればそういう訳でもない。
読んだことの無い作家の小説や漫画には最近よく手を出すし。
ただ、映像を見る体力を取り戻したい。

で、何でこんな記事を書いたかと言うと、スタミュ3期の放送と、ロード・エルメロイII世の事件簿アニメ版の放送時期が2019年7月に被ってしまったからである。
そしてまだ発表こそされていないものの、7月はウルトラマンシリーズの新作が放送される月だ。

見たいものが1クールに3本(推定)。
今の体力で見れるかどうか非常に怪しいラインである。

勿論アニメを見るのも特撮を見るのも誰かに強制されるべきものでは無い。自分の意思で見たいものを見るのがよい。
ただ、自分の意思で見たいものを全部見るだけの体力が、今の私には無い。
多分、このまま放っておくと徐々に私は新しい物への興味まで失って「昔のコンテンツをこねくり回すだけのオタクの残骸のような何か」と化していくのだろう。それになるのは多分まだ30年くらい早い。そう思いたい。

さてどうした物か、と考えた結果とりあえず、基礎体力作りをしようと思って軽い筋トレから始める事にした。
筋トレで基礎体力作りをしたら1クールに3本見れるようになるのかどうかは分からないのだが。
ただ、見たい物を見たいと思っているタイミングで見れる体力だけは常に用意していたい。夏クールまでは幸いまだ5ヶ月ある。
好きな物のために、今よりちょっと頑張って見ようと思う。

公式媒体のシナリオ改変が原因で体調崩した時の話

アニメや漫画ゲームといった、とにかく「自分以外の誰かが作成した創作物」全般が好きな人ならば、「自分の好きな作品がメディアミックスとして別媒体で展開される」という体験を一度はした事があるのではないかと思う。
アニメ化、漫画化、ゲーム化、小説版、劇場版、キャラソン、舞台化、実写映画化、などなど。近年は初めからメディアミックスプロジェクトとして複数媒体で展開されているコンテンツも多い。

それらのメディアミックス作品は原作の手をある程度以上離れた上で作成される。そしてそれらのメディアックス媒体作品には必ずと言っていい程「原作サイドの外部の人間の目」という、原作者は勿論、原作の鑑賞者とは決して同一ではないフィルターが反映される。
故に時として、「メディアミックス版との解釈違い」「メディアミックス版での設定・シナリオ改変」が起きる。

原作と全く違う展開のシナリオ。
舞台版・実写版の好きなキャラのビジュアルの再現度が微妙。
好きな作品のゲーム版が率直に言ってクソゲー
原作キャラのパーツだけ借りた美少女化。
映像化にあたっての性転換。
○○はそんな事言わない。
そのコラボキャラのスキル名の元ネタ原作じゃなくてコラ画像ですよね?原作ちゃんと調べてからコラボしてます?そのキャラのコラ画像元シーン出て来るの単行本4巻ですよ?調べるの簡単なはずですよね?原作ちゃんと読んでるんですか?

色々ある。まあ色々ある。自分とその周辺で起きた事例を思い出しただけでこれだけある。勿論これらは全て、作品を好きなファンによる個人の感想である。(一番下のやつは解釈違いとかそれ以前の問題だが)
ともかく、こういった「解釈違い」(あえてこう表記している)に対して原作ファンは自分の中でそれらと折り合いを付けたり、平行世界だから仕方ないという事にしたり、その媒体のいい所探しをしたり、その媒体は見なかった事にしたり、その媒体のアンチに回ったりする。
結果として原作だけ愛でていれば良い、という状態になる原作ファンもいる。だが時に、その原作すら自分に合わない物になっていく事がある。

前置きが長くなったがこの記事は、私の極めて個人的なそういう思い出話と、それから5年経った2018年12月にいい加減そのもやもやに決着を付けようとしての一人反省会である。
なお、そのコンテンツの具体的なタイトルは伏せるつもりでいる。伏せるのはタイトルだけなので、軽く調べればすぐ何のタイトルかは分かると思う。
ただ、今でもそのコンテンツを好きだったりこれから好きになる人がタイトル名で検索してこのお世辞にも愉快とはいえない記事に辿り着くのは嫌なので、作品名だけは伏せる事にした。

また、もう一つ断わっておきたいのだが、この記事はつい最近(2018年12月17日頃)Twitter上で起きた「公式との解釈違い」論争が原因で書かれたものでは無い。
私の極めて個人的な事情で、2018年のクリスマス前後を目処に公開しようと11月下旬から用意していた物である。
そもそも原作以外の公式媒体の大幅な設定改変とかシナリオ改変とか原作側が設定をあまりにコロコロ変えるとか、そういうのを解釈違いと呼ぶのはどうなんだと個人的に思っている所も無くはないのだが、それについてはこの記事の主旨からそれるので深くは語らない事にする。

1.5年前

さてまずは、私が5年前に好きだったゲームシリーズのアニメ版の放送期間中に原作ゲームが発売され、発売日に購入して1週間でメインシナリオをクリアして原作ゲームのシナリオの映像化をわくわくしながら待っていたら残り5話くらいまでは原作とほぼ同じシナリオだったのに残りひと月分の展開が原作ゲームのメッセージ性全く汲んでないし尺とか構成とかちゃんと計算出来てるのか怪しいシナリオになってて最終回放送日のクリスマスに死んだ目でクリスマスケーキを胃に押し込みその日からひと月ほど軽度の睡眠障害と食欲不振に苦しんだ話をしなくてはならない。今した。

正直当時の事を思い出すだけで未だに心身に支障を来すので、詳細は省きたい。今でもクリスマスの装飾を見るだけで当時を思い出してちょっと胃がきゅっとなる。 
何故そこまで打ちのめされてしまったかと言うと、原作ゲームのメッセージ性の部分に大きく関わる筈の私の好きなキャラの扱いが酷かった。それに尽きる。

そもそも私は基本的に「好きなコンテンツの公式が出してきた公式媒体はとりあえず受け入れとく」お花畑脳である。当時は今以上にその傾向が強かった。
公式が絶対。公式が出した物は全部受け入れるべき。そういうやつ。うん、考える事が若い。5年前だから実際若い。
そんな私に原作ゲームがまず「あなたの好きなキャラKは作中でbという役割を持ち、この作品に結果Aをもたらします」という解を与えてきた。
それは私にとって非常に喜ばしい解であったし、アニメでも当然それが描かれるのであろうとワクワクしていた。
それが描かれなかったし、Kが持つ役割bは完全に無視されて最終回に至ったのである。

え?アニメなのになんで原作と同じシナリオじゃないの?今までずっとアニメと原作が同じシナリオである事を心掛けていたんじゃないの?原作ゲームの会社って自コンテンツのアニメ化でそこを特に大事にしてたんじゃないの?そもそもベースのシナリオは今まで全く同じだったのに最後の最後で急にそこをピンポイントで変えたの?なんで?

