雨降ってなんとやら

雨降ってなんとやら

色んな話をします。

公式媒体のシナリオ改変が原因で体調崩した時の話

アニメや漫画ゲームといった、とにかく「自分以外の誰かが作成した創作物」全般が好きな人ならば、「自分の好きな作品がメディアミックスとして別媒体で展開される」という体験を一度はした事があるのではないかと思う。
アニメ化、漫画化、ゲーム化、小説版、劇場版、キャラソン、舞台化、実写映画化、などなど。近年は初めからメディアミックスプロジェクトとして複数媒体で展開されているコンテンツも多い。

それらのメディアミックス作品は原作の手をある程度以上離れた上で作成される。そしてそれらのメディアックス媒体作品には必ずと言っていい程「原作サイドの外部の人間の目」という、原作者は勿論、原作の鑑賞者とは決して同一ではないフィルターが反映される。
故に時として、「メディアミックス版との解釈違い」「メディアミックス版での設定・シナリオ改変」が起きる。

原作と全く違う展開のシナリオ。
舞台版・実写版の好きなキャラのビジュアルの再現度が微妙。
好きな作品のゲーム版が率直に言ってクソゲー
原作キャラのパーツだけ借りた美少女化。
映像化にあたっての性転換。
○○はそんな事言わない。
そのコラボキャラのスキル名の元ネタ原作じゃなくてコラ画像ですよね?原作ちゃんと調べてからコラボしてます?そのキャラのコラ画像元シーン出て来るの単行本4巻ですよ?調べるの簡単なはずですよね?原作ちゃんと読んでるんですか?

色々ある。まあ色々ある。自分とその周辺で起きた事例を思い出しただけでこれだけある。勿論これらは全て、作品を好きなファンによる個人の感想である。(一番下のやつは解釈違いとかそれ以前の問題だが)
ともかく、こういった「解釈違い」(あえてこう表記している)に対して原作ファンは自分の中でそれらと折り合いを付けたり、平行世界だから仕方ないという事にしたり、その媒体のいい所探しをしたり、その媒体は見なかった事にしたり、その媒体のアンチに回ったりする。
結果として原作だけ愛でていれば良い、という状態になる原作ファンもいる。だが時に、その原作すら自分に合わない物になっていく事がある。

前置きが長くなったがこの記事は、私の極めて個人的なそういう思い出話と、それから5年経った2018年12月にいい加減そのもやもやに決着を付けようとしての一人反省会である。
なお、そのコンテンツの具体的なタイトルは伏せるつもりでいる。伏せるのはタイトルだけなので、軽く調べればすぐ何のタイトルかは分かると思う。
ただ、今でもそのコンテンツを好きだったりこれから好きになる人がタイトル名で検索してこのお世辞にも愉快とはいえない記事に辿り着くのは嫌なので、作品名だけは伏せる事にした。

また、もう一つ断わっておきたいのだが、この記事はつい最近(2018年12月17日頃)Twitter上で起きた「公式との解釈違い」論争が原因で書かれたものでは無い。
私の極めて個人的な事情で、2018年のクリスマス前後を目処に公開しようと11月下旬から用意していた物である。
そもそも原作以外の公式媒体の大幅な設定改変とかシナリオ改変とか原作側が設定をあまりにコロコロ変えるとか、そういうのを解釈違いと呼ぶのはどうなんだと個人的に思っている所も無くはないのだが、それについてはこの記事の主旨からそれるので深くは語らない事にする。

1.5年前

さてまずは、私が5年前に好きだったゲームシリーズのアニメ版の放送期間中に原作ゲームが発売され、発売日に購入して1週間でメインシナリオをクリアして原作ゲームのシナリオの映像化をわくわくしながら待っていたら残り5話くらいまでは原作とほぼ同じシナリオだったのに残りひと月分の展開が原作ゲームのメッセージ性全く汲んでないし尺とか構成とかちゃんと計算出来てるのか怪しいシナリオになってて最終回放送日のクリスマスに死んだ目でクリスマスケーキを胃に押し込みその日からひと月ほど軽度の睡眠障害と食欲不振に苦しんだ話をしなくてはならない。今した。

正直当時の事を思い出すだけで未だに心身に支障を来すので、詳細は省きたい。今でもクリスマスの装飾を見るだけで当時を思い出してちょっと胃がきゅっとなる。 
何故そこまで打ちのめされてしまったかと言うと、原作ゲームのメッセージ性の部分に大きく関わる筈の私の好きなキャラの扱いが酷かった。それに尽きる。

そもそも私は基本的に「好きなコンテンツの公式が出してきた公式媒体はとりあえず受け入れとく」お花畑脳である。当時は今以上にその傾向が強かった。
公式が絶対。公式が出した物は全部受け入れるべき。そういうやつ。うん、考える事が若い。5年前だから実際若い。
そんな私に原作ゲームがまず「あなたの好きなキャラKは作中でbという役割を持ち、この作品に結果Aをもたらします」という解を与えてきた。
それは私にとって非常に喜ばしい解であったし、アニメでも当然それが描かれるのであろうとワクワクしていた。
それが描かれなかったし、Kが持つ役割bは完全に無視されて最終回に至ったのである。

え?アニメなのになんで原作と同じシナリオじゃないの?今までずっとアニメと原作が同じシナリオである事を心掛けていたんじゃないの?原作ゲームの会社って自コンテンツのアニメ化でそこを特に大事にしてたんじゃないの?そもそもベースのシナリオは今まで全く同じだったのに最後の最後で急にそこをピンポイントで変えたの?なんで?

正直シナリオ改変以外はめちゃめちゃ良かったのだそのアニメ。シナリオ以外は。キャラクターも、劇伴も、作画も、CGをフルに駆使したメカのバトルシーンも。それだけにどうすればいいの?という感じだった。シナリオ以外は全人類に見て欲しいレベル。ただシナリオ改変部分だけは私は受け入れられなかった。

そして「公式媒体なのに受け入れられない」という事態に心がバグって体の方に影響が出た。
最終回放送日の夜にずっと泣いていて2時間しか寝れなかったし、食事の量はその日からしばらく平時の3分の1程度しか食べられなくなった。睡眠は「2〜4時間しか寝られない」状態が1ヶ月、食欲不振は2、3ヶ月続いた。私の平均睡眠時間はおよそ7時間、可能なら9時間は寝たい。食事量はコンビニ弁当1つで1食が足りるレベル、と極めて普通である。それが急に睡眠時間は半分以下、食べる量は3分の1程度である。よく生きてたな。
勿論当時の体調は最悪だったのだが。
ただでさえカフェイン酔いしやすい体質なのに日中の異常な眠気(しかも昼寝しようとしても泣き出すので眠れない)を何とかするためにコーヒーを飲んでカフェイン酔いして慢性的な吐き気に苦しむ羽目になるし夜もカフェインが効きすぎてまともに眠れないという悪循環。ならカフェインをやめればよかったのかもしれないが、ぶどう糖でなんとかなるレベルではなかった。
更にその慢性的な睡眠不足・食欲不振がなんとか収まってもそれから1年くらい、月に1回25日が近付けば同様の症状が出るし何も無い時に急に涙が出て来る事も増えた。その頃はただの大学生で本当によかった。急に涙が込み上げて来るのは今でもたまにある。
たかがアニメに何をそんなに、と思うかもしれないが事実なので仕方ない。

そもそもそのコンテンツ、原作元のゲーム会社から既に見放されているのだろうという予感はあった。
アニメ放送中に開催された原作ゲーム会社の新作ゲーム・新情報発表会のイベントで発売日を控えていた筈のそのタイトルについての新情報は何もなし。それどころか発売告知すらなし。その2013年のイベントで発表された「完全新作」、まだ発売されてませんよね?
アニメ放送終了後に開催された東京アニメアワードフェスティバル第一回のアニメファン賞でそのタイトルのアニメ版はファン投票で一位を取った。当時のTAAFは純然たるファン同士の殴り合い。第一回開催という事もあって賞の知名度は低かった。それを活かしてファンは「この作品には根強いファンが付いている」という事をアピールするために一位をもぎ取った。だが結果発表時、それに対して原作ゲーム会社からも原作ゲーム会社の社長からもその事に対する言及は一切なかった。アニメ版公式アカウント?そんなものは無い。そして何故かそのトロフィーを受け取ったのは原作ゲーム会社の社長。なんで?そして円盤パッケージには「アニメファン賞第受賞!」とシンプルに描かれたかっこいいピカピカしたシールが貼られた。それだけ。それだけ……。この「かっこいいシール事件」は今でもちょっとしたトラウマとなっている。
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アニメファン賞については「所詮ファンの無料投票」という面もある。
だがこのアニメファン賞が、ファンの熱量を製作側に伝える大きな手段となっているのは確かなのだ。同年トップ10にランクインした某作品などは、アニメファン賞へのトップ10ランクインをきっかけにセルもレンタルも無かったのにTSUTAYA限定でレンタルDVDがリリースされた。

アニメ版に関わっていたスタッフや、ゲーム版にも関わっているキャストは個人のSNSで祝福してくれた。原作サイドからは何も祝福の言葉が無かった。なのにコンテンツの親ヅラしてトロフィーを受け取っている。いや生みの親なのは間違いないのだが、祝福の言葉すら無いのはどうなんだ。ほんの数文字SNSに投稿すれば済む話だろう。
同年のアニメファン賞で2位以下のトップ10入りした作品のアカウントがファンへの感謝の言葉をツイートしているのを見て正直すごく悔しかった。

原作サイドもそんな調子だったしその後他にも色々あって私はそのコンテンツからはもう足を洗っている。
その後そのコンテンツがどうなったのか風の噂レベルでは耳に入るがどうなったかとは興味を持たないようにしている。もう楽しむための趣味が原因で心身の調子を崩したくない。

一応強調しておきたいのだが、
・アニメ版のシナリオが終盤だけ原作と別物になった
・原作が原作サイドから見放されたような状況になった
の2点はほぼ別問題と私は考えている。
原作サイドが見放された掛けていたコンテンツが運悪くアニメ版のシナリオに恵まれなかったのだと。それが重なったから私は耐えられなくなったのだと。もしかしたら見放されていたからアニメ版のシナリオがあんな事になったのかもしれないが、その辺の大人の事情は自分が当時のファンであり元ファンと言えど外部の人間である以上は知る由もない。

勿論私とは異なるプラスな捉え方をして悲惨な思いをしていないファンはいるだろうし、マイナスな捉え方をしていてもついて行っているファンもいるだろう。
そういう人を馬鹿にする気は無い。むしろ強くて凄いと思う。私もそれくらい強く在りたかった。そうすれば今でも少しは素直にそのコンテンツを好きと言えたと思う。
他の人には耐えられても乗り越えられても当時の私には無理だった、と言うだけの話なのだ。

2.反省会

とは言え当時を思い出すうちに段々むかついてきて「私が何を反省しないといけないんだ?」と思い始めたが、一応反省したいポイントはいくつかあるのでここからは反省会。

  • ・コンテンツに過剰に期待した

まずコンテンツに過剰な期待を抱いたのがいけなかった。うん。まずそれが大きい。期待さえしなければ期待を裏切られて失望する事も無い。
ましてや相手はとっくに原作元から切られようとしてるんだろうなあというコンテンツだった。期待してはいけなかったのだ。
まあ今後の展開に期待せず金だけ払えと消費者に求めるのような振る舞いはどうかと思うが。コンテンツ企業として。
というか完結済みの1本のシナリオが用意されている原作を原作通りのシナリオでアニメ化する事を期待するのは別に罪でも何でもないというかむしろ割と当たり前の事だから期待以前の問題では?さてはこれ私が反省するべきポイントではないな?

  • Twitterから離れようとしなかった

メンタルをやられている時にSNSを見てはいけない。これは全てにおける鉄則である。増してやファンの間ですら賛否評価がいろんな部分で荒れたり荒れなかったりしたコンテンツである。
スマホを手放し緑地とか大きな公園にでも行って暖かい飲み物でも飲みながら穏やかに読書をして過ごしておけば良かったのだ。

  • ・病院に行かなかった

これは反省とか以上に本気で後悔している。
あの日心身がやられて、それが未だにぶり返す事がある。病院に行っておけばちょっとは今楽になったかもしれない、と思う。歳のせいもあるかもしれないがあれ以降自律神経とメンタル全般の調子が常に良くない。
まあアニメが原因で心身の調子を崩しました、とどこの病院に言えば良かったのかは未だに分からないのだが……。

  • ・好きな物を並行して沢山持っていなかった

当時本気で追い掛けていたほぼ唯一の好きなコンテンツがこんな事になったため、どこにも逃げ場がなかった。
今はどこで何が起きてもいいように4、5ジャンル並行して追い掛けている。あの出来事より前に追っていたコンテンツに再度ハマり直して楽しんだりもしているし、オタク系コンテンツ以外の趣味も持っている。好きな物を沢山持とうと決めたきっかけがマイナス過ぎるのは自分でも気になるが、好きな物が沢山あって良かったと思う事は多い。単純に人生が豊かになる。

  • ・そのコンテンツからさっさと離れなかった

これが一番の敗因だと思う。
ストレスを感じたらストレス源から離れるのが最善だって誰でも言う。そんなの誰でも分かる。
今ならそう好き勝手言える。
ただ、これだけは分かる。
それでもその時はそれが一番好きなコンテンツだったから離れるのは絶対無理にだったと思う。
それとそのコンテンツに対して、当時学生からすれば決して安くない額のお金を払っていたし、2011年に開始したシリーズ1作目からずっとハマっていたというのもあると思う。高校生までは貰っていたお小遣いや大学に入ってから始めたバイト代、趣味に使える分はほぼそのコンテンツに費やしていたと言っていいくらいだった。それに学生にとっての3年は長い。「こんなに時間とお金を使ったのだから離れたくない」という意識は多少なりともあった。

今にして思うと最初と最後のやつ以外は実践可能だったので、次にこう言う事故が起きたらこの経験は生かそうと思う。幸いここまで大きな事故にはこの5年でまだ遭遇していない。

だから、好きなコンテンツと自分の間で事故が起きたらSNSから離れてゆっくりするか、病院に行くか、別の好きなコンテンツに逃げ込むかするのが良いんじゃないかと私は思う。勿論人によって最前の対処法は変わるが、私の場合はその3択だ。
趣味のせいで事故って心身の調子を崩すくらいならまず自分を労わる方がずっといい。

