雨降ってなんとやら

雨降ってなんとやら

色んな話をします。

THE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ORIGIN@L STARS

 SideMにとっての2ndライブとなるTHE IDOLM@STER SideM 2nd STAGE ORIGIN@L STARS、2日間ライブビューイングで参戦してまいりました。

 本当は2日間それぞれの分、セットリストに合わせてがっつり感想とかレポの記事を上げるつもりだったのですが、2ndが終わってなかなか余韻から抜け出せなかったり何かと忙しかったりで長文を書く時間がなかなか確保出来なかったのでひとまずこの大まかな感想記事を先に上げる事にしました。詳しい感想記事はなるべく早く上げるように頑張ります。目標は2月中です。

 一先ず、大まかな感想を少しばかり。

 一言で言うと、「315」でした。最高で、315の、夢のような2日間でした。315プロのアイドル達が見せてくれた、全力のパフォーマンス。眩しくて煌びやかな星々の共演。人生で一番楽しかったんじゃないかって思うくらい、何もかもが楽しかったです。

 1stより更にパワーアップした演出や舞台装置、衣装。たくさんの人がこのステージを作り上げ、そのステージの上で大好きなアイドル達が輝いている。SideMに出会ってプロデューサーになって、この日を迎えられたことが本当に嬉しかったです。

 もちろん、実際にステージに立っているのは、アイドルを演じるキャストさん達です。しかし彼らがアイドルの衣装を着て、アイドルの声そのままで歌い、全力で踊り、表情までもそのアイドルにしてステージの上でアイドルを演じている。その輝きは、アイドルそのもの。最高じゃないですか?

 たとえライビュであってもリアルタイムで皆でタケノコしたり、ガミP登壇でUO折って変態コールしたり、しゅごんの掛け声に「アイマスー!」って叫んだりするのずっと夢だったんですけど、その夢が叶いました。あと心が5歳児に還ったりとか、「そっちは南~!」とか、世界一かっこいい湯切りとか、腰とか、奪われたりとか、ライビュ会場でもトリコロール作ったりとか、感動のあまり泣いたことも含めてもう何もかもが楽しかったです。かのんPなので最後の挨拶の村瀬さんでかのん君と村瀬さんが出会えて本当に良かったって泣きました。それからムンナイで叫びすぎて腰がちょっとピキって言いました。普段静かに生活しているので、叫びすぎると腰に来るということを生まれて初めて知りました。

 そして両日の終盤で発表されたSideMの新たな展開。新アプリに、アニメ化。「ずっとずっとその先へ 世界は動き出す」というDRIVE A LIVEの歌詞が、そして「進め真っ直ぐ 夢の向こうへ」というBEYOND THE DREAMの歌詞がそのまま重なる、SideMの今までと、そしてこれからの更なる歩みを感じさせるライブだったと思います。

  もっと長くあの時間に浸っていたったと思うと同時に、次のライブを早く見たい、46人全員がステージに揃った姿を見たいと強く思いました。もちろん、今回披露されなかったJupiterの曲やソロ曲も早くライブで見たいです。神様仏様イープラス様、グリーティングツアー東京公演のチケットご用意してください。

 初日の後に食べたカレーと2日目の後に食べたラーメンは世界一おいしかったです。

 言葉が上手くまとまらないので、なるべく早く2日分の細かい感想を上げようと思います。

 今回のライブに関わった全ての方々、本当にお疲れ様でした。アイドル達がいて、沢山のスタッフがいて、そしてプロデューサーがいてライブは成り立つんだと、心から実感しました。

 アイドル達と一緒に、もっともっと夢を見たい、夢の向こうにある景色を見続けていきたいです。

 

 ありがとう、アイドルマスターSideM、315プロダクション。

 一緒に行こう、夢の向こうへ!

 

 

 

MマスPになって1年経つので、担当アイドル・姫野かのん君の話をする

 私事ですが、明日2017年1月17日は私がゲーム・アイドルマスターSideMを始めて丁度1年になります。つまり、プロデューサーになってちょうど1年というわけです。

 なので今日は、アイドルマスターSideMに登場するアイドル、姫野かのん君の話をします。そして、私がどうしてかのん君のプロデューサーになったのかという話をします。

 私がどうしてかのん君に惹かれたのか、何故彼をプロデュースしたいと思ったのか。

 この記事を通して、かのん君の魅力を、一人でも多くの方に知ってもらえればと思います。

姫野かのん君について

 姫野かのん君は、SideMに登場するアイドル事務所「315プロダクション」に所属するアイドルです。

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 2月10日生まれの9歳で東京都出身。身長125.0cm、体重22.0㎏、靴のサイズ20.0cm。315プロ最年少の最低身長・最軽量です。315プロのアイドルユニット「もふもふえん」のメンバーで、アイドルになる前は、父親がデザイナーをしている子供服ブランドのキッズモデルをしていました。

 中性的で可愛らしい外見をしており、本人も可愛いものが大好き。アイドルになった動機は「アイドルになれば大人になっても可愛い服が着られるから」というもの。

 そしてかのん君の最大の特徴の一つは「自分が子供であること」の価値を理解している事。そして、理解しているがために大人になることを恐れているということです。

「大人になるのが怖い」アイドル

 少し、私がSideMを始めたばかりの頃の話をします。(少し長いので多少読み飛ばして大丈夫です)

 私がSideMを始めたのは、「昔から好きなキャラに似ているアイドルがいる」「しかもそのアイドルの声を担当しているのが内田雄馬」「ラジオ(2016年1月にNHKラジオで放送された「今日は一日イケボ三昧」)でたまたま聞いたS.E.Mの歌(Study Equal Magic!)がめちゃめちゃ良かった」「サイバネイベ開始直後からTLにめちゃめちゃ流れて来たサイバネのカード絵がとても良かった」等々あるのですが、とにかく私がSideMを始めたのは2016年1月17日でした。

 それから1週間もしないうちに曲を聞いてのめり込み(当時はST@RTING LINE9・10の彩・FRAMEまでCDが出ていました)、Mマス始めて4日目に山梨コラボが発表されたりして、「このコンテンツ面白いぞ」と思うようになりました。

 さて、長い事オタクをやっていると、新しいコンテンツに手を出しても「絶対好きになる枠」「好きになりそうな枠」というものが自分でも分かってきます。私の場合、それらの枠は桜庭薫や榊夏来のような、インテリ属性のアイドルに集中していました。