正直シナリオ改変以外はめちゃめちゃ良かったのだそのアニメ。シナリオ以外は。キャラクターも、劇伴も、作画も、CGをフルに駆使したメカのバトルシーンも。それだけにどうすればいいの?という感じだった。シナリオ以外は全人類に見て欲しいレベル。ただシナリオ改変部分だけは私は受け入れられなかった。

そして「公式媒体なのに受け入れられない」という事態に心がバグって体の方に影響が出た。
最終回放送日の夜にずっと泣いていて2時間しか寝れなかったし、食事の量はその日からしばらく平時の3分の1程度しか食べられなくなった。睡眠は「2〜4時間しか寝られない」状態が1ヶ月、食欲不振は2、3ヶ月続いた。私の平均睡眠時間はおよそ7時間、可能なら9時間は寝たい。食事量はコンビニ弁当1つで1食が足りるレベル、と極めて普通である。それが急に睡眠時間は半分以下、食べる量は3分の1程度である。よく生きてたな。
勿論当時の体調は最悪だったのだが。
ただでさえカフェイン酔いしやすい体質なのに日中の異常な眠気(しかも昼寝しようとしても泣き出すので眠れない)を何とかするためにコーヒーを飲んでカフェイン酔いして慢性的な吐き気に苦しむ羽目になるし夜もカフェインが効きすぎてまともに眠れないという悪循環。ならカフェインをやめればよかったのかもしれないが、ぶどう糖でなんとかなるレベルではなかった。
更にその慢性的な睡眠不足・食欲不振がなんとか収まってもそれから1年くらい、月に1回25日が近付けば同様の症状が出るし何も無い時に急に涙が出て来る事も増えた。その頃はただの大学生で本当によかった。急に涙が込み上げて来るのは今でもたまにある。
たかがアニメに何をそんなに、と思うかもしれないが事実なので仕方ない。

そもそもそのコンテンツ、原作元のゲーム会社から既に見放されているのだろうという予感はあった。
アニメ放送中に開催された原作ゲーム会社の新作ゲーム・新情報発表会のイベントで発売日を控えていた筈のそのタイトルについての新情報は何もなし。それどころか発売告知すらなし。その2013年のイベントで発表された「完全新作」、まだ発売されてませんよね?
アニメ放送終了後に開催された東京アニメアワードフェスティバル第一回のアニメファン賞でそのタイトルのアニメ版はファン投票で一位を取った。当時のTAAFは純然たるファン同士の殴り合い。第一回開催という事もあって賞の知名度は低かった。それを活かしてファンは「この作品には根強いファンが付いている」という事をアピールするために一位をもぎ取った。だが結果発表時、それに対して原作ゲーム会社からも原作ゲーム会社の社長からもその事に対する言及は一切なかった。アニメ版公式アカウント?そんなものは無い。そして何故かそのトロフィーを受け取ったのは原作ゲーム会社の社長。なんで?そして円盤パッケージには「アニメファン賞第受賞!」とシンプルに描かれたかっこいいピカピカしたシールが貼られた。それだけ。それだけ……。この「かっこいいシール事件」は今でもちょっとしたトラウマとなっている。
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アニメファン賞については「所詮ファンの無料投票」という面もある。
だがこのアニメファン賞が、ファンの熱量を製作側に伝える大きな手段となっているのは確かなのだ。同年トップ10にランクインした某作品などは、アニメファン賞へのトップ10ランクインをきっかけにセルもレンタルも無かったのにTSUTAYA限定でレンタルDVDがリリースされた。

アニメ版に関わっていたスタッフや、ゲーム版にも関わっているキャストは個人のSNSで祝福してくれた。原作サイドからは何も祝福の言葉が無かった。なのにコンテンツの親ヅラしてトロフィーを受け取っている。いや生みの親なのは間違いないのだが、祝福の言葉すら無いのはどうなんだ。ほんの数文字SNSに投稿すれば済む話だろう。
同年のアニメファン賞で2位以下のトップ10入りした作品のアカウントがファンへの感謝の言葉をツイートしているのを見て正直すごく悔しかった。

原作サイドもそんな調子だったしその後他にも色々あって私はそのコンテンツからはもう足を洗っている。
その後そのコンテンツがどうなったのか風の噂レベルでは耳に入るがどうなったかとは興味を持たないようにしている。もう楽しむための趣味が原因で心身の調子を崩したくない。

一応強調しておきたいのだが、
・アニメ版のシナリオが終盤だけ原作と別物になった
・原作が原作サイドから見放されたような状況になった
の2点はほぼ別問題と私は考えている。
原作サイドが見放された掛けていたコンテンツが運悪くアニメ版のシナリオに恵まれなかったのだと。それが重なったから私は耐えられなくなったのだと。もしかしたら見放されていたからアニメ版のシナリオがあんな事になったのかもしれないが、その辺の大人の事情は自分が当時のファンであり元ファンと言えど外部の人間である以上は知る由もない。

勿論私とは異なるプラスな捉え方をして悲惨な思いをしていないファンはいるだろうし、マイナスな捉え方をしていてもついて行っているファンもいるだろう。
そういう人を馬鹿にする気は無い。むしろ強くて凄いと思う。私もそれくらい強く在りたかった。そうすれば今でも少しは素直にそのコンテンツを好きと言えたと思う。
他の人には耐えられても乗り越えられても当時の私には無理だった、と言うだけの話なのだ。

2.反省会

とは言え当時を思い出すうちに段々むかついてきて「私が何を反省しないといけないんだ?」と思い始めたが、一応反省したいポイントはいくつかあるのでここからは反省会。

  • ・コンテンツに過剰に期待した

まずコンテンツに過剰な期待を抱いたのがいけなかった。うん。まずそれが大きい。期待さえしなければ期待を裏切られて失望する事も無い。
ましてや相手はとっくに原作元から切られようとしてるんだろうなあというコンテンツだった。期待してはいけなかったのだ。
まあ今後の展開に期待せず金だけ払えと消費者に求めるのような振る舞いはどうかと思うが。コンテンツ企業として。
というか完結済みの1本のシナリオが用意されている原作を原作通りのシナリオでアニメ化する事を期待するのは別に罪でも何でもないというかむしろ割と当たり前の事だから期待以前の問題では?さてはこれ私が反省するべきポイントではないな?

  • Twitterから離れようとしなかった

メンタルをやられている時にSNSを見てはいけない。これは全てにおける鉄則である。増してやファンの間ですら賛否評価がいろんな部分で荒れたり荒れなかったりしたコンテンツである。
スマホを手放し緑地とか大きな公園にでも行って暖かい飲み物でも飲みながら穏やかに読書をして過ごしておけば良かったのだ。

  • ・病院に行かなかった

これは反省とか以上に本気で後悔している。
あの日心身がやられて、それが未だにぶり返す事がある。病院に行っておけばちょっとは今楽になったかもしれない、と思う。歳のせいもあるかもしれないがあれ以降自律神経とメンタル全般の調子が常に良くない。
まあアニメが原因で心身の調子を崩しました、とどこの病院に言えば良かったのかは未だに分からないのだが……。

  • ・好きな物を並行して沢山持っていなかった

当時本気で追い掛けていたほぼ唯一の好きなコンテンツがこんな事になったため、どこにも逃げ場がなかった。
今はどこで何が起きてもいいように4、5ジャンル並行して追い掛けている。あの出来事より前に追っていたコンテンツに再度ハマり直して楽しんだりもしているし、オタク系コンテンツ以外の趣味も持っている。好きな物を沢山持とうと決めたきっかけがマイナス過ぎるのは自分でも気になるが、好きな物が沢山あって良かったと思う事は多い。単純に人生が豊かになる。

  • ・そのコンテンツからさっさと離れなかった

これが一番の敗因だと思う。
ストレスを感じたらストレス源から離れるのが最善だって誰でも言う。そんなの誰でも分かる。
今ならそう好き勝手言える。
ただ、これだけは分かる。
それでもその時はそれが一番好きなコンテンツだったから離れるのは絶対無理にだったと思う。
それとそのコンテンツに対して、当時学生からすれば決して安くない額のお金を払っていたし、2011年に開始したシリーズ1作目からずっとハマっていたというのもあると思う。高校生までは貰っていたお小遣いや大学に入ってから始めたバイト代、趣味に使える分はほぼそのコンテンツに費やしていたと言っていいくらいだった。それに学生にとっての3年は長い。「こんなに時間とお金を使ったのだから離れたくない」という意識は多少なりともあった。

今にして思うと最初と最後のやつ以外は実践可能だったので、次にこう言う事故が起きたらこの経験は生かそうと思う。幸いここまで大きな事故にはこの5年でまだ遭遇していない。

だから、好きなコンテンツと自分の間で事故が起きたらSNSから離れてゆっくりするか、病院に行くか、別の好きなコンテンツに逃げ込むかするのが良いんじゃないかと私は思う。勿論人によって最前の対処法は変わるが、私の場合はその3択だ。
趣味のせいで事故って心身の調子を崩すくらいならまず自分を労わる方がずっといい。

