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雨降ってなんとやら

Twitterだけではまとまり切らないことを長文にしてまとめる用。

「爆丸」10周年に寄せて・『爆丸バトルブローラーズ』というアニメの話  

キッズアニメ

爆丸バトルブローラーズ』というアニメをご存知でしょうか。

 2006年7月より展開された玩具「爆丸」を原案として2007年4月から1年間放送されたテレビアニメです。その後間を置いて2010年3月から2011年3月まで第2期『ニューヴェストロイア』、2011年4月から2012年1月まで第3期『ガンダリアンインベーダーズ』が日本でテレビ放映されました。

 

私は第2期の『ニューヴェストロイア』で爆丸と出会いました。私はこのアニメが本当に好きで好きで、このアニメをきっかけにホビアニというジャンルが好きになりました。放送開始時ぎりぎり中学生(放送中に高校生になりました)だった私は、爆丸をきっかけに、自分はどうやら少年漫画や深夜アニメよりキッズ向けアニメの方が肌に合っているらしいと気付いてしまったのです。

 

今回は、私事全開な内容にはなりますが、ちょうど3か月ほど前に玩具の方の「爆丸」が10周年を迎えたこともあるので、久しぶりにがっつりと『爆丸バトルブローラーズ』について語りたいなと思ってこの記事を書くことにしました。

 

まずはこちらの公式サイトを見てください。

 

爆丸バトルブローラーズ』第1~3期ホームページ(あにてれ

www.tv-tokyo.co.jp

www.tv-tokyo.co.jp

www.tv-tokyo.co.jp

 

どうですか……この……熱い王道ホビーアニメ感……長森佳容さんによる少し硬質な、しかし生き生きとした力強いキャラクターデザイン、ごてごてだけどだからこそかっこいいモンスターのデザイン……かっこいい、最高ですわ……。

年代によって子供が好む絵柄も変わってきますし、最近のホビアニは柔らかめのキャラデザが流行っているなあと感じますが、私は長森さんのこういう硬めの絵も好きです。

 

日本では3シーズン放送されていることもあり、主人公のダン・ライバルで幼馴染のシュン・参謀のマルチョという3人の固定メンバーがシーズンを経る毎に身体的にも精神的にも確実に成長していくところが堪らないです。彼らの活躍を、成長を見ていたい、そう強く思わせてくれるキャラクター達が生き生きと活躍する姿は、いつ見てもグッとくるものがあります。

 

ストーリー展開も熱い王道もので、パートナー爆丸と絆を深め、力を合わせてライバル達や悪の組織と戦い、強くなり、世界を救う!そんなホビアニの王道を行くストーリーが勢いよく進んでいくので、ある意味とても安心して見られます。敵キャラが結構容赦なく死んだりもしますが……。

私は、アニメ・漫画問わず、1年以上同じキャラクターで続くような長期作品において重要なのは「このキャラの姿をもっと見たい!」と視聴者や読者が思えるかどうかだと思っているのですが、『爆丸バトルブローラーズ』はまさにそれなのです。キャラクターの成長を見守り、応援し、一緒に熱くなれる。そんなシリーズなのです。

 

ただ、一つ残念なのは……

 

このアニメ、第4期まで制作されているのに、4期が日本で放送されていないところなんですよね……

 

辛い……合法的な視聴手段なんてない……Wikipediaの英語版とか海外版公式サイトを読み込んで展開を知る以外の方法が特にない……もちろん全部英語……おかげで英語凄い苦手だったのにだんだん得意になった……。

数年前にファン側から4期の放送希望のネット署名なども行いまして、私も微力ながら署名したりはしましたが、テレビ放送どころかソフト化もネット配信もされていないのが現状なので辛いオブ辛い。日本で生まれたアニメの正統な続編なのに日本で放送されない。辛い。

 