3.最後に

最後に少し、この記事を書こうと思った理由の話をしたい。

この経験から5年経って、ようやく当時に対して心の整理が出来るようになった。
今まではずっと見て見ぬ振りをして凌いできたが、そろそろちゃんと言葉にして吐き出してすっきりして、当時の自分を成仏させるべきだと思ったのだ。平成も終わるし。「平成最後の」パワーは強い。

整理して向き合って長文をしたためて公開した所で自己満足にしかならないし、この記事で何か訴えたえてやろうという気もないのだが。
ただ、自分に起きた事をこうして書いて世間に公開すれば何かがすっきりするだろうと思った。長文にして公開してやろう、と思えた時点でもしかしたらある程度時間の流れが解決してくれたのかもしれない。
まあ未だに思い出すだけで胃はきゅっとなるしこれ書きながら何回かちょっと泣いたし吐き気にも襲われたのだが。真冬のクソ寒い自室とか帰宅ラッシュの電車内でこんな記事書くもんじゃない。

今では結局5年前のこの出来事は、自分とコンテンツの向き合い方を考え直させる切っ掛けとなった。
コンテンツに金と時間を掛けたからと言ってそのコンテンツが自分に応えてくれるとは限らないのだ。 
もしかしたら自分はそのコンテンツから見たら客ではないのかもしれないし、切り捨てて良しとされる層なのかもしれない。
メディアミックス媒体が原作の良さを殺しているように見える事もあるかもしれない。
そもそも自分が好きなそのコンテンツ自体が版元の会社からしたらもう切り捨てる対象なのかもしれない。

常に自分以外の誰かの決定に左右されていると言っても過言ではないのだから、オタク趣味は危ない橋の上を渡るような物だと思うし、その自覚は持っておいた方がいいのだろうな、と今は思っている。
頭とか胃とか心臓とか、色んな臓器を物理的に精神的に痛めながら追いかけたコンテンツだとしても、結局は自分以外の他人が作っている物だし、コンテンツ側もコンテンツを作る側もそれに対して責任を取ってくれない。
自分がそのコンテンツの全てを完全に理解する事など一生掛かっても出来る訳が無いし、そのコンテンツが自分に完全に応えてくれる事も、ある訳が無いのだ。
メディアミックスが盛んなコンテンツであれば何を摂取して何を摂取しないか自分で決めていいし、原作そのものが合わないなら自分の好きなタイミングで離れていい。
自分以外のファンがどう言うかとか、外野がどうだとか、流行ってる流行ってないとか、そんなのは些事だしどうでもいい事だ。
自分がそのコンテンツに抱く感情と自分自身をまず大事にする方がいい。
1度痛い目を見て、そんな当たり前の事にようやく気付いた。気付く事は出来たが心身のバランス崩しまくって今でも悪影響あるのは事実なので、やっぱり例のシナリオ改変と育児放棄した原作社の事は一生許さないでおこうと思う。

5年前のクリスマスにボロボロになった人間の、長い独り言は以上である。

最後に、せっかく読んでくれた人に少しでも益のある事をしたいので、ご飯が全然食べられなかった時に食べられた物・助けられた物を列記しておく。私の命はこれで繋がれたと言っても過言ではないかもしれない。
ありがとう食品開発してる人。
・チューブの生姜(蜂蜜と一緒に湯に溶かして飲むと美味い)
・へちま(適当に切って味噌と少量の水と一緒に煮込むとするする食べられて美味い)
ウィダーインゼリー(栄養取った気にはなれる。まず栄養取った気になって自己肯定感を得る事が大事だと思う)
・小さいチキンラーメン(3食100円のやつ)
・レトルトのお粥と梅干し
・携帯用の塩
セブンイレブンのねぎ塩豚カルビ弁当(私は食べる抗うつ剤と呼んでいる)
・一日分の鉄分のむヨーグルト
・ところてん
コンソメスープのJALのやつ(スーパーに箱で売ってる)
・豆腐(肉が食えない時でもタンパク質取れるし食べやすい)
・キレートレモン

こんな感じなのでいざと言う時参考にしてください。
それでは皆様良いお年を。

歳末書き残し記事棚卸し「実写版の推しが最高だった」

公開二日目に見に行って満足して帰ってきてTwitterでも絶賛したのにブログに感想書くの完っ全に忘れてました、実写版BLEACH
気が付いたら円盤発売されて手元に届いてた。
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という訳で今年中に書き残した記事をなんとか棚卸しして書こう、今年中は無理でもせめて平成の間に書こうと思い立ち、まず書くべきはこれだと思いました。

実写版BLEACHがめちゃめちゃ良かった、そして石田雨竜に実装された立体のガワがめちゃめちゃ良かった話です。
k-iruka417.hatenablog.com

この記事でも書いた話なんですけど、雨竜は舞台版にいないので実写版以前までは3次元の肉体・立体のガワが存在しませんでした。
当方BLEACHの最推し石田雨竜、なんならオタク人生最推最重レベルの推しも石田雨竜なので率直に言って実写版公開前までは胃が痛かったです。
いくら演じる人が吉沢亮さんという凄まじく顔の美しい方で体格が石田雨竜役として完璧と言えど、蓋を開けてみるまで何が起きているか分からないのが漫画の実写版の怖い所です。
ついでにこちらはありとあらゆるメディアに「石田雨竜」の文字が踊るのに慣れてない。インタビュー記事読む度に謎の動悸に襲われる。落ち着け、記事のメインはあくまで吉沢亮さんだ。仮面ライダーフォーゼ面白かったです。

で、見に行ったわけです。公開2日目に。
その時期は仕事や他のイベントがかなり忙しく、見に行けても1回だけだろうというレベルだったのですが、なんとか早めに見に行きました。

大好きな漫画の実写版である以上ちゃんと見届けなくてはならないという謎の使命感、舞台版にもいなかった推しを出してくれた映画に感謝の気持ちを込めて興行収入に貢献しようというこちらも使命感。

そして昼過ぎに終了の回を見終えて映画館から出た私は、大変満足しながら映画館近くの蕎麦屋で蕎麦を食べていました。
いやあ……良かった……ちゃんと原作読み込んでる人が作った映画だった……。
アクションやCGのレベルもかなり高かったけど脚本の原作再構成がちゃんとしてて本当に安心した……。それにキャストの演技がちゃんとそのキャラを捉えた演技で感服。特に浦原喜助役の田辺誠一さんに金一封送りたい。送れないからかっこいい犬スタンプ買いました。

そして吉沢亮さん演じる石田雨竜がまためちゃめちゃ良かったわけです。
原作ド初期の雨竜が纏っている何を考えているか分からない雰囲気ととんでもない分厚さの心の壁をきちんと演技で表現していましたし、いち原作ファンとして一護との共闘シーンは最高に胸が熱くなりました。円盤デジパック内側の件は本当にありがとうございました。

何よりも霊弓を構える姿があまりにも様になっていて、アクションもかっこよくて、「石田雨竜の肉体」として完璧で、「あっこれ……私がずっと見たかったのはこれ……私はこれを見るためにここまで生きていたのかとしれない……」と劇場で泣きました。
勿論そんな訳ないのにそう思わせるくらいに、吉沢さんの石田雨竜としての説得力は強かったです。
凄い……本当にめちゃめちゃかっこ良かった……霊弓のCG再現度の高さも立ち姿も完璧すぎるじゃないか……多分この世界線の雨竜は「弓の持ち方を間違えてると言われてもずっとこれで覚えて来たし」みたいな事言わないな……実際弓の持ち方世間一般の持ち方通りだし……原作最終巻まで弓の持ち方世間一般と逆なまま戦い抜いた原作雨竜も勿論最高だけど……。

そして実写版の雨竜の特筆すべき強さはやはり「国宝級に顔が美しい」事だと思うのです。
石田雨竜、そもそも原作中では容姿が世間からどう見られているかについてメガネを掛けていること以外の言及はほとんどありません。
雨竜と顔立ちがよく似ている父親の竜弦が高校時代に女子生徒から「カッコいい先輩」として憧れられていたという描写はあるので、多分雨竜の顔立ちも作中世界ではそれなり以上に整っている事になるのであろう、と推測出来る程度。
一応、贔屓目込みの読者目線で雨竜の顔は整っているとは思っていました。アイマスだったらクール・フェアリー・インテリの青一色、ポケモンだったらこおり/エスパーみたいな顔です。
それでも作中で誰かが言及してる訳でもないので、私は「作中世界での認識は知らぬが私は彼の事はめちゃめちゃ顔が良いと思ってる、作中世界ではそうでもないのかもしれないが」と思い続けておりました。

そこへ実写版が吉沢さんの演技でもって提示してきた「凄まじく顔の良い石田雨竜」の概念。
私の中でパラダイムシフトが起きました。

あ……彼、世間的に見ても顔が良いという認識で別に問題ないんだ……。
 
オタクは何故推しの顔がいい事を公式に認められると喜ぶのか。主語がでかい永遠の謎です。
そもそも吉沢さんの実写版の雨竜としての演技の完成度の高さが無ければ「凄まじく顔の良い石田雨竜」という概念に心囚われることは無かった。囚われてしまった……2018年にもなって雨竜の新しい一面を見出せてしまった……。

吉沢さんの雨竜を見ていると湧いてくる、私の推しを最高にカッコいい男として演じてくれて本当にありがとうございました、という思いと、吉沢さんの演じる雨竜をもっと見たい……一護に対してどんどん遠慮が無くなり時に可愛い面を見せるようになる雨竜を見たい……という我儘。
実写版の雨竜は本当にド初期の頃の彼がベースです。そこから彼にとって一護の傍らに在る事の意味がどんどん大きくなっていくのがまた熱くエモいのです。吉沢さんはそれを理解した上で実写版の雨竜を演じていたから最高なのですが、やっぱりこの先も見たいです。その先の先に行き着いた所にLINEスタンプになったあの台詞があるわけですから。

何はともあれ今回の実写版は本当に吉沢さんの雨竜が良かった。
10年来の人生最推しに素晴らしい演者さんが付いてくれて本当に良かった。
この記事で言いたいのはそれだけです。
新しい視点から雨竜を見る事が出来たのもあるし、雨竜の事をよく理解しているのをインタビュー等から感じる方が演じてくださったのが本当に嬉しい。
最近だと円盤特典映像のインタビューで一護を太陽に例えた上で雨竜を月と言っていましたが、はい……それです……ほんとそれ……。

最後にもう1つ。
映画最大の見せ場の1つ、駅前ロータリーのグランドフィッシャー戦の背景のバスの行先表示が原作で竜弦が院長を務めている「空座総合病院」になっていた小ネタ、石田家丸ごとのファンとしては満面の笑みにならざるを得ませんでした。アニオリで1度、原作で1度入院する羽目になり、両方とも脱走し(バウント篇のは別に脱走ではない)、隠し部屋で修行した事もある雨竜には非常に因縁ある場所ですからね。
そして実写版の雨竜、石田一族が滅びたという旨の話をしているけど、つまり竜弦は雨竜から一族にカウントされてないんだろうなあ……距離の遠さがある意味原作通りだなあ……と、勝手に背景まで想像出来てしまったのが良かったです。

取り留めのない感想になりましたが、いや本当に。
生きてて良かったし、雨竜を好きで良かったです。
生きてるといい事あるんだなあって思えました。
私の中では今年1番好きな映画で間違いないです。
素敵な映画をありがとうございました。

SideM現場についてのエトセトラ - 2019年プロミ・4thライブ編

皆さんこんにちは。
前回更新から大幅に時間を空けてしまいましたが生きております。
遂に発表されましたねSideM4thライブ!そしてまさかのプロミ開催!
という訳で、前回3rd用に執筆したSideM現場についてのエトセトラをまとめた記事の内容を最新版にアップデートした記事を執筆いたしました。
k-iruka417.hatenablog.com
内容は概ね前回と共通(一部などほぼコピペ)ですが、4th、そして3月開催のプロミに合わせて色々内容を変えたりしている所もあります。
初めて現場参戦予定の方は予習に、SidedM現場もアイマス現場も慣れてるよ!という方は復習に是非お役立てください。

それではまず、軽く留意していただきたいことから。
SideM現場は基本的に「アイドルマスター」シリーズの現場にあたるので、現場の雰囲気や暗黙の了解、レギュレーションなどはほとんどが765、シンデレラガールズ、ミリオンライブといった他の女の子アイドルが中心のアイマスと共通しています。客層も男性はかなり多いですし、年齢層も広め。まさに老若男女が集う現場です。
他の男性アイドル・女性向け現場とはかなり勝手が異なる部分があることを予め了承しておくと、スムーズに現場に馴染めるかと思います。

チケット入手、ライブビューイングについて

当たり前ですが、まずチケットを取らないと現地にはいけません。
公演やイベントの種類にもよりますが、SideMだと過去に

  • CD封入シリアル先行
  • ゲーム内先行
  • 公式チャンネル有料会員先行
  • 一般販売

などが実施されています。
基本的に一般のチケットは取れないものと思った方がいいので、とにかく先行でチケットを取ることを考えましょう。勿論転売から購入するのはNGです。そもそも最近は本人確認が厳しく、3rdでも全公演で本人確認が実施されました。
転売から購入したチケットは弾かれてまず入場出来ないと思ってください。

周年ライブの場合は基本的にCD先行が最速となり、販売店(主にアニメイト)によってはライブの先行シリアルだけでなくCDのリリイベのシリアルが付いてくる事もあるので、同じCDを複数買いするPが数多くいます。
なので、店によっては予約分で満了してしまい発売日当日に店頭にCDが出ないという事態も発生します。現に3rd幕張・仙台対象シリアル封入となった唯一のCD「Reason!!」は通常盤が発売日に店頭にほとんど出ないという事態が起きました。どうしても行きたいライブのシリアルが付いてくるCDは予約がマストです。
4thの場合ワートレ第5〜8弾CDくらいに先行シリアル封入になるのではないかと思います。
また、3rdやアニメイベントのfive-st@r partyはアニメの円盤に応募用シリアルが封入されていました。
プロミや4thの場合、ちょうど理由あってMiniのTVアニメが10月開始なこともあって、理由Miniの円盤やCDにシリアルが付いてくる事が予想されます。