3.最後に

最後に少し、この記事を書こうと思った理由の話をしたい。

この経験から5年経って、ようやく当時に対して心の整理が出来るようになった。
今まではずっと見て見ぬ振りをして凌いできたが、そろそろちゃんと言葉にして吐き出してすっきりして、当時の自分を成仏させるべきだと思ったのだ。平成も終わるし。「平成最後の」パワーは強い。

整理して向き合って長文をしたためて公開した所で自己満足にしかならないし、この記事で何か訴えたえてやろうという気もないのだが。
ただ、自分に起きた事をこうして書いて世間に公開すれば何かがすっきりするだろうと思った。長文にして公開してやろう、と思えた時点でもしかしたらある程度時間の流れが解決してくれたのかもしれない。
まあ未だに思い出すだけで胃はきゅっとなるしこれ書きながら何回かちょっと泣いたし吐き気にも襲われたのだが。真冬のクソ寒い自室とか帰宅ラッシュの電車内でこんな記事書くもんじゃない。

今では結局5年前のこの出来事は、自分とコンテンツの向き合い方を考え直させる切っ掛けとなった。
コンテンツに金と時間を掛けたからと言ってそのコンテンツが自分に応えてくれるとは限らないのだ。 
もしかしたら自分はそのコンテンツから見たら客ではないのかもしれないし、切り捨てて良しとされる層なのかもしれない。
メディアミックス媒体が原作の良さを殺しているように見える事もあるかもしれない。
そもそも自分が好きなそのコンテンツ自体が版元の会社からしたらもう切り捨てる対象なのかもしれない。

常に自分以外の誰かの決定に左右されていると言っても過言ではないのだから、オタク趣味は危ない橋の上を渡るような物だと思うし、その自覚は持っておいた方がいいのだろうな、と今は思っている。
頭とか胃とか心臓とか、色んな臓器を物理的に精神的に痛めながら追いかけたコンテンツだとしても、結局は自分以外の他人が作っている物だし、コンテンツ側もコンテンツを作る側もそれに対して責任を取ってくれない。
自分がそのコンテンツの全てを完全に理解する事など一生掛かっても出来る訳が無いし、そのコンテンツが自分に完全に応えてくれる事も、ある訳が無いのだ。
メディアミックスが盛んなコンテンツであれば何を摂取して何を摂取しないか自分で決めていいし、原作そのものが合わないなら自分の好きなタイミングで離れていい。
自分以外のファンがどう言うかとか、外野がどうだとか、流行ってる流行ってないとか、そんなのは些事だしどうでもいい事だ。
自分がそのコンテンツに抱く感情と自分自身をまず大事にする方がいい。
1度痛い目を見て、そんな当たり前の事にようやく気付いた。気付く事は出来たが心身のバランス崩しまくって今でも悪影響あるのは事実なので、やっぱり例のシナリオ改変と育児放棄した原作社の事は一生許さないでおこうと思う。

5年前のクリスマスにボロボロになった人間の、長い独り言は以上である。

最後に、せっかく読んでくれた人に少しでも益のある事をしたいので、ご飯が全然食べられなかった時に食べられた物・助けられた物を列記しておく。私の命はこれで繋がれたと言っても過言ではないかもしれない。
ありがとう食品開発してる人。
・チューブの生姜(蜂蜜と一緒に湯に溶かして飲むと美味い)
・へちま(適当に切って味噌と少量の水と一緒に煮込むとするする食べられて美味い)
ウィダーインゼリー(栄養取った気にはなれる。まず栄養取った気になって自己肯定感を得る事が大事だと思う)
・小さいチキンラーメン(3食100円のやつ)
・レトルトのお粥と梅干し
・携帯用の塩
セブンイレブンのねぎ塩豚カルビ弁当(私は食べる抗うつ剤と呼んでいる)
・一日分の鉄分のむヨーグルト
・ところてん
コンソメスープのJALのやつ(スーパーに箱で売ってる)
・豆腐(肉が食えない時でもタンパク質取れるし食べやすい)
・キレートレモン

こんな感じなのでいざと言う時参考にしてください。
それでは皆様良いお年を。

歳末書き残し記事棚卸し「実写版の推しが最高だった」

公開二日目に見に行って満足して帰ってきてTwitterでも絶賛したのにブログに感想書くの完っ全に忘れてました、実写版BLEACH
気が付いたら円盤発売されて手元に届いてた。
f:id:k_iruka417:20181222235406j:plain:w300

という訳で今年中に書き残した記事をなんとか棚卸しして書こう、今年中は無理でもせめて平成の間に書こうと思い立ち、まず書くべきはこれだと思いました。

実写版BLEACHがめちゃめちゃ良かった、そして石田雨竜に実装された立体のガワがめちゃめちゃ良かった話です。
k-iruka417.hatenablog.com

この記事でも書いた話なんですけど、雨竜は舞台版にいないので実写版以前までは3次元の肉体・立体のガワが存在しませんでした。
当方BLEACHの最推し石田雨竜、なんならオタク人生最推最重レベルの推しも石田雨竜なので率直に言って実写版公開前までは胃が痛かったです。
いくら演じる人が吉沢亮さんという凄まじく顔の美しい方で体格が石田雨竜役として完璧と言えど、蓋を開けてみるまで何が起きているか分からないのが漫画の実写版の怖い所です。
ついでにこちらはありとあらゆるメディアに「石田雨竜」の文字が踊るのに慣れてない。インタビュー記事読む度に謎の動悸に襲われる。落ち着け、記事のメインはあくまで吉沢亮さんだ。仮面ライダーフォーゼ面白かったです。

で、見に行ったわけです。公開2日目に。
その時期は仕事や他のイベントがかなり忙しく、見に行けても1回だけだろうというレベルだったのですが、なんとか早めに見に行きました。

大好きな漫画の実写版である以上ちゃんと見届けなくてはならないという謎の使命感、舞台版にもいなかった推しを出してくれた映画に感謝の気持ちを込めて興行収入に貢献しようというこちらも使命感。

そして昼過ぎに終了の回を見終えて映画館から出た私は、大変満足しながら映画館近くの蕎麦屋で蕎麦を食べていました。
いやあ……良かった……ちゃんと原作読み込んでる人が作った映画だった……。
アクションやCGのレベルもかなり高かったけど脚本の原作再構成がちゃんとしてて本当に安心した……。それにキャストの演技がちゃんとそのキャラを捉えた演技で感服。特に浦原喜助役の田辺誠一さんに金一封送りたい。送れないからかっこいい犬スタンプ買いました。

そして吉沢亮さん演じる石田雨竜がまためちゃめちゃ良かったわけです。
原作ド初期の雨竜が纏っている何を考えているか分からない雰囲気ととんでもない分厚さの心の壁をきちんと演技で表現していましたし、いち原作ファンとして一護との共闘シーンは最高に胸が熱くなりました。円盤デジパック内側の件は本当にありがとうございました。

何よりも霊弓を構える姿があまりにも様になっていて、アクションもかっこよくて、「石田雨竜の肉体」として完璧で、「あっこれ……私がずっと見たかったのはこれ……私はこれを見るためにここまで生きていたのかとしれない……」と劇場で泣きました。
勿論そんな訳ないのにそう思わせるくらいに、吉沢さんの石田雨竜としての説得力は強かったです。
凄い……本当にめちゃめちゃかっこ良かった……霊弓のCG再現度の高さも立ち姿も完璧すぎるじゃないか……多分この世界線の雨竜は「弓の持ち方を間違えてると言われてもずっとこれで覚えて来たし」みたいな事言わないな……実際弓の持ち方世間一般の持ち方通りだし……原作最終巻まで弓の持ち方世間一般と逆なまま戦い抜いた原作雨竜も勿論最高だけど……。