 更に、私がMマスを始めたのはちょうどかの有名なイベント「Cybernetics Wars ~機械仕掛けの反逆者~」が開催中でした。サイバネのカード絵が非常に良かった、特にSRの笑顔を作ろうとしている恭二が非常に可愛かったこともあり、SideM初めて1週間少しは担当決まってないけどほぼインテリP、と言った感じでした。かのん君のことは眼中になかったとまでは言わずとも、初めの頃はよく知りませんでした。始めたばかりだから当然と言えば当然なのですが。

 で、ゲームを始めたばかりの頃はガシャを回すためのプラチナチケットもたくさんもらえますし、イベントも少しやっているとスカウトチケットが溜まってくるわけです(当時はマラソン形式イベもスカウトチケットが貰えたんです…)。で、初心者はまずデッキを育てないことには始まらないですし、当時はソシャゲに使えるお金もあまりなかったので、チケットは貰った傍から使用してガシャを回していました。

 始めてから1週間と少し経とうとしている頃は、まだ担当は決まってないけどBeitかHigh×JokerかAltessimoか、といった感じでした。疑似家族とか男子高校生とか魂で繋がってそうな二人組とか好きなので。担当はこのアイドル!とすぐ決められなかったのは、単純にどのアイドルもみんな違った良さがあったからです。

 今までならあまり興味が湧かなかったようなタイプの子でも、ガシャを回してRが手に入ったからと育ててみたら信頼度が上がる度にどんどん新しい一面を見せてくれるため、本当にどのアイドルも魅力的に映るのです。これはSideMの良い所だと今でも思います。

 そして、その中で私が出会ったのが、かのん君の恒常R「【プリティラビット】姫野かのん」でした。

 実際に育てた方なら分かるかと思うのですが、かのん君の恒常Rは恒常Rの中では比較的高めの総合力・Vi値を持っています(流石にピエール恒常Rほどではないですが)。最初にMMチェンジして育て上げたR+が「【茶道の革命児】清澄九郎+」(メンタル属性でメンタルVi中アップの効果持ち)で相性も抜群だったことから、私はかのん君の恒常Rを育てるようになりました。

  私は男児向けアニメを主に愛好していた期間がそれなりに長く、そのため小学生の男の子特有の一瞬の輝きだとか、そう言ったものに若干敏感なんだろうなあと思います。また、好きなイギリス人俳優(現在26歳)が元子役ということもあって、子役という概念にも若干敏感でした。

 かのん君の「大人になるのが怖い」という思いを知ってそれが心に引っかかり、だんだんと気に掛けるようになりました。

 また、1月下旬に開催されていたS.E.Mとのイベント「大正浪漫歌劇~友ヨ今何ヲ思フ~」の影響もあったと思います。このイベントでかのん君が見せた、年相応の無邪気な姿、仕事に対する高いプロ意識、監督に怒られて泣いているところを見られたくないからと一人で泣いている男の子らしさ――このイベントで、かのん君は本当に色んな表情を見せてくれました。

 で、気付いたらかのんPになっていました。

 また歌劇イベは、当時はP歴の浅さもあって見過ごしていたのですがこの台詞が何気にすごくいいですよね。

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 大人になることを恐れていた子が、同じ事務所のアイドルである舞田を見てこういう風に感じられる。大人になることを具体的にイメージしてもそれに恐れを感じなくなる……。かのん君の中で「大人になる」という事に対するイメージが少しずついい方向へ変化していくと考えると、彼が315プロに所属して、色んな大人のアイドル達とお仕事が出来て本当に良かったと思います。

「もふもふえん」のメンバーとして

 さて、かのん君を語るに「もふもふえん」の仲間である岡村直央君、橘志狼君の存在は欠かせません。

 かのん君はこの二人を大事なユニットの仲間であると同時に大好きな友達と考えていることがカード台詞やイベント、雑誌などからよく伝わってきます。プライベートでもよく一緒に遊びに行っているようです。それが特に伝わってくるのが、この2015年、2016年の年始の挨拶台詞。

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 「ヒツジ」はもちろん直央君、「オオカミ」はもちろん志狼君のイメージアニマルです。

 直央君も志狼君も11歳とかのん君より年上ですが、かのん君は家では妹がいる長男という事もあって面倒見がよく、時々直央君や志狼君相手にその面倒見の良さを発揮していることがあります。時には直央君や志狼君がかのん君に対してお兄ちゃんのように接することもあります。

 直央君も志狼君も元子役という事もあって、芸歴の長さは3人とも315プロではかなり長い方。そのため、プロデューサーとしての贔屓目を抜きにしても、この三人のユニットとして、「アイドル」以前の「芸能人」としての安定感は315プロのアイドルの中でも際だっています。

 それでも彼らはまだまだ伸び盛りの小学生。仲間として、友達として、ライバルとして切磋琢磨しながら成長する3人の姿は、プロデューサーでありながらついつい親のような目線で見守りたくなってしまいます。

 更にもふもふえんは「もふもふきんぐだむ」という冠番組を持っています。この番組でのもふもふえんのお仕事の様子は2016年7月に開催されたゲーム内イベント「みんなでTRY! 自由研究ライブ」で初めて詳しく語られましたが、冠番組という慣れた仕事場でもきっちりプロ意識を持ってお仕事をする3人の姿がかわいいながらも凛々しいです。

 お仕事の中で「かわいい」を突き詰める姿勢を「プロ意識が高くてかっこいい」へと見事に昇華させているのがもふもふえんの良い所。3人でトップアイドルを目指して、2017年もたくさんのお仕事をさせてあげたいと思います。

「かわいい」アイドル

 やはり何と言ってもかのん君の魅力はそのかわいさでしょう。

 そしてかのん君の何よりも凄い所は、その「かわいい」のパワーで、ファンや現場のスタッフ、プロデューサーも幸せにしてくれるところです。某八代拓さんではありませんがまさに「かわいいはすごいんだよ!」ですし、かわいいは正義です。

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 かのん君の目指す「かわいい」は、決して「女の子みたいにかわいい」ではありません。かのん君は確かに中性的な容姿をしていますが、女の子に間違えられるのは嫌なようです。でもかわいければウエディングドレスを着てみたいとも言っています(「サマーウェディング」雑誌増刊号)。かのん君が目指しているのは性別の枠にはとらわれない「かわいい」なのです。