また、どうしても現地に行けない、チケットが取れなかったという方には全国の映画館で実施されるライブビューイングがあります。
アイマスは最近だと周年ライブ・合同大型ライブは開催地に関係なく必ずライビュが実施され、上映館も多く用意されます。地域によって上映館数に偏りはありますが、SideM3rdは全公演が全都道府県でライビュが実施されました。
3rdだとライビュ会場の倍率が公演進む毎に上がったり、公演会場から遠い地域でのライビュチケが極端に入手困難になったりで急遽ライビュ会場が増えるという事もありました。

ただしプロミの場合は、ライビュ会場の規模が周年ライブより少々縮小してしまう恐れがあります。現にアニメイベントのfive-st@rのライビュ会場は全国で実施とはいえ上映館数が3rd各公演の3分の2程度でした。
少なくとも、プロミを開催した先達の765プロダクションはプロミにあたって全国でライビュを開催していますので、ライビュはほぼ確実にあると思われます。

事前物販、前日物販について

アイマスライブはまず事前通販から始まると言っても過言ではありません。事前通販は基本的にライブのチケットが確定する前に始まり、確定する前に終わるなんてこともあります。
後述の公式ペンライト単品やプロデュースバッジなど、当日の物販だと購入出来ない、あるいは始発組で売り切れるので入手困難になるようなグッズも数多いため、チケットの有無、現地ライビュに関わらずグッズが欲しい方は極力事前通販の利用をおすすめします。

また、メーカー製グッズの先行販売など、事前通販で購入出来ないグッズもあります。
3rdでは全国ツアーという事もあってか、ツアー会場でのみ購入可能のグッズも用意されていました。
当日の行動スケジュールや前日物販の利用など予め検討しておいた方がライブ当日スムーズに行動できるでしょう。

なお、パンフレットなどの一部グッズはライブビューイング会場でも販売されます。

ペンライトについて

恐らくアイマスライブの他のアニメ系現場との一番の違いだと思われます。
アイマスライブは毎回、ペンライトについての詳しいレギュレーションを公開しています。
以下、参考までに3rdのレギュレーションとなります。

過去のイベントで、お客様のものと見られるコンサートライトにより、実際に機材が破損した例がございました。
大型コンサートライトやレーザーポインター等、周りのお客様のご迷惑になる物もございましたので、ケミカルライトを含むコンサートライトのサイズ・仕様の規制をさせていただきます。
全てのお客様にライブを快適にお楽しみいただくために、ご理解、ご協力をお願いいたします。
以下を除く電池式コンサートライトの使用は、周りのお客様へのご迷惑や怪我、トラブルの原因となりますので禁止させていただきます。

[ご使用可能なコンサートライト]
アイドルマスター SideM 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
THE IDOLM@STER × TOWER RECORDS LED式ペンライト 星井美希タワー限定ver. (正規許諾品、ボタン電池使用・緑色)
・7周年ライブ 公式うちわ&サインライト (LED式、ボタン電池使用・ピンク色)
アイドルマスター 公式サインライト(Ver.2含む、LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター シンデレラガールズ 公式サインライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター ミリオンライブ! 公式サインライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター シンデレラガールズ 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
アイドルマスター ミリオンライブ! 公式コンサートライト(LED式、ボタン電池使用)
・市販のLED式コンサートライト(ボタン電池使用、25cm未満のものに限る)
・市販のケミカルライト(25㎝未満のものに限る)

[ご使用いただけないコンサートライト]
THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS First Time in TAIWAN公式コンサートライト
・電池式・非電池式を問わず、25㎝以上のコンサートライト
ボタン電池以外の電池式のコンサートライト(25cm未満のものも含む)
・極端に明るさを上げる・点滅させる・複数のコンサートライトを組合わせるなど、市販時の形状や性能を改造したコンサートライト
・市販品ではなく、パーツをくみ上げて自作したコンサートライト
・その他、スタッフが不適切と判断したコンサートライト

引用元:
ATTENTION|THE IDOLM@STER SideM 3rd STAGE | Lantis web site


初めにお断りしておきますが、上記のペンライトのレギュレーションは基本的に現地にのみ適用されます。ライブビューイング会場には適用されません。
さて、このレギュレーションがさり気ない初心者殺しでして、何が問題かというとアイマス現場ではキンブレが使えません
具体的には「ボタン電池以外の電池式のコンサートライト」の部分がアウトです。
他のアニメ系現場ではキンブレが一種のスタンダードとなっていますが、アイマスでは駄目です。アイマスで駄目なので当然SideM現場でも駄目です。
とは言え最近になってキンブレもボタン電池式のモデルが出たので、キンブレでもボタン電池式なら可という事になります。とはいえキンブレと言ったら乾電池式の方をイメージする人の方がまだ多いのかもしれませんが。

何はともあれ、乾電池式ペンライトしか持っていない人は公式レギュレーションに沿ったペンライトを新しく調達するしかないわけです。では何を買えばいいのか、というのはアイマス現場の先人Pの知恵が脈々「アイマス現場に最適のペンライト」を語り継いでいます。
アイマスPご用達ペンライトは、だいたい以下の4種が該当します。

公式ペンライト


事前通販や当日物販で販売されているやつです。SideMは1ユニット1本、他のアイマスは1アイドル1本。1本1100円と少々お値段は張りますが、担当アイドルの色が正確に出せる・フィルムの印刷がユニット・アイドル毎の特別仕様といった特別感があるので、担当アイドル・好きなアイドルの分くらいは買っておくと良いと思います。
また、1種1本ずつ買えるのは事前通販のみで、当日物販では複数種まとめての販売しかされない上にだいたい真っ先に売り切れます。購入したい場合は事前通販の使用を強く強くおすすめします。
他に特筆すべきポイントとして、複数本まとめて持つことを前提にグリップが設計されているので複数本持ちやすいです。全体曲で持ってるペンラありったけ出す時やペンラ芸に楽です。グリップは2種類付属しており、公式ペンラだとバルログしやすいファイターグリップが予め付いています。
LR44のボタン電池3個を使用。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

ミックスペンラpro


アイマスPご用達のボタン電池式多色LEDペンライト。
現在発売されている最新モデルは24色発光、カラー発光順カスタマイズ機能完備、更に24色モードとカスタムモードの切り替えも簡単に可能と非常に使い勝手がいいので1本持っておいて損はありません。
個人的にキンブレより軽いので扱いやすい。腕力筋力に自信がない人はキンブレからこれに乗り換えるとライブや応援上映の後で腕にダメージが残りにくくなります。実体験です。
色のカスタム性はボタン電池式ペンライトでは随一。他のボタン電池式ペンライトも店頭で触って比較したことがありますが、発色の良さと発光色の多さはミックスペンラが頭一つ抜けている印象がありました。他の現場に持ち込むにしてもこれ1本あれば必要な色はだいたい出せるので困りません。
ただしSideMでいうTHE 虎牙道の黒やLegendersのブルーグレーはLEDで出せる色ではないのでご注意を。(ミックスペンラで出せない色については後述します)
LR44のボタン電池6個を使用します。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

キングブレードiLite


公式ペンライトの元になっている単色ペンライトです。規格が全く同じなので、公式ペンライトと一緒に持ちやすいです。
画像にある私が所持している物以外の色も発売されており、必要最低限の色はほぼカバー出来るのですが、特筆しておきたいのは黒があるところ。他の現場でも公式カラーが黒やグレーの人を応援するのに大変役立ちました。
公式ペンライトの6割ほどの値段で買えるので、担当カラーのペンライトをたくさん手に持ちたいけどお金が……という方は一考の価値有り。
LR44のボタン電池3個を使用。新しい電池でライブ1公演分は保ちます。

ケミカルライト


パキッと折ると薬品の化学反応で光るやつです。
私は正直ケミカルライトにはあまり詳しくないので、詳しい種類などは調べていただければと思います。先達のケミカルライト・ペンライト研究の記事がたくさんヒットすると思います。
長所は安いところと、瞬間的な光量がボタン電池のペンラより強いところ。
短所は長くても1公演分、短いと2分程度しか保たない使い捨てなところ。
現場はこの1回限りの予定という人はケミカルライトを必要なカラー分だけ買う方が安く上がりますが、そうでない人の方がたぶん多いです。
担当が歌う一曲の間だけでも担当のカラーを強く主張したいという人は無理に電池式ペンラをたくさん買うよりケミカルライトを使ったほうが良い場合があります。色の種類も意外と沢山あります。
ちなみにケミカルライトを安くまとめ買いしたい方は、ペンライト・アイドルブロマイド専門店「でらなんなん」の店舗で年末年始や大型イベント近辺に行われるセールやケミカルライトの大手メーカーである「ルミカ」のネット通販などで安く箱買い出来ます。

ケミカルライトの使用後の処分は行政の分別ルールに従うようにしましょう。ライブ会場だとだいたいケミカルライト専用のごみ箱が用意されているので、そちらで捨てることが出来ます。
また、ケミカルライトは会場によってはアイマス側のレギュレーションとは別で、会場側の都合で使用禁止の場所があります。
具体的には、シンデレラ5thやSideM3rdの仙台公演が実施されたゼビオアリーナ仙台です。
こういった会場では事前に分かるようであればケミカルライトの使用は控えましょう。(とはいえSideM3rdの時は会場に着いてから始めて分かったパターンだったんですけどこの会場の場合……)

ペンライトを複数本持ち込む方はペンライト用のポーチを購入することをおすすめします。
ペンラポーチは自作するプロデューサーも多くいます。
ペンラポーチは商品によってサイズ感がかなり異なるので、特にネット通販で購入する場合はポーチのサイズを確認してから購入するように気を付けましょう。

ある程度までの本数なら百均で売っているようなペットボトルホルダーでも代用可能です(ダイソーのペットボトルホルダーだと公式ペンラが最大8本入りました)

ペンライトの色について

先の項目の続きになります。
SideMではユニットカラーが公式に設定されており、ペンライトもユニット単位で販売されているのでほとんどの人がユニット曲ではそのユニットの色のペンライトを振ります。
ユニットカラーは公式ペンライトの色や、Mobageのゲーム内で確認する事が出来ます。
なお、神速一魂とTHE 虎牙道の場合はライブ映像を見ればすぐ分かるのですが、ユニットカラーだけでなく個人カラーも一緒に振るのが定番化しています。

ソロ曲の場合、ユニットカラーと個人カラーのどちらか、もしくは両方を振ります。
個人カラーは3rdのグッズのプロデューサーバッジで確認可能です。4thでもプロデューサーバッジは販売されると思われますが、まだデザインが出ていないので個人カラーが使用されるかどうかは不明。
また、CDシリーズのジャケット裏でも確認可能ですが、途中で個人カラーの設定が変更になったアイドルもいるため、なるべく新しいCDシリーズ(今であれば3rdアニバやワートレ)を基準にするようにしてください。

普通のペンライトで出せない色は、他の色で代用することになります。虎牙道はメンバーカラーの青・赤・黄色/黄みの強いオレンジ、Legendersは青やミックスペンラのアイスブルーで代用している人が多いです。

また、ユニットカラー・個人カラー以外にも色が必要になることもあります。
アイマスライブで一種の名物となっている「ペンラ芸」です。ペンラ芸とは簡単、歌詞や自分が座っている位置に合わせてペンライトの色を変えるだけ。
SideMだと以下のペンラ芸はやっている人が多い印象です。

  • 「スマイル・エンゲージ」のCメロのみのりソロ部分に合わせピンク色のペンライトを光らせる
  • 全体曲「Beyond The Dream」の2番Aメロ「Red」「Blue」「Yellow」に合わせペンライトの色を持ち替える
  • 「With…STORY」でF-LAGSメンバーの合図に合わせて客席全体でトリコロールを作る(こちらのCM集の3:27~で確認できます)

https://www.youtube.com/watch?v=IXBugDZA7Bk
 ただしこちらは演者さんからの合図があった時限定の実施となります。仙台二日目でWith…STORYの披露はありましたがトリコロールまではやりませんでした。

  • AFTER THE RAIN」の落ちサビ手前あたり(タイミングは人による?)から持ってる単色ペンラをありったけ出してサイリウムの虹をかける。

 
ペンラ芸は決して強制されるものではありませんが、SideMに限らずアイマスライブは「ライブはアイドルとプロデューサーとファンが一体になって作り上げるもの」という意識が強いため、アイドルが見る景色を最高のものにするために、またアイドルのステージをより輝かせるためにペンラ芸が発達しているように見えます。

ボタン電池について

アイマスライブでペンラを使うなら重要になるやつです。
ボタン電池式ペンラは基本的にどのペンラも1公演につき1回替えた分しか保たないので、複数公演参戦する場合はまとめ買い必須となります。
ボタン電池は家電量販店でも購入可能ですが、ライブ1回切りですぐ交換する使い捨てならあまり電池そのものの品質を求める必要はありません。私が御用達にしているのはネット通販での箱買いです。

LR44 200個(20シート)1BOX

LR44 200個(20シート)1BOX

こちらのSUNCOMのボタン電池は1シート100円以下という安価で大量に購入できるため、ライブによく行く人にはおすすめです。現にこれを使用しているプロデューサーは多いです。

秋葉原の電気街でも同様の値段で買えることがありますが、通販を使う人が圧倒的に多いかと思います。ボタン電池の調達はお早めに。
ボタン電池を持ち歩く場合は、安全を考えてシートに入れたままで持ち歩くようにしましょう。

また、ボタン電池を処分する際はセロハンテープで絶縁した上で近くのホームセンター等に設置されているボタン電池回収ボックスに入れましょう。店頭に出ていなくても店員さんに声を掛ければ普通に回収してくれます。
参考→http://www.botankaishu.jp/m/top.php

タオルや旗について

前説の注意事項で山村くんが言うアレ、「タオル」「旗」。
曲によって人によって、ペンライト以外にも振ることになるのがタオルと旗です。

「タオル」とは、他のライブでもよくあるように、SideMにも曲中の振り付けでタオルを振り客席側もタオルを振る曲があります。
SideMだと現在以下の2曲が該当します。

  • Joker×オールマイティ(High×Joker)
  • HANAMARU LIFE(兜大吾ソロ曲)

タオルの振り方はステージを見て演者さんのダンスを真似すれば問題ありません。

「旗」は、F-LAGS専用応援アイテムの公式グッズ「F-LAGSの応援フラッグ」です。2ndで最初に販売され、3rdで再販されました。
基本的に旗Pが旗曲で振りますが、「夢色VOYAGER」は特に振っている人が多いイメージ。
4thで再販されるかどうかは不明ですが、会場物販だとペンライトに次ぐスピードで売り切れるアイテムのため、再販されるようであれば事前物販で購入することをお勧めします。