いや見て?見てくださいこの画像。ダン・シュン・マルチョの1~4期の比較画像なんですけど。私が作ったんですけど。解像度低いのはごめんなさい。一番上から1~4期順番に並べたんですけど。この微妙だが確実な成長具合を見てくれ。

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凄い。流石大長森神。でも私はこの4期の彼らが動く姿を見る事が出来ない。なぜなら日本で放送されてないし、合法的な視聴手段もないから。

こんなにも4期が見たいのに。見たいと思っているのに。ただただ彼らの物語を、見る事が出来るところまで見たいだけなのに。

 

4期が見たい見たいと思い続けてもうすぐ5年になるんですかね。

正直もう半分諦めてますけど、それでもやっぱり諦めきれないです。

だって大好きなキャラクター達の成長した姿が見られてその上3期ですっきりしなかったところが4期ですっきりすると知ったらそりゃ4期見たくなるでしょう。

 

なぜ4期が日本で放送されず、3期で放送が終了したのか?ということについては、ちょっとだけ複雑な事情があります。

 

最初に説明するべきだった気がするのですが、爆丸はそもそも日本より欧米諸国でヒットした玩具なんですね。

爆丸」という玩具はそもそも日本の企業であるセガトイズと、カナダの企業であるスピンマスターが共同で開発したものになります。

で、日本と北米で同時に1期のアニメ放送されたはいいものの、日本での第1期放送開始時、日本では実際の玩具展開とのスケジュールが合わず、結果として北米の方でだけ大ヒットしました。

 

そして北米では1期放送終了から1年の間を置いて2期『ニューヴェストロイア』が放送開始され、順調に玩具を売り上げ、世界展開もしていったというわけです。それから日本は1年遅れて、日本での1期放送から2年の間を置いて2期が放送されました。

 

ただ、『ニューヴェストロイア』は日本からしてみれば2年前に放送されていたアニメの続編、という形になります。北米でも1期と2期の放送の間に1年間が開いているためか、『ニューヴェストロイア』は1期を見ずにいきなり見始めても大丈夫なようには作ってあります。それでも基本的に世界観もキャラクターも地続きなので、少しだけ新規層が参入しづらそうなところはあります。

 

そこで日本で日本の男児向けに展開されたのが、コロコロコミックで2010年に漫画版の連載が開始された『爆TECH! 爆丸』(2010年から2014年まで連載、全10巻)です。

 

『バトルブローラーズ』が爆丸をモチーフとしたファンタジーSF的なアニメになっているのに対し、『爆TECH!』ではファンタジー要素を交えつつも現実にかなり近い(※個人の感想です)競技としての爆丸が描かれています。『爆TECH!』も非常に面白いので、是非読んでいただきたいです。10巻しかないので新品でも全巻揃えるのに5kかかりません。大多数のソシャゲの10連ガシャよりちょっと高いくらいです。

 

で、過程は省略しますが、結果的に日本での爆丸の玩具展開は『爆TECH!』を中心としたものになっていきました。

そして、それが影響したからかどうかは分かりませんが、もしかしたら視聴率とか玩具の売り上げとかちょっと大きな声で言いづらい事情が関係していたのかもしれませんが、ぶっちゃけ関係してたんだろうなとは思いますが、結果的に日本での爆丸の展開は『爆TECH!』中心のものへと完全にシフトし、4期は放送することなく、3期で放送終了することになりました。

 

ちなみに3期の後番組はかの一部界隈で有名な『ズーブルズ!』です。

ズーブルズは爆丸の機構を女児向け玩具に応用したおもちゃで、爆丸同様にセガトイズとスピンマスターが共同開発しています。

www.tv-tokyo.co.jp

 

私ももういい年ですし、アニメ放送は決して慈善事業ではないということは分かっています。テレビアニメを作るのにもテレビで放送するのにも莫大なお金がかかるし、それを考えるとお金になる可能性が薄い4期が日本で放送されることはもうないんだろうな、とは思います。