 自分がかわいければみんなが笑顔になるし、みんながかわいくなればみんなもっと幸せになる……。かわいい自分でありたい、そしてかわいい自分を見て周りの人が笑ってくれるのが大好きなかのん君にとって、アイドルはまさに天職です。

 かのん君にとっての「かわいい」は、まさしく自分も周りのみんなも幸せに出来る魔法なのです。それを一番感じる事が出来るのが、もふもふえんにとって最初のイベントとなった「絆物語~正義の剣~」のゲーム内雑誌増刊号。ファンタジー映画で魔法使いの役を演じることになったかのん君が、自分が演じる役である魔法使いに合わせて、休憩時間中に「ジャスティスキュート!」と魔法の呪文をかけてスタッフ達を元気にしていくこのエピソードには、かのん君の天性のアイドルらしさがたくさん詰まっているような気がします。

 最近では、かのん君の目指す「かわいい」にも少しだけ変化が見えます。2015年3月に開催されたイベント「5人の探偵とミドリの怪盗」では「かわいい服以外は着たくない」と、「かわいくない」衣装を見て泣き出し、わがままを言う事もあったかのん君。

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 それが2016年4月のイベント「不思議の国のアイドルたち」の雑誌増刊号では……

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 なんというか、”漢”です。

 かわいいお洋服やかわいい小物に囲まれるのが大好きなのは変わらなくとも、着るものにとらわれずにかわいくあろうとするという、かのん君の中での「かわいい」に対する意識の変化。成長と言っても言いかもしれません。

 2016年11月のイベント「315 DINNER LIVE」の雑誌増刊号ではハンバーガーショップで目当てのおまけを引き当てて「かわいいかのんのところにはかわいいものが集まって来るんだよ!」とまで自信満々で言ってみせたかのん君。これからもかのん君が目指す「かわいい」に向かって、己の道を突き進んでほしいところです。

 声帯実装、CDデビュー、ソロ曲

 そして2016年8月6日、SideM公式ニコ生「理由(ワケ)あって生」通称ワケ生にて、もふもふえんの声帯実装とキャスト、CDデビューが発表されました。

 この時点でP歴7ヶ月弱の私すらめちゃめちゃ緊張して腹痛を抱えつつ放送当日を迎えていたのですから、サービス開始時からのもふもふえんPはどれだけの思いでこの日を迎えたんだろうと思います。

 初めて聞こえて来たもふもふえんメンバーの声は、本当に可愛くて素敵な声でした。もふもふえんは全員が小学生という事もあって女性声優が来るのではないか、とも言われていましたがまさかの全員男性声優。けれども声はぴったり。

 Pを始めてからもふもふえんに声帯が付くまで2回、ワケ生での声帯実装の場に立ち会いましたが(ワケ生のためにニコニコ動画のプレミアム会員にまでなりました)、SideMはスタッフ達の声帯発掘力の高さやこだわりの強さは本当にすごいなと思います。特にこの記事を読んでいると、つくづくそう感じます。

developers.mobage.jp

 SideMのアイドル達の凄い所は、聞こえてきた声が自分のイメージしていた声と違っても、その声が自然としっくりくるように聞こえて来るところです。

 とは言え、正直かのん君の声についてはワケ生当日までかなり不安を抱いていました。

 そもそも9歳って言うと、普通は変声期前です。そして変声期前の声っていうのは、変声期を終えた成人男性が出すのは、ごく稀に出せる人もいるのですが普通はほぼ不可能です。だからこそ変声期前の小学生の男の子の声っていうのは、多くの作品では女性声優が演じるわけです。本当に変声期前の声を自然に出せる男性声優なんて、ごくごく一握りです。それでいてSideMは女性Pが多いため、女性声優がキャスティングされるのかどうかも分からない。でも男性声優で変声期前の声が出せる人はそうそういない――。今でこそ秋月涼役にDS時代と変わらずに女性である三瓶由布子さんがキャスティングされていますが、涼の声帯実装はもふもふえんと同じタイミング。もふもふえんの声がどうなるのか誰も分からないし、もしかしたら涼の声が変わるかもしれないという緊張感の中で迎えられたワケ生だったわけです。

 しかし実際に聞こえて来たかのん君の声は、ごく自然にすとんと私の中に落ちて来ました。かのん君の声を担当される村瀬歩さんが女性と聞き紛うレベルの高さの声を出せる事は以前から知っていましたが、かのん君の声は完全に変声期前の男の子のそれでした。心底恐れ入った……。

 また、ゲームに実際に実装されたボイスを聞いて更に感服したのが、かのん君の言葉の中に、かわいらしさと小学生の男の子らしさがきちんと共存しているところです。「かわいい」全振りじゃない。男の子らしいやんちゃさだったりも見え隠れしているんですね。かのん君の「かわいい」は決して「女の子みたいにかわいい」ではないんだということを村瀬さんがしっかり汲み取って演じてくださったんだと感じました。声が付いたことで、姫野かのん君という人間が、私の中でよりいっそうはっきりした形になったような気がします。

 個人的に嬉しかったのが、ボイス実装イベントとなった「白狐演舞祭」のカードである「【白狐演舞祭】姫野かのん」のこの信頼度MAX台詞です。 

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 かのん君がファンのことを大好きなのはもちろんよく分かっていました。ですがそれを、改めて本人の口から、何よりもボイスが初めて実装されたイベントのカードで、もちろん声付きで言ってくれたのが本当に嬉しかったです。

 そしてゲームへのボイス実装から少し間を置いて、デビューCD「THE IDOLM@STER SideM ST@RTING LINE 13 もふもふえん」が発売されました。

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 かわいい。ひたすらかわいい。かわいくて遊び心たっぷりの曲達です。それでいていずれも歌うのが難しい曲な辺り、流石は芸歴が長くポテンシャルも高いもふもふえんの持ち歌といったところでしょうか。

 1曲目の「うぇるかむ・はぴきらパーク!」は、「みんな~!」と呼び掛けてから「いっしょにうたおうよ いっしょにおどろうよ」と歌い始めるように、ステージのもふもふえんも、ファンやプロデューサーも一緒に楽しくなれる曲。個人的に「せいちょうき」「まだまだはしゃぎたい」という、もふもふえんの三人にいずれ訪れる「大人になること」を予感させるような歌詞で泣きました。底抜けに明るい曲なはずなのに、不思議と泣ける。