プロデューサー名刺について


アイマス現場独特の文化として、「プロデューサー同士の名刺交換」があります。
自分の担当アイドルの魅力をアピールするためにプロデューサーが名刺を持ち寄り交換・交流する場面が、ライブ当日の会場前や会場内で多く見られます。
名刺のデザインは凝った物からシンプルな物まで。
立っているだけで名刺交換のために声を掛けられる事もあるため、名刺は「ちょっと多すぎるかな?」と思うくらい持って行った方が良いと思います。
名刺はなくてはならない物ではないですが、あった方が当日隣の席になったプロデューサーさんと挨拶がスムーズに出来ます。また、自分のアイドルを他のアイドルを担当しているプロデューサーに強く印象付ける事も出来ます。
名刺の作り方は、少し調べれば先達のPさん方の記事がたくさん出て来ます。自宅にプリンターがなくても、フリーのソフトや(有料ですが)マイクソロフトオフィス系ソフトを使ってコンビニのコピー機で印刷するだけでも作れたりするので、作ってみたい方は是非作ってみてください。
また、Mobageのゲーム内には名刺を作成し画像でダウンロードする機能が実装されているので、そちらを使ってみるのも手です。
ちなみに私はGIMPPowerPointでデザインした名刺をコンビニコピー機の写真プリントで刷ってカッターで切り抜いたり、自宅のプリンターでDAISOの名刺用紙に印刷するなどして作成しています。DAISOの名刺用紙めっちゃ便利なのでおすすめです。

コールについて

SideMライブ、いえ、SideMのみならずアイマスライブの大きな特徴であるコールについて。
他の女性向け現場だとそもそもアイマス現場とコールの定義や示す範囲が少し違う印象があります。私は女性向け現場に詳しくないのであれですが。
アイマス現場のコールがどんなものかは公式が公開している過去のライブ映像を見ていただければ早いかと思います。

THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015 Live Blu-ray ダイジェスト映像【第3弾】


THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~ LIVE Blu-ray Side MAKUHARI ダイジェスト映像

アイマス現場は基本的にコール推奨です。演者さん側もかなりコールを煽って来ます。ただしどんなコールをしても良いというわけではありません。
以下、先ほど同様にSideM3rd公式サイトからの引用になります。

☆公演中の応援行為について

本公演につきまして、お客様一人ひとりに安心してご観覧いただくため、
また、お客様の安全ならびに公演環境の悪化防止のため、以下の注意事項をご確認の上、お客様のご理解・ご協力をお願いいたします。
これらの事項をお守りいただけない方につきましては、 退場処分を含む厳しい措置を取らせていただくこともございます。予めご了承ください。

・入場時に手荷物検査を実施させていただきます。
・ご自分の席を離れてステージに向かって駆け出す、通路をふさぐ、前に押し寄せるなどの行為は、事故や怪我に繋がるだけでなく、周りのお客様に迷惑がかかりますので禁止させていただきます。絶対におやめください。
また周りのお客様のご迷惑となるような大声・奇声、公演の妨げとなる大きな音を鳴らす等の行為、両手を左右に激しく振る、腕を振り回す、上半身を反らすなどの過激な応援行為、過度なジャンプ行為も禁止させていただきます。
・公演中の席の移動ならびに定められたエリアからの移動はできません。そのような行為を発見した場合は、スタッフより注意させていただきます。 お客様同士の席の交換・ご移動は認められません。必ずご自身のお席でご観覧ください。
・うちわ・応援ボードを使用される際は、ご自分の胸の高さより上に掲げて使用することは、お控え頂けますように御願い致します。
・上記のほか、会場内ではスタッフの指示に従っていただけますようお願いいたします。
・スタッフの指示に従っていただけない場合は退場処分とさせていただくこともございます。その際のチケット代金の払い戻しは一切いたしかねます。あらかじめご了承ください。

アイマス現場は曲の雰囲気を邪魔しない程度でのコールの統率度が重視される傾向にあり、MIX、ガチ恋口上、イエッタイガーなどはこの規約を読めば分かる通り当然御法度扱いです。オタ芸の類は全てのアイマスライブで公式に禁止されています。
とは言えSideMの場合、基本的なコールは披露されそうな曲を聞き込みつつ、当日は場の空気を読んでおけば大丈夫です。心配な方は過去のライブ映像である程度予習しておけば問題ありません。
正式にJASRACの許諾を得て運営されているアイマスオンラインコールガイドというサイトもありますので、軽くでも覗いておくと当日コールで慌てずに済みます。
アイドルマスター オンラインコールガイド

また、ライブが近くなるとキャストの方から「ここは一緒に歌って欲しい」と言われる事もあるので、公式ラジオ「315プロNight!」は聞いておくと吉です。

とは言っても「コールが苦手」という方にはライブ用耳栓をおすすめします。

こちらのライブ用耳栓は、ライブで用いられるスピーカーの莫大な音量から耳を守るための耳栓で、音圧をシャットアウトしつつライブの音楽はしっかり聞こえるようにしてくれます。また、スピーカー越しでない音声は近くの人の声以外あまり聞こえなくなる事もあり、コールがあまり聞こえなくなります。これをメリットと取るかデメリットと取るかは人によります。
私の場合耳のために必要な時はライブ用耳栓を着用するのですがコールは聞きたいしやりたい派なので痛し痒しと言うところです。

ライブ用耳栓はAmazonで2000円程度で販売されているので、コールが苦手ではない方も、耳のための保健と思って一つ持っておくといざという時に重宝します。
ライブ用耳栓は楽器店に置いてあることもある(島村楽器ならほぼ確実にある)ので、当日忘れた人は現地調達するため覚えておいて損はないと思います。私は3rd幕張初日当日にライブ用耳栓忘れて慌てて近くのイオンモール島村楽器で現地調達しました。

うちわについて

女性向け現場で使用する人が多い応援用のうちわ。SideMも女性Pが多いため自作のものや公式グッズのうちわを使用する人は多いです。
うちわについても公式ペンラ同様ある程度のルールが決まっており、先ほどの「コールについて」で引用した部分で触れられています。とは言え特殊なものではないので、常識の範囲内で、周りの人の迷惑にならないよう使えば大丈夫でしょう。

宿泊・交通機関について

これはアイマスに限らずどの現場にも言えることですが、始発での物販狙いや遠征をする人が多くいるライブで自分も遠征してそのライブに参戦する場合、宿の確保は重要になります。
だいたいのライブは土日開催なので、ライブ直前に予約しようとしてもホテルはどこも満室の可能性もあります。3rd仙台の場合同日に関ジャニのライブ開催、国立大入試日程と重なり宿の確保に苦労したと言う話も聞きます。私も苦労しました。
また、飛行機などの遠距離の交通機関も直前に予約しようとしても安い便や乗ろうとしていた便は満席、という事もあるのでご注意を。
便や部屋はチケットが確定する前から早い内に確保しておくに越したことはありません。ただしキャンセル料がいつから発生するかはしっかり確認しておきましょう。

以下、仙台公演で宿泊込みの遠征をした時の私の実体験から来る覚え書きなので参考までにどうぞ。

  • CD先行でまず一日目が当選、その後同行者がゲーム内先行で二日目当選。同日に仙台で関ジャニのライブ、更に国立大入試日程でもあった為か、両日チケットが確定した段階で付近のホテルはほぼ満室。一日目だけ仙台滞在して夜行バスで帰って二日目は地元でライビュで決定のつもりだったので流石に死ぬほど焦る。(二日目現地を諦めるつもりはなかった)
  • とにかくありったけのホテル予約サイト・アプリに登録。トリップアドバイザーとかトリバゴとか楽天トラベルとかとにかく色々。多分7つくらいは登録した。
  • 最終的に運良く仙台駅周辺の予算内のホテルの空室を発見・予約出来たのは、海外の旅行代理店がやってるアプリ。そのせいで予約メールが全文英語だった。
  • 結論:あの時はたまたま運が良かったけどとりあえず早めに動こう

プロミが開催される3月は世間的には春休みのため、幕張周辺だけでなく首都圏の手頃な値段のホテルが全滅する可能性が高いです。
更に立地的な問題も挙げると、会場の幕張メッセイベントホールの最寄り駅・海浜幕張駅から京葉線武蔵野線でほんの数駅のところに東京ディズニーリゾート最寄り駅の舞浜駅があります。

4th開催時期と予想される4〜5月は、ゴールデンウィークに被り更に開催場所が観光地付近だったりしたら大変なことになるかと思われます。
どこになるんでしょうね4th会場……キャパ的にそろそろ横アリか武道館くらいになるかなとは思いますが……。駅から近い会場がいいな……

また、遠征勢だけでなく来場する人全員に気にしておいて欲しい事をざっとまとめてみました。

→目安ですが首都圏エリアであれば往復交通費+1000円くらいは入れておくと万が一電車が止まっても迂回ルートを問題なく使えます。あとライブ終了後の駅の券売機はめっさ混むから帰る時にチャージとか考えない方がいい。

  • 会場最寄り駅から会場まで何事もなく行き来できるかどうか。

→近くにある施設の規模の割に駅が異常に小さいとか、夜になると無人駅になるとか、会場から駅までやたら遠いとか。詳しくは「エコパアリーナ 駅」「メットライフドーム 駅」で検索。

  • 時間に余裕を持った移動が出来るかどうか。

→慣れない土地での移動、道に迷ったり乗る電車を間違えたりすると大惨事になりかねませんからね。時間の余裕は心の余裕にも繋がるのでとても大事。帰りは色々そうもいかない事がありますが、行きくらいは余裕を持った移動をお勧めしたいです。
あと開演直前に入場しようとすると入場にめっちゃ時間かかってが開演に間に合わない恐れがある。

  • 会場周辺、及び最寄り駅周辺に飲食店はあるか

SSAや横アリみたいに会場が駅の近くで周辺に飲食店が沢山ある、とかなら最高なのですが、そうもいかない事は多々あります。
ライブ前の腹拵え、ライブ後の同僚とのアフターで入れるお店がどれくらいあるか事前に確認しておくと吉です。

  • 会場周辺、及び最寄り駅周辺にコンビニはあるか

→ほぼ同上。幕張メッセイベントホールとかも意外とコンビニがない……あるにはあるけどあそこのデイリーヤマザキどちゃくそ混む……。
イベントホールでイベント中用の飲み物とか直前の腹拵えの軽食を調達したい場合は近くのイオンモールに足を運ぶ方が気持ち的に楽だったりします。スーパーで買えばコンビニより安いし。イベントホールからは徒歩10分程度です。海浜幕張駅幕張メッセイオンモールのルートでバスも走ってます。

  • 会場施設の駐車場が使えるかどうか

→車を使う人向け。車を使う人は流石に気を付けるとは思いますが念の為。

当日の服装・水分補給について

最近のアイマスライブは休憩がありません。休憩なしで2.5~4時間近いライブがMCは挟みつつも続きます。
SideMも例外ではなく、3rdライブ初日は4時間以上、他の公演は3時間半強の公演がいずれも休憩時間一切無しで敢行されました。最前席でもない限り座って見れるのは基本的にMCとアンコールの時だけです。
その上コールや振りが必要になる曲も多く、とにかく体力を使います。
プロミは恐らくライブ中心イベントではないので大丈夫……だと思います……が、私自身がfive-st@rで笑いすぎてめちゃめちゃ汗をかいた記憶があるのでやっぱり大丈夫ではない気がします。

水は多すぎると思うくらい持ち込んだ方がいい、と個人的には思います。汗もかくのでスポーツドリンクや麦茶も水と一緒に持って行くと良いでしょう。
そして汗をかくので、服装も極力動きやすい・熱がこもらないものがおすすめです。
汗を拭く用のタオルも現地の方は持っていると便利です。 春開催の4thは冬開催の1st~3rd前半より更に暑くなる事が予想されます。
冬に東北地方で開催の3rd仙台ですら初日にステージ側で演出として本物の炎が燃えてた為前方の席がめっちゃ暑くなったりとか、2日目はあまりに場内が暑くなってクライマックスで急に冷房が掛かり始めたとかありましたからね。

プロミが開催される3月は最近の首都圏だと気温がやや不安定なことが多く、更に会場の幕張メッセイベントホールは海沿いのため3月は体感気温少々寒めです。
厚着をする人も出て来ると思いますが、やはり会場内は暑いです。本番が始まればだいぶ暑くなります。体温調節にはくれぐれも気を付け、自分で体調管理することを心掛けましょう。
勿論、ライブ途中で体調を崩したら近くのスタッフさんに声を掛けたり自分で一度抜けて休憩する勇気も必要です。

アイマスイベント恒例の流れについて

そう言えば前回これについて書いてなくて、しまった!となったので書きます。
SideMはアイマスの1コンテンツであるため、他のアイマスコンテンツのイベント恒例の流れを組んでいます。
以下、代表的な物だけ紹介します。

提供読み上げ

ライブ開演前、場内が暗くなって協賛各社がモニターに映し出されます。
その時に提供各社の名前を皆で声を出して読み上げるのがお馴染みの流れです。
初日にロゴから社名が読めなくてちょっとぐだってしまうこともあるのはご愛嬌。だいたい2日目には何とかなってます。
2ndでの「yamanashi」、3rdの「日清食品」など、ライブ付近で特別なコラボをした所に対しては一際大きな歓声が上がります。

オレンジのおじさん

先日のニコ生で初めてちゃんと見た人もいるであろう、オレンジのポロシャツを着たおじさん。覚えてますか?
アイドルマスター総合P・坂上陽三氏、愛称を「ガミP」そして「変態おじさん」です。めちゃめちゃ偉い人です。
詳しくは1stと2ndのライブBlu-rayを見て欲しいのですが、ライブのアンコール前にこのおじさんが出て来ると客席のプロデューサー達が一斉にウルトラオレンジ(UO)を折ります。ドラスタ曲以外でのUO使用が敬遠されがちなSideM現場ですがこの時ばかりは躊躇い無く折ります。
そして一斉に「変態」コール。この変態コールは気が付いたら何故か揃う不思議なコールです。
何故こういう風習(?)が生まれたのかは調べれば分かるので割愛するとして。
坂上Pが出て来るとだいたい凄い発表があるという事は覚えておきましょう。