でもそれはそれとして、やっぱり4期が見たいんです。だって、4期の映像は確実に完成しているんですよ?日本版音声のものも存在しているようなんです。ただ、日本で放送されていないだけなんです。それってなんだか、ファンとして悲しいし寂しいし、悔しいです。

 

来年4月で『バトルブローラーズ』10周年ですし、セガトイズさんが何かしてくれませんかね。おーいセガトイズーーーーー!おはリルーーーーーーーー!!『バトルブローラーズ』を4期も含めた全シリーズネット配信してーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

別に『バトルブローラーズ』の存在が忘れられているわけはないと思うんです。制作会社のトムス・エンタテインメントさんは2014年に杉並アニメーションミュージアムにて開催された企画展『トムス・エンタテインメント アニメと歩んだ50年展』で爆丸についての展示を用意してくれていましたし……台本とか実機とか設定資料とか……アンパンマン名探偵コナンルパン三世といった国民的作品に混じって……。トムス50周年だからネット配信してくれないかなとか思ってたら何もなかったですけど……。

 

ネット配信するためのお金が無いなら、今流行りのクラウドファウンディングで資金を募ってみてほしいとすら思います。お金なら出すよ……

 

そもそも日本で放送されたシリーズも現状では非常に視聴困難です。

1期から3期は一応1期と2期はセル・レンタル両方の円盤があって、3期はレンタル限定で円盤化されていますが、もう店頭に置いている店がほぼないです。セル版の円盤も高騰しているものが大多数。レンタル落ちはぎりぎりあったりする(小声)。

ネット配信もどこでもされていないので、身近に円盤を貸してくれる人がいない場合は、もうツタヤのネットレンタルサービス「ツタヤディスカス」でレンタルするか、もしくは国会図書館で館内視聴するくらいしか視聴手段がないです。

ちなみに国会図書館は18歳以上しか利用できないです。

 

ツタヤディスカス公式HP

movie-tsutaya.tsite.jp

 

国立国会図書館公式HP

国立国会図書館―National Diet Library

 

あにてれ公式HPを見て少しでも気になるキャラがいた人は是非ともツタヤディスカス国会図書館で『爆丸バトルブローラーズ』を見てください。

 

 

とりとめもなくつらつらと爆丸について書いてきましたが、あまり長くても良くないかと思うので、この辺りで終わりにしようと思います。

なおこの記事を書こうと思った最大の理由は、セガトイズさんかトムスさんがエゴサした時にこの記事がうっかり引っ掛かって『爆丸バトルブローラーズ』が好きな人間がまだここにいるということを知ってくれないかな、せめてネット配信の検討だけでもしてくれないかな、と思ったからです。SNSって便利ですね。

 

もちろん私は男児でも子供でもないので、爆丸の対象年齢ではありません。なので、爆丸がもう対象の子供達に向けて展開することはないからこれで終了する、と言われたら、もう何も言えません。

ただ私は、いい年になった今でも爆丸が好きだし、爆丸の公式にお金を払いたいと思っています。

スピンマスターがシリーズのリランチを計画している、という噂を以前海外サイトで見かけました。噂は噂ですが、爆丸がいつかまたおもちゃやさんの棚に戻って来ることを期待したいですし、そして4期をいつかきちんと見る事が出来ると信じたいと思っています。

玩具やアニメの対象年齢でもない私の意見に力があるとは正直思いませんが、もう応援する手段がほぼなくても、微力であっても爆丸を応援していきたいと、そう強く思っています。

 

爆丸バトルブローラーズ』を、どうかよろしくお願いします。

 

最後に、実機の爆丸とポップアウトした姿の写真でお別れです。ゲートカードはどこに保管しているのか思い出せなかったので、目の前にあった缶バッジでポップアウトさせました。こうして並べると3姉妹みたいで可愛いですね。フェニックス可愛い。一番好きな爆丸です。

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ここまで読んでくださってありがとうございました。