 2曲目の「もっふ・いんざぼっくす♪」は、中身が分からないおもちゃ箱のような、無邪気で、聞けば一気に童心に帰れるようなわくわくとドキドキがたくさん詰まった曲。個人的に2番の「だ~れだ?」からのかのん君の「当ててみて~」が315に可愛い。

 そして全体曲の「DRIVE A LIVE」は、これまでのドアラとは全く違うドアラでした。歌うユニットによって全く違う顔を見せる曲ですが、もふもふえんのドアラは、一部のパートを直央君とかのん君が1オクターブ上で歌っておりサビにもオク上のコーラスが入っていたこともあって、これから更に成長していく3人の子供らしさとかっこよさが見えました。

 残念ながらリリイベには行けなかったのですが、レポを読んでみるとダンスでめちゃめちゃ動くしめちゃめちゃ可愛いらしいので2ndライブが本当に楽しみです。

 そして来る2月1日発売の「ORIGIN@L PIECES 03」には、かのん君のソロ曲が収録されます。

 既に試聴が公開されている「ふわもこシフォンなゆめのなか♪」は、かわいいものが大好きでおしゃれなかのん君の世界観がたっぷり詰まった一曲であることが、試聴から十分に伝わってきます。

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 個人的にグッと来たのは、「ふわりひがわりカレンダー めくってみてね」という、時の進みを予感させる歌詞がサビにあることです。成長することを恐れなくなったかのん君だからこそ歌える歌になっていると思いました。フルバージョンを聞くと試聴とは違う新しい一面が見えて来る曲がMマスにはたくさんあるので、早くフルを聞きたいです。

 同アルバムにソロ曲が収録され、オリピ3イベで共演するメンバーは柏木翼、伊瀬谷四季、東雲荘一郎、古論クリスと、かのん君がこれまでのお仕事では一度も共演したことが無いアイドル達です。

 試聴は公開されたものの、ゲーム内イベントはこの記事を掲載している時点では開催されていません。個性あふれるこの5人がどのような共演を見せてくれるのか、今から一人のプロデューサーとして楽しみです。

今までと、そしてこれからへ

 私がかのん君のプロデューサーになるまで、そしてかのん君の最近のお仕事について書き連ねて来ました。 

 かのん君はこれから2nd LIVE出演が控えています。私は両日LV参戦ではありますが、サイリウムポーチの準備をしたり、P名刺を作ったりとライブまで1ヶ月を切った今楽しく準備をしています。

 個人的な話ですが、私は4月から社会人になります。MマスPになった頃は就活の準備をしていました。その後就活が始まり、就活が長引いて何度も心が折れ掛けましたが、そんな中かのん君の笑顔に救われたりもしました。ようやく聞こえて来たかのん君の声に、かのん君がいるからまだ頑張れる、頑張ろうと思えました。

 社会人になると何かと辛いこともあるでしょうが、かのん君がもっと沢山お仕事が出来るように、お仕事の中でかのん君の笑顔が沢山見られるように、P業を心の支えに頑張りたいです。あと生々しい話をすると社会人になったら収入が今より遥かに増えるので上位SR2枚取りももっと積極的に狙っていきたいですし、ライブ先行シリアル封入CDももっと積む積むしたいです。

 つい先日にはSideM×山梨コラボの第2弾が発表されました。今回のコラボアイドルにもふもふえんは含まれていませんが、第3弾では是非コラボしてほしいので、第3弾を実現していただくために山梨コラボに少しでも課金したいと思っています。

 ゲーム内イベントでも、もふもふえんにたくさんお仕事をさせてあげたいですし、今まで一度も共演したことが無いドラスタやFRAMEとは是非共演してほしいです。FRAMEはかのん君が一緒にお仕事したいと言っているユニットでもありますしね。

 ライブの先にも沢山の展開が控えているであろうアイドルマスターSideM。先達であるシンデレラガールズやミリオンライブに倣い、アニメPVがそろそろ来るのではないかという噂もあります。動くかのん君が見られる日が来るのが楽しみです。あ、テレビアニメ化はあと3年くらい待ってくれて大丈夫です。SideMがコンテンツとしてもっと成熟してからでお願いします。

 そして2016年の「ゆくM@SくるM@S」に初めてSideMが参加したことからも、SideMが少しずつ他のアイマスと一緒になる機会が増えて来ました。焦らなくてもいい、もう二年くらい先でもいいので、いつか合同ライブもやってほしいです。かのん君と安部菜々ちゃんのウサギさん繋がりでの「メルヘンデビュー!」とか、仁奈ちゃんセンターでかのん君やピエール君も一緒の着ぐるみチームでの「みんなのきもち」とか見たいです。すごく見たいです。私は本気です。あとかのん君は関係ないのですが、千早・静香・凛・桜庭の4人の「青」での「アライブファクター」が見たい。「Nation Blue」や「Blue Symphoney」でもいいかもしれない。そして、シンデレラガールズでの私の担当アイドルである横山千佳ちゃん(偶然なのか単なる私の趣味なのか、この子も9歳アイドルです)の声帯が実装された暁には、いつかかのん君と、仁奈ちゃんや薫ちゃんも含めたチーム9歳で元気いっぱいなコラボを見てみたい……!

 まあ、やはりかのんPとしては、まずはもふもふえんの3曲目が欲しいです。かわいさ満点のデビュー曲の次は、またもふもふえんの新しい一面を見る事が出来る曲だと嬉しいです。

 

 かのん君に出会ってかのんPになったことで、沢山の新しい素敵なものに出会うことが出来ました。ドキドキしたり、ワクワクしたり、そして最後には笑顔になれる、そんな世界を、かのん君が見せてくれました。プロデューサーをも幸せにしてくれる、かのん君は間違いなく最高の、315のアイドルです。

 拙い文章ではありましたが、少しでもかのん君の魅力を他のプロデューサーさん達に知っていただければ幸いです。

 かのん君、これまでの1年ありがとう。そして、これからもよろしくね。

2016年に見た映画を一気に振り返る

 いつの間にやら2016年も残りわずかですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 さて、年の瀬なので年の瀬らしいことを一応こちらのブログでしておきたいと思い立ちました。書きたいと思った話題は3つほど、しかし思い立ったのが12月30日の昼過ぎという無計画さだったので、とりあえず一番早く書き上がりそうだし個人的に一番書きたいこの記事を最初に書こうと思いました。残りの2つは、年明けに書くかもしれないし、書かないかも知れません。