アイマスですよ、アイマス!」コール

ライブの最後の最後、その日のセンターのアイドル役の演者さんからの音頭に合わせて皆でやります。
基本的な流れはこんな感じ。

演者「これからも、アイマスですよ!」
皆「アイマスー!」

これを言うのは主に天道輝役の仲村宗悟さんですが、GREETING TOURや3rdの地方公演ではMCが公演毎に変わった為、仲村さんがいる公演であってもその日の公演でMCを務めたアイドル役の方がアイマスですよコールを担当しました。
プロミだと仲村さんか天ヶ瀬冬馬役の寺島拓篤さんが担当する事になるかと思われます。

アイマス最高!」コール

完全に演者さんが捌け切り、場内が明るくなると客席側から自発的にやるコールです。
基本的なリズムはこうです。

アイマス最高!」
パパンパパンパン(手拍子)
アイマス最高!」
パパンパパンパン
アイマス最高!」
パパンパパンパン
(拍手、歓声)

拍手が起こったらアイマス最高コールは終わって拍手、「お疲れ様でしたー!」などのあちこちから声が上がります。アイマス最高3、4回で1セットの印象。
これについては場内が完全に明るくなってからやる物なので、遠征勢などはこのコールが響く会場を小走りで後にせざるを得ない事もあります。
アイマス最高コールはコールというより終礼の挨拶みたいなもので、私はやらないと何となく落ち着かないので毎回最後に拍手が起きるまで席にいるようにしています。流石に遠征の帰りの新幹線の時間が迫ってる時はそうも言ってられませんでしたけどね。

ライブ中のスマホや携帯電話の電源について

絶 対 に 切 れ

もうアイマス現場以前に現場全般のマナーとして当たり前の事すぎていちいち書きたくはないのですが。
3rd幕張公演では演者さんの歌声をマイクが拾わない、演者さんのイヤモニが壊れるといったトラブルが何度かありました。
客席側数千人が持ち込む電波を発する電子機器の電波は、公演でスタッフさんや演者さんが使用する無線機器に悪影響を及ぼす恐れがあります。

スマホはミュートモードにしてるからオッケー、ではないのです。その機器が出す電波が公演の進行に悪影響を及ぼす恐れがあるから、電源を切ってほしいと、ライブでも舞台でも、ありとあらゆる現場で前説でお願いされるのです。
勿論公演中にスマホを触ったり鳴らしたりするなど以ての外です。

楽しいライブです。
楽しい非日常の時間です。
現実に引き戻す薄い板の電源は公演時間中くらい切ろう?な?



以上、SidedM現場について色々と書き綴って参りました。
今のところ4thの会場や公演規模がどうなるのか不明なため、一先ずプロミを第1に想定して第1版とさせて頂きました。
4thの会場や日程が公表されましたら随時書き足していきたいと思います。

正直当記事でアイマスレギュレーションについて解説している部分はほんの少しで、残りはほとんどあらゆる現場全般に言える話だったりします。
とは言え、誰かにとってお馴染みの現場は別の誰かにとって初めての現場。この記事がそんな初めての人の一助となるようでしたら幸いです。

SideMのライブは本当に楽しいです。ですが楽しむためにはきちんとレギュレーションやマナーを守ることも大事。
315のライブは演者さんや運営、ライブスタッフだけでなく、プロデューサーやファンのみんなで作りあげるものです。
最後の「アイマス最高!」を笑顔で言えるよう、ルールの範囲内で次のイベントもライブも、思い切り楽しんでいきましょう。

舞台版にもいなかった10年来の推しが実写化でついに立体化する話

 私とBLEACHの付き合いはかれこれ10年以上になります。
 中学生の時に友達に借りてハマったのがきっかけでした。周りのいわゆる腐女子やオタクの女友達はREBORN!派や銀魂派が多い中、私はBLEACHが一番好きでした。
 高校生になってからしばらく経った頃に大学受験に本腰を入れるために一度読むのをやめて、それ以来少し疎遠にはなりましたが。しかし完結の報を聞いてちゃんと読もう、と思って一度読んだところも改めて読んだ上で全巻ほぼ一気に読み終えてやっぱりBLEACH好きだな……と強く思ったのが、おおよそここ1年半のこと。
 それ以来はそれなりに追っていて、ソシャゲの方はアクションゲームが苦手なので長続きしなかったのですがノベライズは買っているし成田良吾先生版の連載も更新の度に読んでいます。
 BLEACHの好きなキャラでそのオタクの性癖が分かる、という話がTwitterで半年~一年に一回くらいは盛り上がります。この説は間違っていないと思います。少なくとも私の周りでは。
 私のBLEACHでの推しは石田雨竜です。これを比較的最近知り合った人に言うと絶対に納得されるし「好きそう」と言われるのですが、石田雨竜は私の二次元キャラクターに対する趣味の根幹部分を作っていると言っても過言ではないくらいの存在なので仕方ない。
 石田雨竜のどういうところが好きなのかと言われるとそれだけで新しい記事を1本書けてしまうのですが、今回の記事のテーマはそこではないので割愛。
 今回は、まだ公開すらされていないし公開日も未定、それどころか今日キャストが発表されたばかりの実写版BLEACHにおける石田雨竜についての話を少ししたいと思います。

 さて、アニメや漫画の実写版、特に日本での実写版というのは賛否両論、それどころか基本否の声の方が大きいです。それは正直仕方ないとは思う。たまに成功する例もある。しかし最近は、近年で特に大きい成功例の後に失敗例が立て続けに出て来てしまっているような状態なので、やっぱり大変な事に変わりはないと思います。
 最初に述べましたが私がBLEACHにハマり直したのはここ1年半のことで、ハマり直した頃にはとっくにBLEACHの実写化が決定していて、世に発表されていました。あまりにニュースに興味がないせいで知らなかった、もしくは見ていたとしてもすぐに忘れていたのですが、とっくに新刊コーナーから外されて棚に並んでいた単行本の帯で初めて実写化することに気付きました。
 実写化すんの?と普通に驚きました。でもすぐに、特に期待はしないことにしようと思いました。その理由は近年の「実写版」ラッシュの諸々から察して欲しいです。
 だからまあ、基本はスルーでいよう、実写版はあくまで原作への門戸を広げたりするための物とかで、なんか色々大人の事情が絡んでいて大変なんだろう。実写版はオタク向けの物ではないのだから、という認識がこの時の私には完全に出来上がっていました。オタクには2.5次元舞台というものがある。実写化も2.5舞台も駄目なら原作かアニメ版か自分に合うものだけ接取していれば良いのです。
 まあBLEACHの2.5舞台版であるところのブリミュに石田いないんですけど。

 さて、それから時は流れ、今日(2018年3月9日)の朝、実写版の石田雨竜役が吉沢亮さんになることが発表されました。

 まず思ったことが、「実写版に石田いるの?」でした。

 何故そう思ったのか、その発表を見てしばらく置いて冷静になってから自分でもちょっとびっくりしてしまいました。
 実写版で描かれるのがBLEACHの原作の序盤死神代行篇にあたるなら、石田は死神代行篇のいわゆるシナリオボス的な存在であり、その次の尸魂界篇に繋がる為の変化をもたらすキャラクターなので、死神代行篇には「いないとおかしい」のです。
 あとこれは最終章で明らかになる事ですが黒崎一護石田雨竜はそれぞれの父母からどちらかが生まれなければどちらかは生まれていなかったと言っても過言ではない、やっぱりちょっと過言かもしれないけどとにかくそれくらいのあれなんですけどそれはともかく。

 とにかく私は、誰が演じるかとか以前に実写版に石田雨竜がちゃんと存在することに驚いてしまったんです。10年来ずっと大好きなキャラクターなのに。BLEACHの中で描かれた黒崎一護の物語において彼が果たした役割の大きさを、キャラ厨として心底理解しているつもりだったのに。
 やっぱりBLEACHのキャラ人気を牽引していたのは死神だからグッズ展開も一護と死神中心だったし、ブリミュに石田もいなかったことが理由なのかなあ、と思います。
 最初に言った通りに、私とBLEACHの付き合いの間には少しの空白期間があります。その間に起きていた事はほぼノータッチです。その間に原作とアニメとソシャゲ以外で起きていた事、例えばグッズとかコラボカフェとかは、ほとんど把握していません。もしかしたら石田がハブられていない何かがあったもしれません。ただ、空白期間の間に再演されていたブリミュにもやっぱり石田がいない事は知っていました。
 私はBLEACHとの空白期間を抜けた後になってから、別作品の舞台版をきっかけに「2.5舞台悪くないなあ」と思うようになりました。なので正直、ブリミュに石田がいないことは心にちょっと引っ掛かるようになっていました。
 とは言えやっぱり、BLEACHに関しては「推しがいない事」が当たり前の状態でここまで来てしまっていたんだと思います。別にそれを悲しいことだとは私個人は思っていないのですが。
 で。そんなところに、正直あまり期待もしていないしスルーで良いかと思っていた実写版BLEACHにお前の推しが出るぞと。駅のホームで電車を待っていた朝、Twitterで、フォロワーさんのRTで知りました。
 まだ完全に動き始めていない頭に最初それはあまり響かず。電車に乗ってFGOで種火周回して脳がようやくきちんと起き始めて改めてTwitter見て、別のフォロワーさんから別の記事がRTされてようやく脳がちゃんと気付きました。

 実写版に石田雨竜がいる。
 2.5舞台にもいなかった推しがついに立体になる。

 物凄い大事件でした。
 先も言った「雨竜いるの?」の後に来たのは凄まじい混乱でした。
 はっきり言って俳優さんには詳しくないので、吉沢亮さんが演じると言われても名前だけは知っていたのですが全くピンと来なかった。とりあえず画像検索したら顔がめっちゃ良かった。「顔が良い」という一点において実写版と解釈が一致してしまった。
 正直なところ吉沢亮さんは私の石田雨竜に対する顔面解釈とは少し違う顔面です。原作やアニメの基本的な石田の顔付きは吉沢亮さんより少しきつめだと思ってます。初めての立体化としては十分に許容圏内だとは思いますが。しかしそれ以前にです。それ以前にですよ。吉沢亮さんの顔が良い。超かっこいい。
 そして2、3時間掛けて私はようやく冷静になって来ました。
 いやいや、顔が良いからと言ってどうのこうのの問題ではない筈。そう思うのが普通だと思います。
 でも「推しがハブられていない」の一点で大喜び出来てしまう上にすぐに演者さんについて調べ始めてしまう私は凄まじくチョロいのです。自覚はあります。

 吉沢亮さんめちゃめちゃ顔が良いな……。
 えっ身長171cmで運動神経抜群?!それは最早石田雨竜なのでは?!

 私のブログを普段から読んでくださる方以外でこの記事を開いた方は、実写化に対する批判的な意見が出て来るかと思ったかもしれません。もしかしたらそういう意見を求めてこのブログを開いた方もいるかもしれません。
 違います。

 私は、推しがついに立体化した事実にとてつもなく喜んでしまっているのです。
 その上、顔面で全てをねじ伏せてしまえるパワーを持つ上体格が石田雨竜と言っても過言ではない役者さんが推しを演じることがとてつもなく嬉しくなってしまったのです。

 いやいや言うてもですよ?日本での漫画アニメ実写版って基本お察しじゃないですか?上手く行くのって本当にごく一部だし正直BLEACHも既に怪しい雰囲気はあるじゃないですか?という意見もあると思う。それは正直私も思う。でもですよ。

 うるせえ!!こちとら10年前から推しが舞台版にもいない状況にもやもやしてたんじゃ!!実写版のキャスティングで喜んで何が悪い!!ここは原作者とノベライズ担当作家とソシャゲ運営と一部グッズ担当者以外から石田が忘れられてない世界線なんだ!!

 というのがもっともっと正直な所でして。
 ああ、原作ファンってこうやって実写版を見にわざわざ映画館まで足を運んでしまうんだなあ。
 映画そのものの出来に対しては正直不安で一杯ですが石田雨竜をきちんと出してくれる事に、新しい黒崎一護の物語に必要な存在としてくれる事に対しては本気で感謝しています。
 なので感謝している分ちゃんとお金払って見に行って、その上で何かあったらここなり映画レビューになりに書き込もうかと思います。コンテンツに対する発言権は金で買う物。

 何回も言ってますが石田雨竜はブリミュにいないので、俳優さんによって生身の肉体で演じられたことがありません。なので比べられる対象が誰もいません。
 吉沢亮さんが、アニメ版の杉山紀彰さんに次ぐ二人目の石田雨竜の演者さんなのです。杉山さん演じる雨竜も勿論大好きです、でも、新しいメディアで別の役者さんが解釈した雨竜を見られる事が正直本当に嬉しいし楽しみです。
 解釈が違うなら解釈が違ったなあと思うだけだし、解釈が合っていれば勿論嬉しいです。その辺はきちんと自分で見て判断したいと思います。
 
 取り留めもない散文になりましたがここまで読んでくださってありがとうございました。
 とりあえず今日からアマプラで仮面ライダーフォーゼ見ようと思います。

彼らは多分「現実」になろうとしている - SideM3rd仙台もふもふえん感想

 3rd仙台お疲れさまでした。今回縁あって両日現地、しかも運良く両日前方で見ることが出来てしまいました。本当にいい思い出をいただきました。しばらく夜道には気を付けようと思います。ずんだシェイクと牛タンおいしかったです。

 もう全体的に最高すぎてどこから手を着ければいいのか分からなくなった結果、ひとまず担当アイドル・姫野かのんのユニットであるもふもふえんに特化した感想を書くことにしました。

 いや、もふもふえん以外のユニットについて語りたいことはいっぱいあるんです。Wのソロがエモすぎたとかハイジョのソロ弾き語り生バンドで感動と興奮のあまりぶっ倒れそうになったとか神速格好良すぎヤバいにゃこさん可愛いとか虎牙道新曲フル良すぎたしソロも凄かったとかFRAMEの葉っぱヤバいとか旗が可愛すぎたのに二日目の演出で号泣したとか。でも多分その辺は担当Pの方々が語り尽くしても足りないほど語ってくださると思いますのでそちらに委ねます。あと私は仙台で完全にTHE 虎牙道とFRAMEのファンになりました。

 さて、もふもふえんが仙台両日で披露・参加した曲はこんな感じでした。

 

1日目
1.Reason!!(全体曲)
2.うぇるかむ・はぴきらパーク!
3.“W”onderful Tactics! バックダンサー(直央、志狼)
4.伝えたいのはこんなきもち
5.BEYOND THE DREAM(全体曲)
6.GLORIOUS RO@D(全体曲)
7.DRIVE A LIVE(全体曲)