そして実写版の雨竜の特筆すべき強さはやはり「国宝級に顔が美しい」事だと思うのです。
石田雨竜、そもそも原作中では容姿が世間からどう見られているかについてメガネを掛けていること以外の言及はほとんどありません。
雨竜と顔立ちがよく似ている父親の竜弦が高校時代に女子生徒から「カッコいい先輩」として憧れられていたという描写はあるので、多分雨竜の顔立ちも作中世界ではそれなり以上に整っている事になるのであろう、と推測出来る程度。
一応、贔屓目込みの読者目線で雨竜の顔は整っているとは思っていました。アイマスだったらクール・フェアリー・インテリの青一色、ポケモンだったらこおり/エスパーみたいな顔です。
それでも作中で誰かが言及してる訳でもないので、私は「作中世界での認識は知らぬが私は彼の事はめちゃめちゃ顔が良いと思ってる、作中世界ではそうでもないのかもしれないが」と思い続けておりました。

そこへ実写版が吉沢さんの演技でもって提示してきた「凄まじく顔の良い石田雨竜」の概念。
私の中でパラダイムシフトが起きました。

あ……彼、世間的に見ても顔が良いという認識で別に問題ないんだ……。
 
オタクは何故推しの顔がいい事を公式に認められると喜ぶのか。主語がでかい永遠の謎です。
そもそも吉沢さんの実写版の雨竜としての演技の完成度の高さが無ければ「凄まじく顔の良い石田雨竜」という概念に心囚われることは無かった。囚われてしまった……2018年にもなって雨竜の新しい一面を見出せてしまった……。

吉沢さんの雨竜を見ていると湧いてくる、私の推しを最高にカッコいい男として演じてくれて本当にありがとうございました、という思いと、吉沢さんの演じる雨竜をもっと見たい……一護に対してどんどん遠慮が無くなり時に可愛い面を見せるようになる雨竜を見たい……という我儘。
実写版の雨竜は本当にド初期の頃の彼がベースです。そこから彼にとって一護の傍らに在る事の意味がどんどん大きくなっていくのがまた熱くエモいのです。吉沢さんはそれを理解した上で実写版の雨竜を演じていたから最高なのですが、やっぱりこの先も見たいです。その先の先に行き着いた所にLINEスタンプになったあの台詞があるわけですから。

何はともあれ今回の実写版は本当に吉沢さんの雨竜が良かった。
10年来の人生最推しに素晴らしい演者さんが付いてくれて本当に良かった。
この記事で言いたいのはそれだけです。
新しい視点から雨竜を見る事が出来たのもあるし、雨竜の事をよく理解しているのをインタビュー等から感じる方が演じてくださったのが本当に嬉しい。
最近だと円盤特典映像のインタビューで一護を太陽に例えた上で雨竜を月と言っていましたが、はい……それです……ほんとそれ……。

最後にもう1つ。
映画最大の見せ場の1つ、駅前ロータリーのグランドフィッシャー戦の背景のバスの行先表示が原作で竜弦が院長を務めている「空座総合病院」になっていた小ネタ、石田家丸ごとのファンとしては満面の笑みにならざるを得ませんでした。アニオリで1度、原作で1度入院する羽目になり、両方とも脱走し(バウント篇のは別に脱走ではない)、隠し部屋で修行した事もある雨竜には非常に因縁ある場所ですからね。
そして実写版の雨竜、石田一族が滅びたという旨の話をしているけど、つまり竜弦は雨竜から一族にカウントされてないんだろうなあ……距離の遠さがある意味原作通りだなあ……と、勝手に背景まで想像出来てしまったのが良かったです。

取り留めのない感想になりましたが、いや本当に。
生きてて良かったし、雨竜を好きで良かったです。
生きてるといい事あるんだなあって思えました。
私の中では今年1番好きな映画で間違いないです。
素敵な映画をありがとうございました。

SideM現場についてのエトセトラ - 2019年プロミ・4thライブ編

皆さんこんにちは。
前回更新から大幅に時間を空けてしまいましたが生きております。
遂に発表されましたねSideM4thライブ!そしてまさかのプロミ開催!
という訳で、前回3rd用に執筆したSideM現場についてのエトセトラをまとめた記事の内容を最新版にアップデートした記事を執筆いたしました。
k-iruka417.hatenablog.com
内容は概ね前回と共通(一部などほぼコピペ)ですが、4th、そして3月開催のプロミに合わせて色々内容を変えたりしている所もあります。
初めて現場参戦予定の方は予習に、SidedM現場もアイマス現場も慣れてるよ!という方は復習に是非お役立てください。

それではまず、軽く留意していただきたいことから。
SideM現場は基本的に「アイドルマスター」シリーズの現場にあたるので、現場の雰囲気や暗黙の了解、レギュレーションなどはほとんどが765、シンデレラガールズ、ミリオンライブといった他の女の子アイドルが中心のアイマスと共通しています。客層も男性はかなり多いですし、年齢層も広め。まさに老若男女が集う現場です。
他の男性アイドル・女性向け現場とはかなり勝手が異なる部分があることを予め了承しておくと、スムーズに現場に馴染めるかと思います。

チケット入手、ライブビューイングについて

当たり前ですが、まずチケットを取らないと現地にはいけません。
公演やイベントの種類にもよりますが、SideMだと過去に

  • CD封入シリアル先行
  • ゲーム内先行
  • 公式チャンネル有料会員先行
  • 一般販売

などが実施されています。
基本的に一般のチケットは取れないものと思った方がいいので、とにかく先行でチケットを取ることを考えましょう。勿論転売から購入するのはNGです。そもそも最近は本人確認が厳しく、3rdでも全公演で本人確認が実施されました。
転売から購入したチケットは弾かれてまず入場出来ないと思ってください。

周年ライブの場合は基本的にCD先行が最速となり、販売店(主にアニメイト)によってはライブの先行シリアルだけでなくCDのリリイベのシリアルが付いてくる事もあるので、同じCDを複数買いするPが数多くいます。
なので、店によっては予約分で満了してしまい発売日当日に店頭にCDが出ないという事態も発生します。現に3rd幕張・仙台対象シリアル封入となった唯一のCD「Reason!!」は通常盤が発売日に店頭にほとんど出ないという事態が起きました。どうしても行きたいライブのシリアルが付いてくるCDは予約がマストです。
4thの場合ワートレ第5〜8弾CDくらいに先行シリアル封入になるのではないかと思います。
また、3rdやアニメイベントのfive-st@r partyはアニメの円盤に応募用シリアルが封入されていました。
プロミや4thの場合、ちょうど理由あってMiniのTVアニメが10月開始なこともあって、理由Miniの円盤やCDにシリアルが付いてくる事が予想されます。

また、どうしても現地に行けない、チケットが取れなかったという方には全国の映画館で実施されるライブビューイングがあります。
アイマスは最近だと周年ライブ・合同大型ライブは開催地に関係なく必ずライビュが実施され、上映館も多く用意されます。地域によって上映館数に偏りはありますが、SideM3rdは全公演が全都道府県でライビュが実施されました。
3rdだとライビュ会場の倍率が公演進む毎に上がったり、公演会場から遠い地域でのライビュチケが極端に入手困難になったりで急遽ライビュ会場が増えるという事もありました。

ただしプロミの場合は、ライビュ会場の規模が周年ライブより少々縮小してしまう恐れがあります。現にアニメイベントのfive-st@rのライビュ会場は全国で実施とはいえ上映館数が3rd各公演の3分の2程度でした。
少なくとも、プロミを開催した先達の765プロダクションはプロミにあたって全国でライビュを開催していますので、ライビュはほぼ確実にあると思われます。