 この記事ではタイトル通り、私が2016年に見た映画をなるべくざっくりと、分かりやすく振り返ります。
 今年というと邦画が非常に活況でしたね。『シン・ゴジラ』、『君の名は。』、『この世界の片隅に』……、まあ全部見てないんですけど。理由はと言いますと、今年はちょうど就職活動が非常に忙しく、就活でお金もなく、自分の中で一番優先度が高い映画達くらいしか映画館で見る事が出来なかったからです。就活終わって卒論も終わった今ですらお金があまりないです。某若手声優の追っかけとアイマスに結構なお金を溶かすようになったというのもあります。
 なお、この記事で取り上げる映画は以下の基準を満たすもののみとなります。

  • 2016年1月1日以降に日本で劇場公開が封切られたもの
  • 劇場公開されているうちに私が映画館で見たもの

 当方基本的に好きな物はとにかく褒めて伸ばしたいので、2016年に見た映画をどんどん褒めちぎっていく形になります。公開順に紹介していきますので、2016年を振り返る一助になればと思います。語彙力が無かったり、話が反れたり、もちろんネタバレもがっつりしていくので、ご了承を。
 それでは早速、1月に公開された映画からどんどん振り返って行きたいと思います。

KING OF PRISM by PrettyRhythm

http://kinpri.com/kinpri.com
1月9日公開

 2016年最初の爆弾にして最強の飛び道具、キンプリ。キンプリを複数回見たせいで「年が明けたら見よう!」と思っていたフォースの覚醒の劇場公開を見逃し、年末になるまで見られなかったのは内緒です。
 スタッフ達が背水の陣で挑んだこの映画にかける強い思い、圧倒的な熱量がこもった映像、凄まじいパワーを叩き付けて来る楽曲……100万カラットです。
この映画、応援上映が特に話題になりましたが、個人的にこの映画の強みは「音響」にあると思います。劇中歌、サントラの完成度の高さは勿論、それらを映画という一つの作品の中で光らせる音響の技が本当に凄い……!映画館で見ることで、全身がプリズムの輝きに包まれるという体験をすることが出来ます。まだ上映している映画館は多分どこかにあるので、もう上映していなくてもキャラクターの誕生日に合わせて何らかの形で復活上映をする館もあるので、劇場で見たことがないという方は是非劇場でご覧ください。

追記(2017.1.20)
続編公開に向けてキャラの誕生日毎に全国で大々的に復活上映が行われることが決定しました。キンプリを見てください。
NEWS | 「KING OF PRISM -PRIDE the HERO-」公式サイト

 続編はタイトルの通りにヒロ様が中心になることが予想されますが、一作目の最後の映像でルヰ君がprideを歌う衝撃的なシーンが流れていました。ヒロ様にとって大切な曲であるprideを奪われたヒロ様はどう戦うのか、ルヰの正体とは?シュワルツローズの新たな刺客とは?プリズムキングの称号は誰の手に?スタァ候補生全員分の3Dモデルを見る事は出来るのか?新規楽曲は?今から楽しみで仕方ありません。
 余談ですが、私はこの映画に多く出演していらっしゃる若手男性声優の方々からアイドルマスターSideMに興味を持ちました。ドラマチックLOVEでは少々控えめですがソロ曲では全開になっている涼野ユウ役・内田雄馬さんのビブラートが好きです。アイドルマスターSideMでは桜庭薫役を演じておられます。桜庭ソロ楽しみだなあ

シビル・ウォー/ キャプテン・アメリカ

http://marvel.disney.co.jp/movie/civilwar.htmlmarvel.disney.co.jp
2016年4月29日公開

 映像が豪華すぎてこれ作ったスタッフ終わった後に燃え尽きてバターンって倒れたりしないだろうな……ってちょっと心配になりました。
 アベンジャーズが分裂して戦うことになるこちらの映画。スパイダーマンMCU初参戦で非常に話題となりました。私テレビアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』からマーベル映画を見るようになった者なのですが、こちらのアニメはスパイダーマンが序盤の牽引役として非常に頑張っていたんですね。なのでアベンジャーズスパイダーマンが実写で同じ画面に収まっている光景というのはまさに夢にまで見た光景、と言った感じで、おまけにアントマンジャイアントマンになるし、空港の戦いのシーンとかもう興奮しっぱなしで、映画のテーマに漂う重苦しさに対して完全に男児の心で見ていました。映画の内容というかシナリオについては賛否両論ありますし私もそれは仕方ないかなあと思っていますが、戦闘シーンは本当に一見の価値ありです。あと一女オタクとしてはキャップとバッキーがちゃんと親友関係に戻れてよかったです。
 それとMCUスパイダーマンの吹き替えが新進気鋭の若手声優・榎木淳弥氏なのはナイスキャスティングとしか言いようがないです。ちなみにシビルウォー公開当日の榎木氏は『アイドルマスターSideM』に登場するアイドルユニット・S.E.Mの舞田類役としてニコニコ超会議というイベントのライブに出演していたのですが、ステージ上でのパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。演技の幅が広い方なので、MCUスパイダーマンのどんな面を吹き替えで引き出してくれるのか、来年公開の『スパイダーマン ホーム・カミング』が本当に楽しみです。

デッドプール

http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/www.foxmovies-jp.com
2016年6月1日公開

 4カ月だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!アメリカでの公開から4カ月も待った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!待った甲斐があった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 8月公開予定だったのが6月3日公開予定になり、それが更に早まって6月1日公開になったこの映画。いや本当に、本国のTwitterアカウントをギリギリして見ながら公開を待っていて良かった。日本公開の時にはもうアメリカでは円盤が出ていたとか何とか
 デッドプールというふざけた一面が強いヒーローが主人公の映画ですが、ちゃんと「スーパーヒーローもの」してるし、ヒロインとの「ラブストーリー」でもある。2時間越えが当たり前の最近のスーパーヒーロー映画の中では1時間48分と短めですが、その短い中に気持ちよく進んでいくシナリオとデッドプールの小気味よい喋り、キレのいいアクションががっつり詰め込まれているので、短さをあまり感じさせない、しかし決してしつこくない濃さの映画になっていました。例えるなら、めっちゃおいしいジャンクフード。マックのベーコンレタスバーガーとかチキンフィレオバーガーみたいな。
 あとこの映画のコロッサスはめっちゃ萌えキャラだなって思いました。これまでのX-MENシリーズのコロッサスからがらりとイメージを変えて来て、より親しみが増したなと。
 ゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディ部門への作品賞・主演男優賞へのノミネートも発表され、続編への伏線もあり、今後も非常に楽しみな映画シリーズです。2はよ。