 

2日目
1.Reason!!(全体曲)
2.伝えたいのはこんなきもち
3.新世代ワールド・ビッグスター!(志狼ソロ)
4.もっふ・いんざ・ぼっくす♪
5.Compas Gripper!!!(合同曲)
6.BEYOND THE DREAM(全体曲)
7.GLORIOUS RO@D(全体曲)
8.DRIVE A LIVE(全体曲)

 

Reason!!(両日)

 もふもふえんは両日、ステージ階段上でF-LAGSと並んでのReason!!でした。
 仙台は両日共に演者さんの表情が本当によく見える位置だったのですが、真っ先に目に入って感動したのが、歌っている時の矢野さんの満面の笑顔です。この人、カメラに映ってない時でもこんなに楽しそうに歌ってたんだ……!と。素とアイドルで切り替えている直央の本気モードが全開で、確かにそこに直央君が重なって見えました。

 Reason!!を歌っている間並んでいるユニットがもふもふえんと何かと関わりの深いF-LAGSなのも感動しました。1番と大サビの「重なった手で~」のところでかのん君と九十九先生が手を重ねているのを見てメンタルとインテリのViおばけコンビだ……!とわくわくしました。

うぇるかむ・はぴきらパーク!(1日目)

 仙台初日の1ブロック目はハイジョWの夏時間に始まりどのユニットも「絶対に盛り上がる」勝ち確曲を用意していたために流れと勢いが本当に凄まじく、急激に喉が暖まりました。

 その中でもふもふえんはTHE 虎牙道の新曲の直後にこの代表曲をぶつけて来たわけです。そしてかのんの「この会場をもふもふきんぐだむにしちゃうよ~♪」という完璧すぎる煽り(煽り?)。もふもふきんぐだむ。ゲーム開始時点からのもふもふえんの冠番組タイトルです。まさか20代にもなってもふもふきんぐだむ現地観覧出来るとは思わなかった。個人的にはぴきらパークはもふもふきんぐだむのテーマ曲だと勝手に思っていて、なのでかのんがここでもふもふきんぐだむの名前を出してくれたのが嬉しかったです。

 また、ゲーム内で公式に明言はされていないのですが、雑誌やゲーム内描写を見る限り、もふもふえんは「もふもふきんぐだむ」ありきでアイドルデビュー前から芸歴のある3人によって生まれたユニットである可能性が高いです。SideMの一番最初(2014年7月)のゲーム内イベント「アイドルデビューオーディション」のテレビ局のイベント背景のポスターにもふもふえんが登場しています。駆け出しアイドル系の仕事が多い初期モバエムで、です。「もふもふきんぐだむ」という番組名の登場は2015年1月の「ドレミファ★メロディ」からになりますが。ともかく、もふもふきんぐだむはもふもふえんにとって非常に大切な番組名なので、ライブでその言葉を聞けてひたすら嬉しかったです。

 仙台初日は、道流以外のアイドル全員未成年な上、MCは若さが売りの高校生アイドルバンド・ハイジョのリーダー隼人役の千葉翔也さん(SideMキャスト陣最年少)。道流にしても23歳なので315プロの成人アイドルの中では若い方です。もしかして今日は若さと勢いが全力でぶつかり合う日なのでは?と1ブロック目で気付きました。

 そして若さと勢い溢れる仙台初日メンバーの中で最も若いもふもふえん、今回もしっかり最高に可愛いお仕事をしてくれました。落ちサビ前の間奏でステージ裏に行ったと思ったらなんと始まったのはバックステージツアー。うわこのバクステの感じアイマスのアニメでめっちゃ見たやつ!!!!!!しぶりんと武内Pがこういうところで話してた!!!!!!!!!間奏の間バクステを縦横無尽に駆け回り(これ走ってる3人の動きについて行ってるカメラさんも地味に凄い)、ステージに戻ってきてからの眠そうな「まだまだはしゃぎたい……」はやばい 元気に遊んでたもんね!!ってなるし溢れてくる親心、もしくはわたしももっと遊びたい……となる幼児心。演出神か。

 今回も1曲目から安定してトップギアで駆け抜けたもふもふえん、アツかった。

“W”onderful Tactics! バックダンサー・直央、志狼(1日目)

 続いてのもふもふえんの出番は、享介のソロ曲のバックダンサーとして直央と志狼が登場。平均Da値がただでさえ高いSideMキャスト陣のDa値見ても確実に全員上位に食い込むくらいの凄まじい顔触れですがそれはそれとしてダンスがめっちゃ可愛いしカッコいい。間奏での3人でのパス練習やリフティングも可愛かった~~~~。もふもふえんとWはゲーム内イベントでも仲良く共演していますし、リアルライブでもこういう形で絡んでくれたのが嬉しいです。

 この後曲の音を完璧に繋げる形で悠介ソロが始まり悲鳴を上げました。

伝えたいのはこんなきもち(両日)

 トロッコだ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!もふもふえんにいつか乗ってほしいと思い続けていたトロッコだ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

 めちゃめちゃ興奮しましたがステージに近い席ということはトロッコから遠いということで。しかしトロッコに乗ってピンクの海の中をみんなに笑顔と幸せを振りまきながら歌うもふもふえんんは間違いなく私がいちプロデューサーとして見たいと思い続けていた姿でした。「君の側にいるよ」という言葉の通りに客席の皆の側に行き、落ちサビはステージに戻って3人で向い合って歌う……これがもふもふえん……最高だ……

 この曲は何と言っても両日共にスクリーンに映る3人の顔にそれぞれの動物の鼻や耳が着くSNOW風演出が印象的でした。カメラマンとアイドル3人の間でリハを重ねたんだろうなあと思うと同時に、「お月様の中じゃない ほらここで踊ってるから」の歌詞で村瀬さんの顔にウサギのパーツが重なった瞬間に月のウサギだ……姫野かのんというウサギは月の中ではなくファンの皆のすぐ側で歌うことを選んだウサギさんなんだ……と涙が溢れて来ました。ここの歌詞大好きなんですけどライブでこういう形で演出してくれるとは思ってなかったので演出考えた人にいくらか包みたい。

 最後にもふもふえんの3人と客席全体で歌いながらペンライトを振っている時の多幸感が凄まじく、心はとても温かくて幸せなのに不思議と涙が止まりませんでした。

 本当にありがとう。最高の新曲お披露目でした。

 そしてソロコレでまた泣きました。

新世代ワールド・ビッグスター!(2日目)

 これ 個人的に相当なサプライズでした。
理由は複数あります。

 

・こんなきもちの後のMCがハイジョW虎牙道だったのでソロのトップバッターはソロ未披露の春名かタケルか漣だと思っていたし全員のソロ曲がトップバッターに選ばれてもおかしくない曲調だった
・もふもふえんで3rdツアーで最初にソロをやるのはグリツアでもソロ未披露の直央だろうと思っていた
・さっきまでもふもふえんはトロッコに乗っていた
・そもそも志狼役の古畑恵介さんは幕張初日直前まで座長舞台の公演期間、幕張が終わってもすぐ3月の舞台の稽古期間に入っていて今も稽古期間なのでソロ曲のレッスンをする時間は無いだろうと思っていた

 

 だから「トップバッターは~~~~~~?」「はーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!」とハンドマイクを持たずにインカムを装着した志狼君がステージ上に登場した時は本当にびっくりしたし驚愕と悲鳴交じりの歓声で会場がどよめいたのも已む無し。私も心の準備全くしてなかった。

 始まる前のMCで志狼君一人がお兄さんのアイドル達に囲まれる光景はなかなか貴重だった。

 そして志狼のプロデューサーへの語りかけから始まったソロ曲。

 個人的なあれですが、グリツアもふもふえん参加公演で唯一行ける公演だったけどご用意されなかったので行けなかった豊洲公演で初披露された曲をようやく生で聞けました。

 ハンドマイクではなくインカム装着。SideMでのインカム装着が意味するのは全身を使う激しいダンスになるということ。つまり特技:ブレイクダンス、ゲーム内のDa値は漣や大吾に次ぐフィジカルトップクラス、そして演者である古畑さん自身も凄まじいDa値を誇る橘志狼の本領発揮のステージでした。

 この曲、やはりバックダンサー不在でのソロ曲トップバッターのステージだったという事を特筆すべきだと思うんです。

 「直央に負けたくない」という一心でプロデューサーに自ら己を売り込んでアイドルになり、世界一ビッグな男になりたい志狼がたった一人で会場の皆を夢中にさせたステージ。

 歌っている間も絶え間なく踊り続け、ステージの端から端まで駆け回り跳ね回る志狼君かわいいんだけど本当にかっこよかったです。あの瞬間は間違いなく皆が君だけを見詰めていた。

 2番Aメロで志狼君がユニットの仲間のことを歌っている時の内緒話のような振り付けが古畑さん提案の物だとライブ後のツイッターで知って本気でいくらか包みたい。

 最後の挨拶で古畑さんがアニメのもふもふえんに触れた上で「志狼は直央君やかのん君と違ってアイドルになる前はその他大勢の子役の一人だった、アイドルになれたのはプロデューサーさん達がいたから(大意)」ということを仰っていてそこでまた泣きました。

 もっふ・いんざぼっくす♪(2日目)

 幕張初日でも披露したこの曲、抜群の安定感、安定のかわいさ。

 幕張初日と演出などに大きな変更点は無かったのですが(幕張初日を騒然とさせたVRもふもふえんは無かったです)(今回のVR枠はFRAMEでしたね)、2番の台詞は今回もしっかりアレンジが入っていました。

 

かのん「ピンクのペンライトとってもきれいだね!かのんたちもうれしいよ!」

 

 担当にはしっかり私達の応援は届いていた。泣いた。

Compas Gripper!!!(2日目)

 この1曲前が始終センターステージで披露されたFRAMEの「勇敢なるキミへ」。FRAMEが歌い終わって照明が暗くなった時、ステージに続々上がる揃いの衣装を着た6人。

 仙台二日目はとにかくこの曲が聞きたかった。FRAME、F-LAGSとの合同曲です。

 この3ユニットのアイドル像に共通するキーワードは「一緒に」だと思うんです。

 

 FRAMEは「不安はどうにかするから一緒に踏み出さないか」、「当たり前に君の世界の一部になりたいんだ」

 もふもふえんは「いっしょにうたおうよ!いっしょにおどろうよ!」、「伝えたいのは『君の側にいるよ』」

 F-LAGSは「素敵な革命の旅へと一緒に行こう」、「頑張るその姿いつも見守ってる」


 だから3ユニット9人が集まって歌う歌は、コンパスを自分の手で握って、先は分からなくとも自由で無限の可能性の旅へ連れ出す歌なのです。

 315プロの中で最も高い音域を歌うもふもふえんとその次に音域が高いF-LAGS、そこに低音を支えるFRAMEが入ることで生まれる抜群の安定感。

 確か「自由に駆けようよ Compas Gripper!!!」のところだったと思いますが、マイクを持っていない方の手を前に出してコンパスを回すように動かす振り付けがかっこよさとかわいさが良い塩梅でめっちゃ好きです。

BEYOND THE DREAM~DRIVE A LIVE(両日)

 最後の方泣いて脳が混乱してたみたいで悔しいことにぜんぜん覚えてないです……それくらいに両日セトリが凄かった……

 ただ初日のドアラで益山さんが古畑さんをおんぶしててさくらフェス~~~~~~!!!!!!ってなったり初日のビヨドリかドアラで矢野さんが小松さんを見てニコニコしてたりするのはなんとか覚えています。

 あと最終日のドアラで個人的に大事件だったのが、村瀬さんが階段上にいたFRAMEの増元さんに一人駆け寄って抱き付いてそれに気付いた矢野さん古畑さんが村瀬さんを追いかけて階段上に駆け上がりFRAMEともふもふえんでハグし合っていたのが やばかった……志狼君が龍君に抱きついていてあっこれビークロだ……大神ラグナと焔コウガの師弟コンビだ……と私(当ブログに感想文上げたくらいビークロイベが好きです)が半ば呆然としている間にどうもセンターステージで四季と漣がWD2016の再現をしていたらしく。歓声が上がってようやく気付きました。目がもう一対欲しい。


 両日のもふもふえんの披露曲をユニット単位で見た時、「これはもしや福岡までかけてもふもふきんぐだむと最近のもふもふえんの再現をする気なのでは?」と感じました。
子供向け番組のOP曲然としたはぴきらパークに始まり、ED然としたもふぼで〆て合間に新曲とソロ曲、EDの後はもふもふえんが同じ事務所の仲間と歌う合同曲。

 もふもふえんは毎週の冠番組の収録をしながら他の仕事も精力的にしており、その中にはもちろんソロ活動も含まれています。

 そしてそれが最も顕著だった時期が、2016年10月のオリピ01イベから2017年6月のオリピ05イベです。

 この間、もふもふえんのメンバーはオリピ01、オリピ03、VD2017、WD2017、オリピ05にそれぞれ登場します。

 なんとこの期間、イベント内に登場したもふもふえんのお仕事は全て他ユニットのアイドルと一緒のソロ活動でした。

 5月の「Double Wing Live」でWとの共演で久々の全員集合になるまでです。

 書いてて自分でもびっくりしたんですけどまじかよ。なんと半年以上、ゲーム内イベントとなったお仕事がソロ活動です。

 もちろん雑誌内に他のメンバーが登場することはありましたし、イベストやカード台詞で言及もされています。また、ソロ仕事以外の時は事務所でいつも一緒にいる事が描写されています。

 しかしもふもふえんはオリピが始まるまで越境イベに一度も参加したことが無く、それまで個別で芸能活動をしていた3人がユニットを組んでそしてアイドルになってからは初めて、ソロ仕事が続く期間となりました。

 そしてこの半年強がもふもふえんに確かな変化をもたらしました。

 それぞれのソロでの仕事の成功が互いに刺激を与え、友達・仲間でありながら一番身近なライバルとしての意識も少しずつ強くなっていくのです。

 北海道でのライブを成功させた志狼の姿と直央の応援・事務所の仲間の存在が名古屋のライブでかのんに勇気を与え、オリピを前にバレンタインのイベントで年上のアイドル達に囲まれて初のソロ仕事に挑んだ直央の姿に志狼が対抗心を燃やしてホワイトデーのイベントでは舞田に女子をときめかせる方法を教わり……。