事前物販、前日物販について

アイマスライブはまず事前通販から始まると言っても過言ではありません。事前通販は基本的にライブのチケットが確定する前に始まり、確定する前に終わるなんてこともあります。
後述の公式ペンライト単品やプロデュースバッジなど、当日の物販だと購入出来ない、あるいは始発組で売り切れるので入手困難になるようなグッズも数多いため、チケットの有無、現地ライビュに関わらずグッズが欲しい方は極力事前通販の利用をおすすめします。

また、メーカー製グッズの先行販売など、事前通販で購入出来ないグッズもあります。
3rdでは全国ツアーという事もあってか、ツアー会場でのみ購入可能のグッズも用意されていました。
当日の行動スケジュールや前日物販の利用など予め検討しておいた方がライブ当日スムーズに行動できるでしょう。

なお、パンフレットなどの一部グッズはライブビューイング会場でも販売されます。

ペンライトについて

恐らくアイマスライブの他のアニメ系現場との一番の違いだと思われます。
アイマスライブは毎回、ペンライトについての詳しいレギュレーションを公開しています。
以下、参考までに3rdのレギュレーションとなります。

過去のイベントで、お客様のものと見られるコンサートライトにより、実際に機材が破損した例がございました。
大型コンサートライトやレーザーポインター等、周りのお客様のご迷惑になる物もございましたので、ケミカルライトを含むコンサートライトのサイズ・仕様の規制をさせていただきます。
全てのお客様にライブを快適にお楽しみいただくために、ご理解、ご協力をお願いいたします。
以下を除く電池式コンサートライトの使用は、周りのお客様へのご迷惑や怪我、トラブルの原因となりますので禁止させていただきます。

[ご使用可能なコンサートライト]
アイドルマスター SideM 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
THE IDOLM@STER × TOWER RECORDS LED式ペンライト 星井美希タワー限定ver. (正規許諾品、ボタン電池使用・緑色)
・7周年ライブ 公式うちわ&サインライト (LED式、ボタン電池使用・ピンク色)
アイドルマスター 公式サインライト(Ver.2含む、LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター シンデレラガールズ 公式サインライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター ミリオンライブ! 公式サインライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター シンデレラガールズ 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター ミリオンライブ! 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
・市販のLED式コンサートライト(ボタン電池使用、25cm未満のものに限る)
・市販のケミカルライト(25㎝未満のものに限る)

[ご使用いただけないコンサートライト]
THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS First Time in TAIWAN公式コンサートライト
・電池式・非電池式を問わず、25㎝以上のコンサートライト
ボタン電池以外の電池式のコンサートライト(25cm未満のものも含む)
・極端に明るさを上げる・点滅させる・複数のコンサートライトを組合わせるなど、市販時の形状や性能を改造したコンサートライト
・市販品ではなく、パーツをくみ上げて自作したコンサートライト
・その他、スタッフが不適切と判断したコンサートライト

引用元:
ATTENTION|THE IDOLM@STER SideM 3rd STAGE | Lantis web site


初めにお断りしておきますが、上記のペンライトのレギュレーションは基本的に現地にのみ適用されます。ライブビューイング会場には適用されません。
さて、このレギュレーションがさり気ない初心者殺しでして、何が問題かというとアイマス現場ではキンブレが使えません
具体的には「ボタン電池以外の電池式のコンサートライト」の部分がアウトです。
他のアニメ系現場ではキンブレが一種のスタンダードとなっていますが、アイマスでは駄目です。アイマスで駄目なので当然SideM現場でも駄目です。
とは言え最近になってキンブレもボタン電池式のモデルが出たので、キンブレでもボタン電池式なら可という事になります。とはいえキンブレと言ったら乾電池式の方をイメージする人の方がまだ多いのかもしれませんが。

何はともあれ、乾電池式ペンライトしか持っていない人は公式レギュレーションに沿ったペンライトを新しく調達するしかないわけです。では何を買えばいいのか、というのはアイマス現場の先人Pの知恵が脈々「アイマス現場に最適のペンライト」を語り継いでいます。
アイマスPご用達ペンライトは、だいたい以下の4種が該当します。

公式ペンライト


事前通販や当日物販で販売されているやつです。SideMは1ユニット1本、他のアイマスは1アイドル1本。1本1100円と少々お値段は張りますが、担当アイドルの色が正確に出せる・フィルムの印刷がユニット・アイドル毎の特別仕様といった特別感があるので、担当アイドル・好きなアイドルの分くらいは買っておくと良いと思います。
また、1種1本ずつ買えるのは事前通販のみで、当日物販では複数種まとめての販売しかされない上にだいたい真っ先に売り切れます。購入したい場合は事前通販の使用を強く強くおすすめします。
他に特筆すべきポイントとして、複数本まとめて持つことを前提にグリップが設計されているので複数本持ちやすいです。全体曲で持ってるペンラありったけ出す時やペンラ芸に楽です。グリップは2種類付属しており、公式ペンラだとバルログしやすいファイターグリップが予め付いています。
LR44のボタン電池3個を使用。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

ミックスペンラpro


アイマスPご用達のボタン電池式多色LEDペンライト。
現在発売されている最新モデルは24色発光、カラー発光順カスタマイズ機能完備、更に24色モードとカスタムモードの切り替えも簡単に可能と非常に使い勝手がいいので1本持っておいて損はありません。
個人的にキンブレより軽いので扱いやすい。腕力筋力に自信がない人はキンブレからこれに乗り換えるとライブや応援上映の後で腕にダメージが残りにくくなります。実体験です。
色のカスタム性はボタン電池式ペンライトでは随一。他のボタン電池式ペンライトも店頭で触って比較したことがありますが、発色の良さと発光色の多さはミックスペンラが頭一つ抜けている印象がありました。他の現場に持ち込むにしてもこれ1本あれば必要な色はだいたい出せるので困りません。
ただしSideMでいうTHE 虎牙道の黒やLegendersのブルーグレーはLEDで出せる色ではないのでご注意を。(ミックスペンラで出せない色については後述します)
LR44のボタン電池6個を使用します。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

キングブレードiLite


公式ペンライトの元になっている単色ペンライトです。規格が全く同じなので、公式ペンライトと一緒に持ちやすいです。
画像にある私が所持している物以外の色も発売されており、必要最低限の色はほぼカバー出来るのですが、特筆しておきたいのは黒があるところ。他の現場でも公式カラーが黒やグレーの人を応援するのに大変役立ちました。
公式ペンライトの6割ほどの値段で買えるので、担当カラーのペンライトをたくさん手に持ちたいけどお金が……という方は一考の価値有り。
LR44のボタン電池3個を使用。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

ケミカルライト


パキッと折ると薬品の化学反応で光るやつです。
私は正直ケミカルライトにはあまり詳しくないので、詳しい種類などは調べていただければと思います。先達のケミカルライト・ペンライト研究の記事がたくさんヒットすると思います。
長所は安いところと、瞬間的な光量がボタン電池のペンラより強いところ。
短所は長くても1公演分、短いと2分程度しか保たない使い捨てなところ。
現場はこの1回限りの予定という人はケミカルライトを必要なカラー分だけ買う方が安く上がりますが、そうでない人の方がたぶん多いです。
担当が歌う一曲の間だけでも担当のカラーを強く主張したいという人は無理に電池式ペンラをたくさん買うよりケミカルライトを使ったほうが良い場合があります。色の種類も意外と沢山あります。
ちなみにケミカルライトを安くまとめ買いしたい方は、ペンライト・アイドルブロマイド専門店「でらなんなん」の店舗で年末年始や大型イベント近辺に行われるセールやケミカルライトの大手メーカーである「ルミカ」のネット通販などで安く箱買い出来ます。

ケミカルライトの使用後の処分は行政の分別ルールに従うようにしましょう。ライブ会場だとだいたいケミカルライト専用のごみ箱が用意されているので、そちらで捨てることが出来ます。
また、ケミカルライトは会場によってはアイマス側のレギュレーションとは別で、会場側の都合で使用禁止の場所があります。
具体的には、シンデレラ5thやSideM3rdの仙台公演が実施されたゼビオアリーナ仙台です。
こういった会場では事前に分かるようであればケミカルライトの使用は控えましょう。(とはいえSideM3rdの時は会場に着いてから始めて分かったパターンだったんですけどこの会場の場合……)