X-MEN:アポカリプス

http://www.foxmovies.jp/xmen/www.foxmovies.jp
2016年8月11日公開

 映像が豪華すぎてこれ作ったスタッフ終わった後に燃え尽きてバターンって倒れたりしないだろうな……ってちょっと心配になりました。(2回目)
ファースト・ジェネレーションに始まった『X-MEN』新三部作を締めくくる作品。スタッフがこれでもかとやりたいことを詰めて詰めて一品一品にもしっかり拘った豪華なお重という印象を受けました。
 X-MEN新三部作のキャラクター達は、MCUのキャラクターに比べていわゆる「二次元」的なキャラ付けが特徴だと私は勝手に思っているのですが、そういったキャラの特徴を前面に押し出しつつ彼らを組み合わせた時に起こる化学反応や関係性の変化、逆に変わらない物、そういう新三部作の良さもしっかりと堪能できました。
 個人的にはハンクがレイブンと恋愛的な意味ではくっつかなかったのが良かったです。くっついてくれてもやぶさかではないのですが、恋愛的な意味でくっつかないのがこの二人らしい。ハンクがちょっと奥手すぎるだけとも言う。恋愛とはまた違う人生のパートナーという形に収まったなあと思いました。
 もう、本当に大好きな映画です。今年見た映画の中で「好き」というレベルでは一番かもしれません。これを劇場で見る事が出来て良かった……新三部作の完結編がこれで良かった……ありがとう……ありがとうブライアン・シンガー……。

劇場版 銀河機攻隊マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子

http://mjp-anime.jp/index.htmlmjp-anime.jp
11月4日公開

 映像が豪華すぎてこれ作ったスタッフ終わった後に燃え尽きてバターンって倒れたりしないだろうな……ってちょっと心配になりました。(3回目)
 2013年に放送されたテレビアニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』の劇場版となる本作。大好きなアニメなので、劇場版が作成されると聞いたときは本当に嬉しかったです。そして、実際に公開された映画はこちらの想像をはるかに上回る出来でした。
 一部回想シーンを除いてほぼ全編新規カット、テレビアニメ版で特にクオリティが高かった話数の戦闘シーンを劇場版で一気に凝縮させ爆発させたような無茶苦茶なクオリティの高さの戦闘シーン。テレビアニメ版と変わらない、程よい緩急のキャラクター達の空気感。テレビアニメにも描かれていた、先輩から後輩へ、あるいは前世代から次世代へのバトンタッチ。何よりも、チーム・ラビッツのチームとして、家族としての絆。そういった、テレビアニメ版で描かれていたものをしっかり込めた、まさしく「超絶豪華なボーナスステージ」でした。テレビアニメ版が続きがとても気になる終わり方をしていただけに、少し時間は掛かったけれどこの映画を見る事が出来て本当に良かったです。
 マジェプリはいいぞ。

ローグ・ワン/ スターウォーズ・ストーリー

http://starwars.disney.co.jp/movie/r1.htmlstarwars.disney.co.jp
12月16日公開

 今回挙げた映画、どれも好きなんですけど、ベスト1を選ぶならこの映画だな、と思います。それくらいに重く、強い映画でした。
 私はスターウォーズが好きな親に育てられたもので、小さい頃からスターウォーズを見て育ちました。その中でも一番好きなのが『エピソード4/ 新たなる希望』です。そしてこの映画で描かれるのは、エピソード4で僅かに語られた「デス・スターの設計図を入手した反乱軍」の物語。
 まずこの映画、スターウォーズなんだけどがっつり泥臭い戦争映画なんですよ。でもすごくスターウォーズなんですよ。
 反乱軍はもちろんエピソード4~6にも登場します。しかしこの映画では、ジェダイのいない反乱軍がどれほど絶望的な状況の中で戦っているのか、それでも僅かな希望を頼りに戦っている、そんな姿ががしっかり描かれていました。
 エピソード1~6を見ている我々はジェダイもフォースもスターウォーズ世界の中に当然あるものと分かっています。しかしルークだってオビ・ワンと出会う前はまさにジェダイもフォースもおとぎ話の中の存在だったわけです。エピソード7からの主人公であるレイだって、そうでした。彼らが生きていた世界を感じ取ることが出来て、だからこそ反乱軍にとってのジェダイやフォースに対する、「希望」としての重みを強く強く感じました。だからこそ、この映画の中ではフォースを操ることが出来るダース・ベイダーの絶望的なまでの圧倒的存在感が際立つ。反乱軍が必死でつないだ希望があるからエピソード4の「新たなる希望」へと繋がるのだと実感します。
 キャラクターの話をすると、女主人公のジンとキャシアンの男女バディものとして見てもすばらしかったです。最後までキスをしないの、男女バディものとして100点満点。個人的にキャシアンは映画の中で動いている姿がポスターの5万倍くらいかっこよかったです。
 また、「父親」という存在がジンの行動に強い影響を与えている点は、ルークに通じるものを感じました。
 しかしこの映画が公開中のつい先日、レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんがお亡くなりになりました。最後に映し出された、レイア姫の、希望を信じる表情がとても印象的だった分余計に、非常に残念です。どうかフォースと共にあらんことを。

 今年は色んな映画がありました……と言いたいところですが、私が見てるのアニメ映画と娯楽大作ばっかりでした。本数もそんなに見てないですし……。個人的には大好きなイギリス人俳優が主役級で出ている映画が2本も同時期に劇場公開されたのにどっちも見る事が出来なかったが本当に悔しいです。多分一生根に持つ。
 今年は本当に忙しくて映画を見る精神的余裕がある時間がまずそんなになかったので、来年こそはたくさんたくさん、いい映画と出会いたいです。まず1月にドクター・ストレンジが公開されますし、MCU映画は他にもスパイダーマンガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの続編が控えています。アニメ映画だとなんといってもKING OF PRISM PRIDE the HEROが夏に公開されます!ポケモン映画もここ数年劇場に足を運べていないので、来年こそは……!と思っています。
 そもそもこのブログは別に映画だけの話をするわけではないですが、一応映画は大事な趣味の一つです。2017年も、いい映画にたくさん出会えることを祈っています。
 今年の記事公開はこれで最後になるかと思います。
 皆さん、よいお年を!