 そして、最近のモバゲー版では少しずつ直央の中でも2人に対するライバル心が芽生え始めており、それが最初に顕著に現れたのがオリピ05イベでした。

 あまり得意ではないダンスをもっと上手くなりたいと、直央が漣に対してダンスを教えて欲しいと勇気を出して頼み込むのです。頼むならもっと優しくてダンスも上手い享介や玄武、雨彦でも良かったはず。しかし直央はあえて事務所で一番身体能力が高く誰に対しても妥協の無い漣を選んだのです。結果2人は子弟関係となるのですがその辺は是非イベストを読んでください。オリピ05を経て直央はアイドルとして一回り大きくなり、「2人に負けないくらいもっと輝きたい」という思いを強くし始めます。

 だからこそ個人的に期待しているのが、仙台での志狼ソロ・漣ソロからの福岡でのかのんソロ披露・そして直央ソロ初披露です。

 誰よりもビッグになりたい志狼が勇気を出してたった一人のステージでもふもふえんソロ披露の先陣を切った姿は、オリピ01と重なります。

 ゲーム内では彼が先陣を切ったことでかのんは勇気を出して年上のアイドル達を束ねる座長として名古屋のステージに立ち、直央は2人に対する小さなライバル意識を自覚して更なる高みを目指すようになります。

 3人でいつも一緒にいるからこそソロの仕事でいっそう互いの凄さを感じて仲間意識だけでなくライバル意識も強くなる……福岡での確実なソロ披露を予感させる仙台公演のもふもふえんからは、そういったストーリーの予兆のようなものを感じました。

 

 リアルの世界の「男性声優3人によるユニット」としてのもふもふえんは、成人男性3人が歌声や表情だけでなくダンス・体の動きで「可愛い男子小学生アイドルユニット」の表現を突き詰めた結果、実際にステージに立っている演者さん方の成人男性の体格の向こうに確かに小さくとも大きな存在感を放つもふもふえんの姿を見せてくれています。正直身体表象とか演技・演劇論の分野で誰かに真面目に研究して欲しい。

 SideMだけでなくアイマスのライブで要求されているのは「自身が演じるアイドルの声で歌えること」だけでなく、「肉体による表現を使って自身が声を担当するアイドルを演じることが出来ること」つまり声優以前の役者としての部分だと個人的に思っているのですが、SideM3rdはこれまでの4公演の演出を通してそれを非常に顕著に感じています。

 「肉体による表現」というのは、ダンスの振り付け・立ち姿・外見を寄せる・アイドルが使用する楽器を演奏する等々演者さんやアイドルの特性によって多岐に渡る所なのですが、前述の通りもふもふえんはユニット全体としては体の動き全般による男子小学生の表現という手法を取っています。

 SideM3rdの場合、演者さんが数々のステージを通して成熟させてきた「肉体によるアイドルの表現」から更に一歩踏み込み、100を越えた楽曲数・初日以外の6公演の出演アイドルを少数にすることで可能となった「自在なセットリストによるストーリー性」を付加することで、アイドルの現実感を否応無しに高めるという演出意図が垣間見えます。

 また、3rdで複数公演参加するアイドルは持ち歌の披露日を分けることでそのユニットの在り方や持っているストーリー性を際立たせる手法も取られています。

 例えば全ユニット・ソロ曲を両日で歌った虎牙道。仙台初日で最初に披露する曲に今の虎牙道のあり方を表現している未発売の新曲「LAY OF RIGHT」を選び、3人での「強く尊き獣たち」からそのまま道流ソロ曲。そして2日目はなんとReason!!の後の実質1曲目にLOR、更に漣ソロタケルソロを連続で披露してから幕張初日の演出にゲームロード画面を演出に追加した「情熱…FIGTER」。これだけでTHE 虎牙道を仲間として繋ぐ道流と、同じユニットでありながらライバルとして火花を散らすタケルと漣という関係性が一目で分かる演出になっていました。この3人はソロの演出も全て三者三様で違ってとても良かったです。(虎牙道に関してはPというよりただのファンなので解釈間違っていたら申し訳ないです)

 そして仙台両日でユニット曲は合同曲も含め全曲披露しながらも残るソロ2曲は披露しておらず、先まで延々と語ったように今のゲーム内でのもふもふえんと重なるストーリーが動き出す予兆を感じさせているもふもふえんですよ。

 もしかしたら福岡でとんでもないものが見られてしまうかもしれないです。
 

 福岡公演はもふもふえんと共演が多くて縁深いBeitのピエール・みのりが一緒です。S.E.Mやカフェパレも印象的なイベントで共演しています。漣のユニットである虎牙道は3rdツアーでもふもふえんとずっと一緒。まだユニット単位での共演経験がないLegendersも、クリスはかのんと、雨彦は直央とオリピで共演しています。ついバックダンサーの人選にも期待したくなってしまうところです。

 その上福岡公演が開催される3月25日は直央の誕生日。福岡の総合MCが矢野さんになるのではという予想も上がっています。期待しすぎは良くないと思いつつも、仙台公演が期待の遙か上を凄い勢いで越えていったので、濃いメンバー揃いの福岡公演にも期待しています。福岡までとっくに1ヶ月を切っているので、心の準備をしっかりしておこうと思います。

 もふもふえんはいつもプロデューサーやファンをびっくりさせてくれます。まさしくおもちゃ箱をひっくり返したような、何が出てくるか分からないワクワクを与えてくれるユニットです。心して待とうと思います。

 まずは、最高の仙台公演をありがとうございました。

 福岡公演、プロデューサーとして、ファンとして、期待しています。

栄光なる道の始まりへ - SideM3rd 幕張初日感想

行って来ました。
THE IDOLM@STER SideM 3rdLIVE TOUR ~GLORIOUS ST@GE!~幕張公演初日、しかも縁あって現地参戦です。
席自体は3階席でステージからやや遠い上にライブ後特有の記憶喪失であまり詳細なレポートや感想を述べることは出来ないのですが。
それでもパッションを抑えられなかったので、あと2ndの時結局2日目の感想を書き逃した事への個人的リベンジも兼ねて、幕張初日セトリ全曲分の個人的な感想を書きました。ただし語彙力はないです。元より語彙力のないブログですがいつにも増して語彙力がないです。
細かい演出やMCは他の方のレポの方が詳細だと思うのでそちらを見ていただければと思います。

DRIVE A LIVE

私てっきり今回のライブはやっぱりReason!!から始まると思ってたんですよ。違った。それより先に46人で歌うべき、全ての始まりとも言うべき歌があった。だから、46人全員揃ってのライブでまず歌うのがこの曲というところでセトリの意図に気付いて泣いた。
しかしステージの密度が凄い!どこに誰がいるのかユニット衣装着てないと分からないくらいには人口密度がすごい!というか目が足りない!!私の担当どこ!いた!ピンクのひらひらふわふわ!みたいな感じでした。円盤出す時はマルチアングル映像付けてくださいマジで。
全ての始まり、SideMにとって本当に大事な曲。最初からクライマックスだった。

STARLIGHT CELEBRATE!

実家のような安心感。最早実家。ドラスタという概念が実家。三人の活き活きしたダンスと伸びやかな歌声が心地良い。46人が揃った記念すべきライブのセンターという重圧を物ともせず堂々と歌うドラスタは本当にセンターで在るべくして在るセンター。
なんとなくですが、「CELEBRATE」ってきっとセンターユニットたるドラスタから彼らと共に歩むアイドル達、そしてドラスタ自身に贈られる祝福でもあるんだなと、記念すべきライブのトップバッターを務めた彼らの姿に思いました。

TOMORROW DIAMOND

馬車が高速で乗り付けてきたと思ったらBeitにプロポーズされた。恭二の手袋を口で直す振り付けはあまりにも先日の怪盗イベで執事を演じた恭二。あのイベント走ってたので気付いた瞬間かっこよすぎるやらあのイベントで消費したメガホンの数とお値段思い出しかけるやらでうっかり卒倒しかけました。「Come on, Shall we dance?」でBeitの3人が順番に跪いて手を差し出す振りがあまりにも王子様。
そして最後のプロポーズ、ライビュだと恭二しか映っていなかったようですが指輪は全員出してました。ずるい 指輪はずるいよ あまりにもずるい 私はBeitと結婚してしまった ただし翌日ドラスタに抱かれた ごめん

Reversed Masquerade

序盤はアニメの流れを汲んでいくのかな?と思いきやゾンビダンスでカフェパレが現れた。王子様の手を取って連れられた場所はモンスターがパーティーしてる異世界だったみたいな。
巻緒が小悪魔で咲ちゃんがセクシーで東雲は妖しく、神谷はそんなモンスター達のパレードを率いるミステリアスな座長といった趣。とにかく心臓鷲掴みにされた。何と言っても聞いているこちらの内臓まで震えるようなアスランのボーカル、生で聞くとやばい。ダンスは怪しさと可愛さが同居していてカフェパレの人数の多さと曲調を生かしたパフォーマンス力を生で見て改めて実感。
この曲は「We Are Monsters!」のコールが楽しいしダンスも見ていて楽しい……本当にライブ映えする曲だ……生で聞けて見れて良かった……ソロコレもよかったです……

バーニン・クールで輝いて

ライブ映えと言えば神速一魂。古事記にもそう書いてある。この二人はライブパフォーマンスがとにかくアツい。コールもアツい。神速曲の時だけ喉仏出来る。
益山武明さんも深町寿成さんもダンスにキレがあり、益山さんは長い手足を生かして朱雀らしくダイナミックに、深町さんは玄武らしくソリッドにひたすらかっこよく。神速のキャラの身長とキャストの身長が逆転しているのは有名な話ですが、この2人はそれを逆手に取るかのようにダンスとそのパフォーマンスの熱さで朱雀・玄武を表現しているから凄いです。
今回はずっと狭い出島でのパフォーマンスだっからか、セカライの時よりも拳を重ねたり腕を交差させて歌う振りが増えていたような気がする。いいぞもっとやれ

桜彩

聞 い た こ と 無 い イ ン ト ロ
突 然 の 完 全 新 曲
これまでの彩のユニット曲とは打って変わってしっとりと和の情景を歌い上げる素敵な曲でした。これまでの皆で盛り上がる!わっしょいわっしょい!といった曲とは全く毛色が違うのに3人の見事な表現力で本当に素敵なパフォーマンスになっていました。彩はお淑やかなパフォーマンスも3人で綺麗にハマるという発見。
彩は全員揃うのが幕張初日だけということもありこの日にアニバ曲をサプライズ披露する可能性があることは考えていたものの、彩と一緒のアニバCDに参加する神速が既存曲をやったばかりだったので本当に驚かされました。
ライブ後モバエムに早々に試聴が上がったので改めて聞きましたが、しっとりしていながらも言葉遊びが映える歌詞がやっぱり彩だなあと。
その後のMCで「びっくりしてる皆の表情かわいかった~♪」と言うバレッタ裕さんが最高に華村翔真さんでした本当にありがとうございました。

Over AGAIN

待望のJupiter……!現地の歓声も一際大きかったです。アニメのED映像を思い起こさせる秋を感じる演出がとてもよかった 見た人みんなよかったって言ってます
最初はスタンドマイクで歌って途中でハンドマイクに切り替えCメロは3人で向かい合って歌う演出よかった。ステージを見て歌っていたアイドル達が輪になって向かい合って歌う演出が私は大好きなんだ。その瞬間だけそのステージがアイドル達の為だけの物になった気がして堪んねえんだ。よかったしか言えない。とにかくよかったです。

Study Equal Magic!

今回はなんと事前の振りもチャイムもなし。この曲は始まってから最初のPのコールのパートまで2秒くらいしかないのに現地P達がすぐさま対応出来たのは流石の慣れだと思う。こちらも安定感が実家レベル。
1人が歌っている間の他2人のダンスが見る度に変わっている気がするこの曲。8月のアニサマでの披露から更に変わっているような(アニサマはステージから遠くてあまり見えてなかったんですけど)。
しかし伊東健人さん体柔らかくなったね……MがしっかりMしてた……

JOKER×オールマイティ

授業の後は放課後だーーーーー!!とタオルぶん回しながらステージを縦横無尽に駆け回るハイジョ、若さが売りのアイドル感が最高です。
ハイジョは5人もいるのにこの曲だと1人で10人分は動いてるからやっぱり目が足りない。
今回も四季こと野上翔さんの煽りが最高にアツかったです。
CD音源で聞くと野上さんの煽りがないので物足りなくなってくる……

情熱…FIGHTER

THE 虎牙道によるリアル格ゲーが始まった。三分割されたバックスクリーン、上に表示される3つのライフゲージ。漣の歌がどんどん上手くなっているのを感じる。本当に伸びやかで聞いていて気持ちよかったです。そしてこの曲でようやく小松昌平さんの髪型が漣になっていることに気付いた。小松昌平さんというか牙崎漣役の牙崎漣さんだった。
間奏で3人による本格的な殺陣が繰り広げられるわ(殺陣をやるために3人がマイクを下に置いたのでP達がざわついた)必殺技でゲージが減るわ、アイドルとは……?声優とは……?この殺陣はほとんど小松昌平さん考案で振付師さんからも殺陣師として頼られているらしいです。

Tone’s Destiny

ここでバックスクリーンが変形した。
アルテにとっての最新曲、これまでの2曲より爽やかでアップテンポになり、しかも難しくなっているというのにそれを見事に歌い上げるアルテは流石のVo特化ユニット。
幕張2日間通しても麗さん役の永野由祐さんが2ndに比べると凄く笑顔が多くなっていて本当に楽しそうに歌っていて、アイドルとしてどんどん余裕が出てきているのを感じました。それだけでなんだか涙が出てきた。本当の麗さんの成長を見ているようだ……

あとアルテの歌は生で聞くと体に心地良く浸透していくことを知った。間違いなく健康にいいです。
サビの振りが優雅だけど可愛くて好き。
曲が終わった後に現地P達からの「Bravo!」が響く空間も、とても気持ちよかったです。

Symphonic Brave

スクリーンに流れるビル群の映像をバックにスタンドマイクで歌い始めるLegendersがかっこよすぎる。もうそういうMVが見えた。大都会のモノクロだった映像がBメロから少しずつ色が付いていくやつだ。
間奏でのライブ限定の掛け合いは3人がいつもの3人ながら楽しそうで、最も後に登場したレジェが315プロでは一番の後輩ながらしっかり絆を紡いできたことを感じました。
この後のMCで笠間淳さんが「最後は我々があなた達の手を引く振りなので是非手を差し出してほしい」みたいなニュアンスのことを言ったのには心臓鷲掴まれた。笠間さんと雨彦のMCは毎回ずるい。書きながら思い出してたらチョコ課金も辞さずに雨彦にチョコ叩きつけたくなってきた。今モバコインのキャンペーンやってるし。
しかしこの3人本当に体格差がリアルLegendersだ……

カレイドTOURHYTHM

きたーーーー!!!!!!
誰もが待ってたフルメンバー!!5人、いや6人のカレイドTOURHYTHM!!!!!!イントロ流れた瞬間の歓声すごかった!!本人たちを目の前にして冬馬と北斗の名前を呼べたのがうれしすぎる……
歌っている間寺島拓篤さんがずっと楽しそうでダンスの動きがぴょんぴょんしていたのがあまりにも天ヶ瀬冬馬で最高でした。
曲の後に5人でハグし合ってて彼らにとっても待望のフルメンバーだったのを感じました。

Fun! Fun! Festa!