ペンライトを複数本持ち込む方はペンライト用のポーチを購入することをおすすめします。
ペンラポーチは自作するプロデューサーも多くいます。
ペンラポーチは商品によってサイズ感がかなり異なるので、特にネット通販で購入する場合はポーチのサイズを確認してから購入するように気を付けましょう。

ある程度までの本数なら百均で売っているようなペットボトルホルダーでも代用可能です(ダイソーのペットボトルホルダーだと公式ペンラが最大8本入りました)

ペンライトの色について

先の項目の続きになります。
SideMではユニットカラーが公式に設定されており、ペンライトもユニット単位で販売されているのでほとんどの人がユニット曲ではそのユニットの色のペンライトを振ります。
ユニットカラーは公式ペンライトの色や、Mobageのゲーム内で確認する事が出来ます。
なお、神速一魂とTHE 虎牙道の場合はライブ映像を見ればすぐ分かるのですが、ユニットカラーだけでなく個人カラーも一緒に振るのが定番化しています。

ソロ曲の場合、ユニットカラーと個人カラーのどちらか、もしくは両方を振ります。
個人カラーは3rdのグッズのプロデューサーバッジで確認可能です。4thでもプロデューサーバッジは販売されると思われますが、まだデザインが出ていないので個人カラーが使用されるかどうかは不明。
また、CDシリーズのジャケット裏でも確認可能ですが、途中で個人カラーの設定が変更になったアイドルもいるため、なるべく新しいCDシリーズ(今であれば3rdアニバやワートレ)を基準にするようにしてください。

普通のペンライトで出せない色は、他の色で代用することになります。虎牙道はメンバーカラーの青・赤・黄色/黄みの強いオレンジ、Legendersは青やミックスペンラのアイスブルーで代用している人が多いです。

また、ユニットカラー・個人カラー以外にも色が必要になることもあります。
アイマスライブで一種の名物となっている「ペンラ芸」です。ペンラ芸とは簡単、歌詞や自分が座っている位置に合わせてペンライトの色を変えるだけ。
SideMだと以下のペンラ芸はやっている人が多い印象です。

  • 「スマイル・エンゲージ」のCメロのみのりソロ部分に合わせピンク色のペンライトを光らせる
  • 全体曲「Beyond The Dream」の2番Aメロ「Red」「Blue」「Yellow」に合わせペンライトの色を持ち替える
  • 「With…STORY」でF-LAGSメンバーの合図に合わせて客席全体でトリコロールを作る(こちらのCM集の3:27~で確認できます)

https://www.youtube.com/watch?v=IXBugDZA7Bk
 ただしこちらは演者さんからの合図があった時限定の実施となります。仙台二日目でWith…STORYの披露はありましたがトリコロールまではやりませんでした。

  • AFTER THE RAIN」の落ちサビ手前あたり(タイミングは人による?)から持ってる単色ペンラをありったけ出してサイリウムの虹をかける。

 
ペンラ芸は決して強制されるものではありませんが、SideMに限らずアイマスライブは「ライブはアイドルとプロデューサーとファンが一体になって作り上げるもの」という意識が強いため、アイドルが見る景色を最高のものにするために、またアイドルのステージをより輝かせるためにペンラ芸が発達しているように見えます。

ボタン電池について

アイマスライブでペンラを使うなら重要になるやつです。
ボタン電池式ペンラは基本的にどのペンラも1公演につき1回替えた分しか保たないので、複数公演参戦する場合はまとめ買い必須となります。
ボタン電池は家電量販店でも購入可能ですが、ライブ1回切りですぐ交換する使い捨てならあまり電池そのものの品質を求める必要はありません。私が御用達にしているのはネット通販での箱買いです。

LR44 200個(20シート)1BOX

LR44 200個(20シート)1BOX

こちらのSUNCOMのボタン電池は1シート100円以下という安価で大量に購入できるため、ライブによく行く人にはおすすめです。現にこれを使用しているプロデューサーは多いです。

秋葉原の電気街でも同様の値段で買えることがありますが、通販を使う人が圧倒的に多いかと思います。ボタン電池の調達はお早めに。
ボタン電池を持ち歩く場合は、安全を考えてシートに入れたままで持ち歩くようにしましょう。

また、ボタン電池を処分する際はセロハンテープで絶縁した上で近くのホームセンター等に設置されているボタン電池回収ボックスに入れましょう。店頭に出ていなくても店員さんに声を掛ければ普通に回収してくれます。
参考→http://www.botankaishu.jp/m/top.php

タオルや旗について

前説の注意事項で山村くんが言うアレ、「タオル」「旗」。
曲によって人によって、ペンライト以外にも振ることになるのがタオルと旗です。

「タオル」とは、他のライブでもよくあるように、SideMにも曲中の振り付けでタオルを振り客席側もタオルを振る曲があります。
SideMだと現在以下の2曲が該当します。

  • Joker×オールマイティ(High×Joker)
  • HANAMARU LIFE(兜大吾ソロ曲)

タオルの振り方はステージを見て演者さんのダンスを真似すれば問題ありません。

「旗」は、F-LAGS専用応援アイテムの公式グッズ「F-LAGSの応援フラッグ」です。2ndで最初に販売され、3rdで再販されました。
基本的に旗Pが旗曲で振りますが、「夢色VOYAGER」は特に振っている人が多いイメージ。
4thで再販されるかどうかは不明ですが、会場物販だとペンライトに次ぐスピードで売り切れるアイテムのため、再販されるようであれば事前物販で購入することをお勧めします。

プロデューサー名刺について


アイマス現場独特の文化として、「プロデューサー同士の名刺交換」があります。
自分の担当アイドルの魅力をアピールするためにプロデューサーが名刺を持ち寄り交換・交流する場面が、ライブ当日の会場前や会場内で多く見られます。
名刺のデザインは凝った物からシンプルな物まで。
立っているだけで名刺交換のために声を掛けられる事もあるため、名刺は「ちょっと多すぎるかな?」と思うくらい持って行った方が良いと思います。
名刺はなくてはならない物ではないですが、あった方が当日隣の席になったプロデューサーさんと挨拶がスムーズに出来ます。また、自分のアイドルを他のアイドルを担当しているプロデューサーに強く印象付ける事も出来ます。
名刺の作り方は、少し調べれば先達のPさん方の記事がたくさん出て来ます。自宅にプリンターがなくても、フリーのソフトや(有料ですが)マイクソロフトオフィス系ソフトを使ってコンビニのコピー機で印刷するだけでも作れたりするので、作ってみたい方は是非作ってみてください。
また、Mobageのゲーム内には名刺を作成し画像でダウンロードする機能が実装されているので、そちらを使ってみるのも手です。
ちなみに私はGIMPPowerPointでデザインした名刺をコンビニコピー機の写真プリントで刷ってカッターで切り抜いたり、自宅のプリンターでDAISOの名刺用紙に印刷するなどして作成しています。DAISOの名刺用紙めっちゃ便利なのでおすすめです。

コールについて

SideMライブ、いえ、SideMのみならずアイマスライブの大きな特徴であるコールについて。
他の女性向け現場だとそもそもアイマス現場とコールの定義や示す範囲が少し違う印象があります。私は女性向け現場に詳しくないのであれですが。
アイマス現場のコールがどんなものかは公式が公開している過去のライブ映像を見ていただければ早いかと思います。

THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015 Live Blu-ray ダイジェスト映像【第3弾】


THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~ LIVE Blu-ray Side MAKUHARI ダイジェスト映像