「ベイブレードバースト」という素晴らしいスポ根系アニメを見てほしい

 タイトルそのままの内容ですが、今日の記事は、テレビアニメ『ベイブレードバースト』についてです。
 『ベイブレードバースト』(以下『ベイバ』)は、テレビ東京にて毎週月曜の夕方17時55から2016年4月から放送されているアニメです。
 タイトルそのまま、「ベイブレード」というおもちゃを題材としています。

www.beyblade.tv 

www.tv-tokyo.co.jp

 このベイバでは、競技としてのベイブレードに夢中になる男の子達の姿がスポ根ものさながらに描かれています。どの子達も真っ直ぐベイに向き合い、ベイを愛しているからこそ伸び悩む自分に苦しみ、そして仲間と切磋琢磨して、高みを目指していきます。
 そしてシナリオがとても丁寧。作り手がしっかり作品やキャラクターと向き合い、主なターゲット層である子供達に対して真摯かつ誠実に作っているからこそ全ての年齢層が楽しめる作品になっていると感じます。
 あとOPでSEがちゃんと鳴る。そこホビアニのOPとして大事だし重要だと思います(個人の意見です)。

 ベイバの最大の特徴の一つは、何と言っても「ベイブレードを使って悪事を企む者がいない」という点ではないでしょうか。
 そう、「出てこない」のが特徴です。
 ホビアニと言ったら、視聴者側の世界ではおもちゃとして発売されているアイテムを利用して世界征服を企む悪の組織がお決まりのように登場します。
 しかしベイバにはそんなもの出てきません。
 出て来ないんです。そう、それこそが特徴。出て来ないからこそ、子供たちが何かの使命感や世界の危機に立ち向かう重さにとらわれることなく、純粋に心からベイブレードという「競技」に打ち込める。
 みんな純粋にベイブレードに打ち込んでいて、ブレーダーである彼らを応援する周りも心から応援していることが分かるから、悪人が出て来ないっていうところもすごく良いです。
 勿論、そういう組織とかが出て来るアニメだって面白い作品沢山ありますよ。ただそういう作品が大多数なもので、ベイバのようなホビーを純粋にずっと、スポーツ的な競技として描く作品は少数派です。
 個人的にはキャラの生死とか裏切りとかそういうので胃と心にすごいストレスがかかってしまう体質なので、ベイバの人の命がかかってないスタイルは見ていて非常に安心します。

 制作陣が実際の大会に取材をした上で制作したというエピソードからも分かるように、真っ正面からベイブレードという競技を描くことで、ベイブレードが好きなテレビの前の子供達に対しても真摯かつ誠実に作られたアニメです。そして、子供達に対して真摯で誠実だからこそ、大人が見ても胸が熱くなる作品でもあります。
 何かに真剣に打ち込む少年たちは最高にかっこいい。
 そう心から思わせてくれる、それが『ベイブレードバースト』なのです。

 そんな『ベイブレードバースト』!なんとAmazonプライムビデオで全話無料配信中!プライム会員は最初の三十日は無料お試し可能です!
 コロコロ公式YouTubeチャンネルでは地上波放送後すぐに最新話を一週間無料配信!
 物語は現在、全国大会編に突入。まずは団体戦で、仲間と共に全国の頂点を目指す!新たなライブも続々登場し、物語はどんどん熱くなっていきます!
 まだまだ放送半年過ぎたところ、一日につき一、二話のペースなら余裕で追いつけます!
 『ベイブレードバースト』を!『ベイブレードバースト』を是非ともよろしくお願いします!!

「爆丸」10周年に寄せて・『爆丸バトルブローラーズ』というアニメの話  

爆丸バトルブローラーズ』というアニメをご存知でしょうか。

 2006年7月より展開された玩具「爆丸」を原案として2007年4月から1年間放送されたテレビアニメです。その後間を置いて2010年3月から2011年3月まで第2期『ニューヴェストロイア』、2011年4月から2012年1月まで第3期『ガンダリアンインベーダーズ』が日本でテレビ放映されました。

 

私は第2期の『ニューヴェストロイア』で爆丸と出会いました。私はこのアニメが本当に好きで好きで、このアニメをきっかけにホビアニというジャンルが好きになりました。放送開始時ぎりぎり中学生(放送中に高校生になりました)だった私は、爆丸をきっかけに、自分はどうやら少年漫画や深夜アニメよりキッズ向けアニメの方が肌に合っているらしいと気付いてしまったのです。

 

今回は、私事全開な内容にはなりますが、ちょうど3か月ほど前に玩具の方の「爆丸」が10周年を迎えたこともあるので、久しぶりにがっつりと『爆丸バトルブローラーズ』について語りたいなと思ってこの記事を書くことにしました。

 

まずはこちらの公式サイトを見てください。

 

爆丸バトルブローラーズ』第1~3期ホームページ(あにてれ

www.tv-tokyo.co.jp

www.tv-tokyo.co.jp

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どうですか……この……熱い王道ホビーアニメ感……長森佳容さんによる少し硬質な、しかし生き生きとした力強いキャラクターデザイン、ごてごてだけどだからこそかっこいいモンスターのデザイン……かっこいい、最高ですわ……。

年代によって子供が好む絵柄も変わってきますし、最近のホビアニは柔らかめのキャラデザが流行っているなあと感じますが、私は長森さんのこういう硬めの絵も好きです。

 

日本では3シーズン放送されていることもあり、主人公のダン・ライバルで幼馴染のシュン・参謀のマルチョという3人の固定メンバーがシーズンを経る毎に身体的にも精神的にも確実に成長していくところが堪らないです。彼らの活躍を、成長を見ていたい、そう強く思わせてくれるキャラクター達が生き生きと活躍する姿は、いつ見てもグッとくるものがあります。

 

ストーリー展開も熱い王道もので、パートナー爆丸と絆を深め、力を合わせてライバル達や悪の組織と戦い、強くなり、世界を救う!そんなホビアニの王道を行くストーリーが勢いよく進んでいくので、ある意味とても安心して見られます。敵キャラが結構容赦なく死んだりもしますが……。

私は、アニメ・漫画問わず、1年以上同じキャラクターで続くような長期作品において重要なのは「このキャラの姿をもっと見たい!」と視聴者や読者が思えるかどうかだと思っているのですが、『爆丸バトルブローラーズ』はまさにそれなのです。キャラクターの成長を見守り、応援し、一緒に熱くなれる。そんなシリーズなのです。