ライブでほんと楽しいですねこの曲……。1曲目とは打って変わってのお祭り騒ぎのBeit可愛すぎる。2ndの時とは違ってユニット衣装での披露だからか浮かれた王子様感がとっても可愛い。ユニット衣装と先のプロポーズで王子感がカンストしている梅原裕一郎さんのコマネチ、コマネチなのに王子感が抜けないからすごい。何食べて育ったらコマネチしてもかっこいいんだ?

夢色VOYAGER

出航じゃーーーー!!!!という大吾の元気な声が315でした。記憶違いだったらすいません。私には聞こえました。
青いサイリウムや旗の海の中をトロッコで渡るF-LAGS、本当に船旅をしていました。三人とも本当に楽しそうだったなあ……あと浦尾岳大さんの歌詞アレンジは毎度ずるい。今回は「今度はワシらが笑わせたるけぇ!!」っていうリアル大吾。
今回三階席だったのですがトロッコのありがたみをつくづく感じました。少しステージから遠い席が一瞬で神席に変わるトロッコすごい……

もっふ・いんざぼっくす♪

この時ばかりは思った。もふもふえんPとして心から思った。
ライビュ勢めちゃめちゃ羨ましい。
ステージにカメラマンが上がってまで撮影しているからバックに流れるステージ上の映像のカメラワークがやばい。もふもふえんがカメラに向かってファンサの嵐。これ映画館で見たらVRもふもふえんなんですよね?いやうらやましすぎる。ディレイビューイングやってくださいって現地アンケに書きました。
志狼君の「こーーーーんなちっちぇえ箱じゃ315プロは収まりきらないぜーーーー!!」にはほんとそれなと思ってしまったので次はアリーナクラスの会場にしてください。
この後のMCで村瀬さんが語った「裏戻って魔法が解けると全員ただのおっさんになる」とただのおっさんになったもふもふえんキャストのバクステ再現で爆笑してしまったのですが、その分ステージ上では全身全霊で可愛いを突き詰めるプロの姿勢につくづく感服するしもふもふえんPとして本当に感謝しています。これからももふもふえんをよろしくお願いします。

AFTER THE RAIN

泣いた(泣いた)。
明るい爽やかな曲調ながらアニメのW回を思い出して不思議と涙が出てくる曲。
Wのお家芸である息ぴったりのダンスはしっかり健在。そして声がSL音源や1stと比べるとアニバや2ndを経てどんどんそっくりになっている気がするこの双子。キャストさん達はもちろん双子ではないのですがステージでは間違いなく双子。
この曲の後で菊池勇成さんがバクステに戻った瞬間涙が止まらなくなり2曲後の出番までに涙を止めるのが大変だったとMCで言っていましたが、それだけ悠介とシンクロしていたのかもしれないと思いました。

現地Pの何人かがサイリウムで掛けていた虹、Wの2人にもしっかり見えていたらいいな……

MISSION is ピースフル!

2ndではトロッコ曲だったのでダンスをフルで見たの初めてだけどめっちゃ可愛いですね?!(一部だけなら公式生放送で見たことがある)
ステージの真ん中ではなく端から端に移動して歌ってそれこそ端にいる皆にまで歌を届けていたのがFRAMEらしくて本当に可愛い……。
315プロ筋肉代表の一角として不動の地位を築いているFRAMEは可愛い。これは宇宙の真理。
幕張初日直前に発表されたアニバ曲試聴でしっとりしたらラブソングを歌っているのを聞いたばかりだったのでギャップも堪らないですね。そちらも仙台での初披露が楽しみ。

夏時間グラフィティ

突然の波の音。サヨホリか夏時間か最初分からず身構えた。
可愛いユニット続きでほっこりしていたP達が一瞬で夏をエンジョイするパリピに変貌した瞬間。客席を大きな風船が飛び跳ねたり3ユニットの元気いっぱいのダンスだったりと、冬の幕張は一瞬で夏のビーチになりました。ダンスが可愛い。
しかしあの風船めっちゃ跳びましたね……三階席だったけど数列横まで来てました。

流星PARADE

夏時間に続いてアニメのユニット合同曲。
夏時間とは打って変わってのフォーメーションダンスがかっこよかった。
この曲もカメラが良かったですね!人数多い分上から見ているとフォーメーションダンスがよく見えるのですがカメラが近づくとファンサしてくれるアイドルもいてやはりカメラはいい文明。
夏時間のように馬鹿騒ぎ出来る曲もいいけど、こういうどこか優しくて落ち着く曲も良いものです。アニメもアニバも合同曲はアップテンポな物が多いのでこの曲は合同曲としては少し異質なのですが、JupiterにドラスタニS.E.Mという315プロに入る前から時間と人生を積み重ねてきたユニットだから歌える温かみと力強さを確かに感じました。
フルメンバーで、生で聞けて良かった。

From Teacher To Future!

寺島さんが「この後は初披露の曲がどんどん続きます!」と宣言したMCが終わり突如響く和太鼓の音。
こんなイントロどんな曲の音源にもないけど和太鼓の時点で次の曲を察して両手持ちしたピンクのペンラで太鼓を叩く振りをするP多数(この時点で既にめっちゃ面白い)。
そしてS.E.Mと言えば、なコミカルな振り付けの数々。ステージ上で腹筋、腕立て、サビではまさかのラインダンス。「キミハデキル!ナンダッテデキル!」ってP皆もコールするの、なんだかS.E.Mだけでなく自分自身も応援してる気分になってきて最高ですね。

Sunset★Colors

ハイジョが風船を沢山つけたトロッコに乗って突如最後方に登場。アニメの学校でのライブシーンを思い出させる粋な演出に胸が熱くなりました。
今回の公演はS.E.Mの次は必ずハイジョで、授業の後は楽しい放課後、先生と生徒という流れを感じて熱い。
春名がトロッコ上なのにめっちゃ動いてて少しはらはらするなどしました。
そしてやはり野上さん本当に煽りが上手。一瞬で場をブチ上げる牽引力は、ステージ上では伊瀬谷四季を演じているということを差し引いても間違いなく天性の物だと思います。個人的にこの曲はアニメ曲の中でも一番好き(ただしReason!!は別格)といっても過言ではないくらいなので、仙台での地上(?)での披露も楽しみです。

Alice or Guilty(M@STER VERSION)

突如バックスクリーンに映し出されたJupiterの旧ロゴ。そして流れ出す現地Pを騒然とさせたイントロ。
初披露ってこれのことかーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!とほとんどのPが頭を抱える間もなくただただ叫んだであろう、間違いなく本日最強のサプライズ。
「Jupiterによるアリギル」の初披露。確かに初披露です。ただただ圧倒された。彼らが歌っているだけでどよめきが止まらない会場。この時Jupiterは間違いなく会場を完全支配していました。
衣装も961ブラッキッシュ風のジャケット。3人の静かな表情とミステリアスながら力強いダンス、懺悔するように跪く振り付け、会場を乱舞するレーザー……この光景を待ち詫びていたPは本当に沢山いたとおもいます。
この時間違いなく自分は歴史の目撃者になれた。

Brand New Field

アリギルが終わり流れ出すライブ用イントロ。旧ロゴが組み変わり「315プロのJupiter」のロゴへ、というEpisode of Jupiterのあの演出。それをバックにジャケットを315Jupiterの物に着替えるJupiter。ああ、Jupiterは現実……
そして始まるBNF。アリギルと打って変わって満面の笑顔で跳ねるように踊って歌う3人はまさしくアニメで見たJupiterそのもの。
SLのCDジャケットから1stのJupiterへ受け継がれたBNFのキメのポーズ、それが更にアニメに逆輸入され今回また3rdの会場で……という光景には本当に胸が熱くなりました。
1stの時は半分泣きながら寺島さんにしがみついていた松岡さんが今回は本当に楽しそうに、アニメの翔太さながらに嬉しそうに笑ってたんですよ……

ARRIVE to STAR

「どんな理由も、どんな夢も……」で始まる、SideMという作品の在り方を象徴するような歌い出しから始まるこの歌。それぞれ違う理由を持った男達が集い、夢を掴もうとする……SideMを象徴するユニットであるドラスタのこの歌は、このライブの一連の流れを締めくくるに相応しいと思いました。
アニメで流れて初めて聞いた時の印象よりダンスが激しめで驚いたのですが、あまりの王道アイドル感に改めてこれは本当に「アイドルのライブ」なんだなあ、としみじみしました。

Reason!!

この曲の前に流れた、46人のナレーション入りのSideMのこれまでを振り返る映像がとんだ思い出ボムでした。
アニメでは6ユニット19人の曲。でも、40人が43人に、43人が46人になって歩いて来たこの現実の世界の中の315プロでは間違いなく、これは全員が歌うべき曲。そんな演出意図を強く感じました。同時にアニメではまだデビューしていないアイドルの担当としてはこの演出に感謝の気持ちでいっぱいでした。
そして始まる待望の46人Reason!!。ライトがステージを照らすとそこに集まっているのは新全員衣装を着た315プロ全員。言う間でもないですが46人いるからCD音源より音が厚い。
46人全員が揃いの衣装を着て、一つの曲を全員で歌って踊る。「今の315プロ」の一つの到達点をそこに見ました。
そして最後にお披露目された本日2度目の超サプライズ、Reason!!のCDジャケ衣装の315プロ46人……!このイラストは既にライブ公式サイトに掲載されていますが高画質で物理で欲しい。タペストリーにして売ってください。

Beyond the Dream

全員に声帯が実装されてから初めて開催された2ndライブの始まりを告げ、46人全員で歌った初めてのCDとなったこの歌が今回のライブのラストとなるのは必然でしょう。きっと誰もが待っていた「オリジナルメンバー46人」のビヨドリです。
「選んだ道の先へ」から「一緒に行こう夢の向こうへ」。46人全員で、プロデューサーも一緒にずっとずっとその先へ……アイドル達からのそんなメッセージを強く感じました。
アンコールの途中でこれ千秋楽か??????と一瞬だけ我に返って思う程に今回のライブは終盤の流れが強烈でした。

GLORIOUS RO@D

社長からの新しい業務内容発表からのアンコール。SideMのライブとしては珍しく、というか初めての、アンコールでも衣装着用。
でもこの曲も大切な曲だから、きっとこの衣装で46人で歌うことが大切なんだと思いました。
アイドルだけでなく会場のプロデューサー達皆でこの曲を歌う多幸感。GLORIOUS RO@Dを歩いているのはアイドルだけでない、彼らをプロデュースしているプロデューサーの我々も一緒に歩いているんだと感じました。
ふとここで、全体曲が増えたからアンコールで2曲やれるようになったんだ、と気付きました。

DRIVE A LIVE

最後はやっぱりこの曲。ドアラで始まり、ドアラで〆る。いや、むしろ今日がツアー初日だからドアラで次へ繋げていく。
中央の階段に皆で集まって座っている様子は、まるで修学旅行の集合写真のようでした。キャストの人たちから315プロの様子について語る際に「部活」「男子校」という言葉がよく出るのですが、この46人が1つの大階段にWセンターの輝と冬馬を囲むようにして座っているのを見るとなんだか315プロという大家族みたいだな、と感じました。

 

曲単位で幕張初日を振り返って思ったのは、やはりツアー初日に46人全員そろえるということは「今の315プロ全員の姿」をしっかり見せた上でこれからのツアーを進んでいく必要があったのだということです。アニメからPになった人にも向けて、315プロには46人のこんなに素敵なアイドルがいるんです!と我々プロデューサーだけでなく運営も一緒に叫んでくれているような、そんな気がしました。
幕張2日目もライビュで見てこの思いは余計強くなったのですが、初日で全ユニットを揃えてユニット曲で自己紹介をすることで、(特にアニメからの)新規のPさんも全アイドルが動員されるこのツアーを楽しめるようにするという工夫もこの幕張初日にはあったのではないでしょうか。
幕張2日目なんて輝がいるのに輝ではなくカフェパレから神谷がMC、言うなれば座長ですからね。アニメだけ見てたら「誰?」となってしまいかねない人選なのですが、初日を見ていたら少なくともカフェパレの人だということは分かるわけです。
幕張2日目も演出が初日より更に濃度を増していてセトリにもストーリーがあって本当に素晴らしかったです。じっくり感想を書きたいのですが時間が無さそうなので断念。ただ「神谷と狩野さんがとにかく最高だった」ということだけ神谷Pの方には伝えたいです。あなたの担当アイドル、本当に最高でした。
315プロには様々な経歴を辿った様々なアイドルがいて、皆がオリジナルの光を放っている。そしてそれぞれに高めあいながら栄光への道を歩いている。まずそれを示すのが、幕張初日の役目だったのではないでしょうか。だからこそツアータイトルは「GLORIOUS ST@GE」であり、パンフレットにはGLORIOUS RO@Dがツアーのリード曲として掲載されているのだと思います。


千秋楽の如き盛り上がりを見せた幕張初日ですが、千秋楽はまだまだ先です。
まずは輝かしい第一歩となった3rdツアー初日を成功させた46人のアイドル達、彼らに命を吹き込んだ46人のキャストさん達、前説を頑張ってくれた山村君といつものように挨拶に来てくれた社長、山村君と社長の声を聞かせてくれる河西さんと立木さん、このステージを作り上げてくれた全てのスタッフ・関係者の皆さんに心からお礼を言いたいです。素晴らしいステージを本当にありがとうございました!

 

次は仙台だ!(仙台は縁あって両日現地参戦なので頑張って両日感想書きたいです)