アイマス現場は基本的にコール推奨です。演者さん側もかなりコールを煽って来ます。ただしどんなコールをしても良いというわけではありません。
以下、先ほど同様にSideM3rd公式サイトからの引用になります。

☆公演中の応援行為について

本公演につきまして、お客様一人ひとりに安心してご観覧いただくため、
また、お客様の安全ならびに公演環境の悪化防止のため、以下の注意事項をご確認の上、お客様のご理解・ご協力をお願いいたします。
これらの事項をお守りいただけない方につきましては、 退場処分を含む厳しい措置を取らせていただくこともございます。予めご了承ください。

・入場時に手荷物検査を実施させていただきます。
・ご自分の席を離れてステージに向かって駆け出す、通路をふさぐ、前に押し寄せるなどの行為は、事故や怪我に繋がるだけでなく、周りのお客様に迷惑がかかりますので禁止させていただきます。絶対におやめください。
また周りのお客様のご迷惑となるような大声・奇声、公演の妨げとなる大きな音を鳴らす等の行為、両手を左右に激しく振る、腕を振り回す、上半身を反らすなどの過激な応援行為、過度なジャンプ行為も禁止させていただきます。
・公演中の席の移動ならびに定められたエリアからの移動はできません。そのような行為を発見した場合は、スタッフより注意させていただきます。 お客様同士の席の交換・ご移動は認められません。必ずご自身のお席でご観覧ください。
・うちわ・応援ボードを使用される際は、ご自分の胸の高さより上に掲げて使用することは、お控え頂けますように御願い致します。
・上記のほか、会場内ではスタッフの指示に従っていただけますようお願いいたします。
・スタッフの指示に従っていただけない場合は退場処分とさせていただくこともございます。その際のチケット代金の払い戻しは一切いたしかねます。あらかじめご了承ください。

アイマス現場は曲の雰囲気を邪魔しない程度でのコールの統率度が重視される傾向にあり、MIX、ガチ恋口上、イエッタイガーなどはこの規約を読めば分かる通り当然御法度扱いです。オタ芸の類は全てのアイマスライブで公式に禁止されています。
とは言えSideMの場合、基本的なコールは披露されそうな曲を聞き込みつつ、当日は場の空気を読んでおけば大丈夫です。心配な方は過去のライブ映像である程度予習しておけば問題ありません。
正式にJASRACの許諾を得て運営されているアイマスオンラインコールガイドというサイトもありますので、軽くでも覗いておくと当日コールで慌てずに済みます。
アイドルマスター オンラインコールガイド

また、ライブが近くなるとキャストの方から「ここは一緒に歌って欲しい」と言われる事もあるので、公式ラジオ「315プロNight!」は聞いておくと吉です。

とは言っても「コールが苦手」という方にはライブ用耳栓をおすすめします。

こちらのライブ用耳栓は、ライブで用いられるスピーカーの莫大な音量から耳を守るための耳栓で、音圧をシャットアウトしつつライブの音楽はしっかり聞こえるようにしてくれます。また、スピーカー越しでない音声は近くの人の声以外あまり聞こえなくなる事もあり、コールがあまり聞こえなくなります。これをメリットと取るかデメリットと取るかは人によります。
私の場合耳のために必要な時はライブ用耳栓を着用するのですがコールは聞きたいしやりたい派なので痛し痒しと言うところです。

ライブ用耳栓はAmazonで2000円程度で販売されているので、コールが苦手ではない方も、耳のための保健と思って一つ持っておくといざという時に重宝します。
ライブ用耳栓は楽器店に置いてあることもある(島村楽器ならほぼ確実にある)ので、当日忘れた人は現地調達するため覚えておいて損はないと思います。私は3rd幕張初日当日にライブ用耳栓忘れて慌てて近くのイオンモール島村楽器で現地調達しました。

うちわについて

女性向け現場で使用する人が多い応援用のうちわ。SideMも女性Pが多いため自作のものや公式グッズのうちわを使用する人は多いです。
うちわについても公式ペンラ同様ある程度のルールが決まっており、先ほどの「コールについて」で引用した部分で触れられています。とは言え特殊なものではないので、常識の範囲内で、周りの人の迷惑にならないよう使えば大丈夫でしょう。

宿泊・交通機関について

これはアイマスに限らずどの現場にも言えることですが、始発での物販狙いや遠征をする人が多くいるライブで自分も遠征してそのライブに参戦する場合、宿の確保は重要になります。
だいたいのライブは土日開催なので、ライブ直前に予約しようとしてもホテルはどこも満室の可能性もあります。3rd仙台の場合同日に関ジャニのライブ開催、国立大入試日程と重なり宿の確保に苦労したと言う話も聞きます。私も苦労しました。
また、飛行機などの遠距離の交通機関も直前に予約しようとしても安い便や乗ろうとしていた便は満席、という事もあるのでご注意を。
便や部屋はチケットが確定する前から早い内に確保しておくに越したことはありません。ただしキャンセル料がいつから発生するかはしっかり確認しておきましょう。

以下、仙台公演で宿泊込みの遠征をした時の私の実体験から来る覚え書きなので参考までにどうぞ。

  • CD先行でまず一日目が当選、その後同行者がゲーム内先行で二日目当選。同日に仙台で関ジャニのライブ、更に国立大入試日程でもあった為か、両日チケットが確定した段階で付近のホテルはほぼ満室。一日目だけ仙台滞在して夜行バスで帰って二日目は地元でライビュで決定のつもりだったので流石に死ぬほど焦る。(二日目現地を諦めるつもりはなかった)
  • とにかくありったけのホテル予約サイト・アプリに登録。トリップアドバイザーとかトリバゴとか楽天トラベルとかとにかく色々。多分7つくらいは登録した。
  • 最終的に運良く仙台駅周辺の予算内のホテルの空室を発見・予約出来たのは、海外の旅行代理店がやってるアプリ。そのせいで予約メールが全文英語だった。
  • 結論:あの時はたまたま運が良かったけどとりあえず早めに動こう

プロミが開催される3月は世間的には春休みのため、幕張周辺だけでなく首都圏の手頃な値段のホテルが全滅する可能性が高いです。
更に立地的な問題も挙げると、会場の幕張メッセイベントホールの最寄り駅・海浜幕張駅から京葉線武蔵野線でほんの数駅のところに東京ディズニーリゾート最寄り駅の舞浜駅があります。

4th開催時期と予想される4〜5月は、ゴールデンウィークに被り更に開催場所が観光地付近だったりしたら大変なことになるかと思われます。
どこになるんでしょうね4th会場……キャパ的にそろそろ横アリか武道館くらいになるかなとは思いますが……。駅から近い会場がいいな……

また、遠征勢だけでなく来場する人全員に気にしておいて欲しい事をざっとまとめてみました。

→目安ですが首都圏エリアであれば往復交通費+1000円くらいは入れておくと万が一電車が止まっても迂回ルートを問題なく使えます。あとライブ終了後の駅の券売機はめっさ混むから帰る時にチャージとか考えない方がいい。

  • 会場最寄り駅から会場まで何事もなく行き来できるかどうか。

→近くにある施設の規模の割に駅が異常に小さいとか、夜になると無人駅になるとか、会場から駅までやたら遠いとか。詳しくは「エコパアリーナ 駅」「メットライフドーム 駅」で検索。

  • 時間に余裕を持った移動が出来るかどうか。

→慣れない土地での移動、道に迷ったり乗る電車を間違えたりすると大惨事になりかねませんからね。時間の余裕は心の余裕にも繋がるのでとても大事。帰りは色々そうもいかない事がありますが、行きくらいは余裕を持った移動をお勧めしたいです。
あと開演直前に入場しようとすると入場にめっちゃ時間かかってが開演に間に合わない恐れがある。

  • 会場周辺、及び最寄り駅周辺に飲食店はあるか

SSAや横アリみたいに会場が駅の近くで周辺に飲食店が沢山ある、とかなら最高なのですが、そうもいかない事は多々あります。
ライブ前の腹拵え、ライブ後の同僚とのアフターで入れるお店がどれくらいあるか事前に確認しておくと吉です。

  • 会場周辺、及び最寄り駅周辺にコンビニはあるか

→ほぼ同上。幕張メッセイベントホールとかも意外とコンビニがない……あるにはあるけどあそこのデイリーヤマザキどちゃくそ混む……。
イベントホールでイベント中用の飲み物とか直前の腹拵えの軽食を調達したい場合は近くのイオンモールに足を運ぶ方が気持ち的に楽だったりします。スーパーで買えばコンビニより安いし。イベントホールからは徒歩10分程度です。海浜幕張駅幕張メッセイオンモールのルートでバスも走ってます。

  • 会場施設の駐車場が使えるかどうか

→車を使う人向け。車を使う人は流石に気を付けるとは思いますが念の為。

当日の服装・水分補給について

最近のアイマスライブは休憩がありません。休憩なしで2.5~4時間近いライブがMCは挟みつつも続きます。
SideMも例外ではなく、3rdライブ初日は4時間以上、他の公演は3時間半強の公演がいずれも休憩時間一切無しで敢行されました。最前席でもない限り座って見れるのは基本的にMCとアンコールの時だけです。
その上コールや振りが必要になる曲も多く、とにかく体力を使います。
プロミは恐らくライブ中心イベントではないので大丈夫……だと思います……が、私自身がfive-st@rで笑いすぎてめちゃめちゃ汗をかいた記憶があるのでやっぱり大丈夫ではない気がします。

水は多すぎると思うくらい持ち込んだ方がいい、と個人的には思います。汗もかくのでスポーツドリンクや麦茶も水と一緒に持って行くと良いでしょう。
そして汗をかくので、服装も極力動きやすい・熱がこもらないものがおすすめです。
汗を拭く用のタオルも現地の方は持っていると便利です。 春開催の4thは冬開催の1st~3rd前半より更に暑くなる事が予想されます。
冬に東北地方で開催の3rd仙台ですら初日にステージ側で演出として本物の炎が燃えてた為前方の席がめっちゃ暑くなったりとか、2日目はあまりに場内が暑くなってクライマックスで急に冷房が掛かり始めたとかありましたからね。

プロミが開催される3月は最近の首都圏だと気温がやや不安定なことが多く、更に会場の幕張メッセイベントホールは海沿いのため3月は体感気温少々寒めです。
厚着をする人も出て来ると思いますが、やはり会場内は暑いです。本番が始まればだいぶ暑くなります。体温調節にはくれぐれも気を付け、自分で体調管理することを心掛けましょう。
勿論、ライブ途中で体調を崩したら近くのスタッフさんに声を掛けたり自分で一度抜けて休憩する勇気も必要です。

アイマスイベント恒例の流れについて

そう言えば前回これについて書いてなくて、しまった!となったので書きます。
SideMはアイマスの1コンテンツであるため、他のアイマスコンテンツのイベント恒例の流れを組んでいます。
以下、代表的な物だけ紹介します。

提供読み上げ

ライブ開演前、場内が暗くなって協賛各社がモニターに映し出されます。
その時に提供各社の名前を皆で声を出して読み上げるのがお馴染みの流れです。
初日にロゴから社名が読めなくてちょっとぐだってしまうこともあるのはご愛嬌。だいたい2日目には何とかなってます。
2ndでの「yamanashi」、3rdの「日清食品」など、ライブ付近で特別なコラボをした所に対しては一際大きな歓声が上がります。

オレンジのおじさん

先日のニコ生で初めてちゃんと見た人もいるであろう、オレンジのポロシャツを着たおじさん。覚えてますか?
アイドルマスター総合P・坂上陽三氏、愛称を「ガミP」そして「変態おじさん」です。めちゃめちゃ偉い人です。
詳しくは1stと2ndのライブBlu-rayを見て欲しいのですが、ライブのアンコール前にこのおじさんが出て来ると客席のプロデューサー達が一斉にウルトラオレンジ(UO)を折ります。ドラスタ曲以外でのUO使用が敬遠されがちなSideM現場ですがこの時ばかりは躊躇い無く折ります。
そして一斉に「変態」コール。この変態コールは気が付いたら何故か揃う不思議なコールです。
何故こういう風習(?)が生まれたのかは調べれば分かるので割愛するとして。
坂上Pが出て来るとだいたい凄い発表があるという事は覚えておきましょう。

アイマスですよ、アイマス!」コール

ライブの最後の最後、その日のセンターのアイドル役の演者さんからの音頭に合わせて皆でやります。
基本的な流れはこんな感じ。

演者「これからも、アイマスですよ!」
皆「アイマスー!」

これを言うのは主に天道輝役の仲村宗悟さんですが、GREETING TOURや3rdの地方公演ではMCが公演毎に変わった為、仲村さんがいる公演であってもその日の公演でMCを務めたアイドル役の方がアイマスですよコールを担当しました。
プロミだと仲村さんか天ヶ瀬冬馬役の寺島拓篤さんが担当する事になるかと思われます。

アイマス最高!」コール

完全に演者さんが捌け切り、場内が明るくなると客席側から自発的にやるコールです。
基本的なリズムはこうです。

アイマス最高!」
パパンパパンパン(手拍子)
アイマス最高!」
パパンパパンパン
アイマス最高!」
パパンパパンパン
(拍手、歓声)

拍手が起こったらアイマス最高コールは終わって拍手、「お疲れ様でしたー!」などのあちこちから声が上がります。アイマス最高3、4回で1セットの印象。
これについては場内が完全に明るくなってからやる物なので、遠征勢などはこのコールが響く会場を小走りで後にせざるを得ない事もあります。
アイマス最高コールはコールというより終礼の挨拶みたいなもので、私はやらないと何となく落ち着かないので毎回最後に拍手が起きるまで席にいるようにしています。流石に遠征の帰りの新幹線の時間が迫ってる時はそうも言ってられませんでしたけどね。

ライブ中のスマホや携帯電話の電源について

絶 対 に 切 れ

もうアイマス現場以前に現場全般のマナーとして当たり前の事すぎていちいち書きたくはないのですが。
3rd幕張公演では演者さんの歌声をマイクが拾わない、演者さんのイヤモニが壊れるといったトラブルが何度かありました。
客席側数千人が持ち込む電波を発する電子機器の電波は、公演でスタッフさんや演者さんが使用する無線機器に悪影響を及ぼす恐れがあります。

スマホはミュートモードにしてるからオッケー、ではないのです。その機器が出す電波が公演の進行に悪影響を及ぼす恐れがあるから、電源を切ってほしいと、ライブでも舞台でも、ありとあらゆる現場で前説でお願いされるのです。
勿論公演中にスマホを触ったり鳴らしたりするなど以ての外です。

楽しいライブです。
楽しい非日常の時間です。
現実に引き戻す薄い板の電源は公演時間中くらい切ろう?な?



以上、SidedM現場について色々と書き綴って参りました。
今のところ4thの会場や公演規模がどうなるのか不明なため、一先ずプロミを第1に想定して第1版とさせて頂きました。
4thの会場や日程が公表されましたら随時書き足していきたいと思います。

正直当記事でアイマスレギュレーションについて解説している部分はほんの少しで、残りはほとんどあらゆる現場全般に言える話だったりします。
とは言え、誰かにとってお馴染みの現場は別の誰かにとって初めての現場。この記事がそんな初めての人の一助となるようでしたら幸いです。

SideMのライブは本当に楽しいです。ですが楽しむためにはきちんとレギュレーションやマナーを守ることも大事。
315のライブは演者さんや運営、ライブスタッフだけでなく、プロデューサーやファンのみんなで作りあげるものです。
最後の「アイマス最高!」を笑顔で言えるよう、ルールの範囲内で次のイベントもライブも、思い切り楽しんでいきましょう。