 

ただ、一つ残念なのは……

 

このアニメ、第4期まで制作されているのに、4期が日本で放送されていないところなんですよね……

 

辛い……合法的な視聴手段なんてない……Wikipediaの英語版とか海外版公式サイトを読み込んで展開を知る以外の方法が特にない……もちろん全部英語……おかげで英語凄い苦手だったのにだんだん得意になった……。

数年前にファン側から4期の放送希望のネット署名なども行いまして、私も微力ながら署名したりはしましたが、テレビ放送どころかソフト化もネット配信もされていないのが現状なので辛いオブ辛い。日本で生まれたアニメの正統な続編なのに日本で放送されない。辛い。

 

いや見て?見てくださいこの画像。ダン・シュン・マルチョの1~4期の比較画像なんですけど。私が作ったんですけど。解像度低いのはごめんなさい。一番上から1~4期順番に並べたんですけど。この微妙だが確実な成長具合を見てくれ。

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凄い。流石大長森神。でも私はこの4期の彼らが動く姿を見る事が出来ない。なぜなら日本で放送されてないし、合法的な視聴手段もないから。

こんなにも4期が見たいのに。見たいと思っているのに。ただただ彼らの物語を、見る事が出来るところまで見たいだけなのに。

 

4期が見たい見たいと思い続けてもうすぐ5年になるんですかね。

正直もう半分諦めてますけど、それでもやっぱり諦めきれないです。

だって大好きなキャラクター達の成長した姿が見られてその上3期ですっきりしなかったところが4期ですっきりすると知ったらそりゃ4期見たくなるでしょう。

 

なぜ4期が日本で放送されず、3期で放送が終了したのか?ということについては、ちょっとだけ複雑な事情があります。

 

最初に説明するべきだった気がするのですが、爆丸はそもそも日本より欧米諸国でヒットした玩具なんですね。

爆丸」という玩具はそもそも日本の企業であるセガトイズと、カナダの企業であるスピンマスターが共同で開発したものになります。

で、日本と北米で同時に1期のアニメ放送されたはいいものの、日本での第1期放送開始時、日本では実際の玩具展開とのスケジュールが合わず、結果として北米の方でだけ大ヒットしました。

 

そして北米では1期放送終了から1年の間を置いて2期『ニューヴェストロイア』が放送開始され、順調に玩具を売り上げ、世界展開もしていったというわけです。それから日本は1年遅れて、日本での1期放送から2年の間を置いて2期が放送されました。

 

ただ、『ニューヴェストロイア』は日本からしてみれば2年前に放送されていたアニメの続編、という形になります。北米でも1期と2期の放送の間に1年間が開いているためか、『ニューヴェストロイア』は1期を見ずにいきなり見始めても大丈夫なようには作ってあります。それでも基本的に世界観もキャラクターも地続きなので、少しだけ新規層が参入しづらそうなところはあります。

 

そこで日本で日本の男児向けに展開されたのが、コロコロコミックで2010年に漫画版の連載が開始された『爆TECH! 爆丸』(2010年から2014年まで連載、全10巻)です。

 

『バトルブローラーズ』が爆丸をモチーフとしたファンタジーSF的なアニメになっているのに対し、『爆TECH!』ではファンタジー要素を交えつつも現実にかなり近い(※個人の感想です)競技としての爆丸が描かれています。『爆TECH!』も非常に面白いので、是非読んでいただきたいです。10巻しかないので新品でも全巻揃えるのに5kかかりません。大多数のソシャゲの10連ガシャよりちょっと高いくらいです。

 

で、過程は省略しますが、結果的に日本での爆丸の玩具展開は『爆TECH!』を中心としたものになっていきました。

そして、それが影響したからかどうかは分かりませんが、もしかしたら視聴率とか玩具の売り上げとかちょっと大きな声で言いづらい事情が関係していたのかもしれませんが、ぶっちゃけ関係してたんだろうなとは思いますが、結果的に日本での爆丸の展開は『爆TECH!』中心のものへと完全にシフトし、4期は放送することなく、3期で放送終了することになりました。

 

ちなみに3期の後番組はかの一部界隈で有名な『ズーブルズ!』です。

ズーブルズは爆丸の機構を女児向け玩具に応用したおもちゃで、爆丸同様にセガトイズとスピンマスターが共同開発しています。

www.tv-tokyo.co.jp

 

私ももういい年ですし、アニメ放送は決して慈善事業ではないということは分かっています。テレビアニメを作るのにもテレビで放送するのにも莫大なお金がかかるし、それを考えるとお金になる可能性が薄い4期が日本で放送されることはもうないんだろうな、とは思います。

でもそれはそれとして、やっぱり4期が見たいんです。だって、4期の映像は確実に完成しているんですよ?日本版音声のものも存在しているようなんです。ただ、日本で放送されていないだけなんです。それってなんだか、ファンとして悲しいし寂しいし、悔しいです。

 

来年4月で『バトルブローラーズ』10周年ですし、セガトイズさんが何かしてくれませんかね。おーいセガトイズーーーーー!おはリルーーーーーーーー!!『バトルブローラーズ』を4期も含めた全シリーズネット配信してーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

 

別に『バトルブローラーズ』の存在が忘れられているわけはないと思うんです。制作会社のトムス・エンタテインメントさんは2014年に杉並アニメーションミュージアムにて開催された企画展『トムス・エンタテインメント アニメと歩んだ50年展』で爆丸についての展示を用意してくれていましたし……台本とか実機とか設定資料とか……アンパンマン名探偵コナンルパン三世といった国民的作品に混じって……。トムス50周年だからネット配信してくれないかなとか思ってたら何もなかったですけど……。

 

ネット配信するためのお金が無いなら、今流行りのクラウドファウンディングで資金を募ってみてほしいとすら思います。お金なら出すよ……

 

そもそも日本で放送されたシリーズも現状では非常に視聴困難です。

1期から3期は一応1期と2期はセル・レンタル両方の円盤があって、3期はレンタル限定で円盤化されていますが、もう店頭に置いている店がほぼないです。セル版の円盤も高騰しているものが大多数。レンタル落ちはぎりぎりあったりする(小声)。

ネット配信もどこでもされていないので、身近に円盤を貸してくれる人がいない場合は、もうツタヤのネットレンタルサービス「ツタヤディスカス」でレンタルするか、もしくは国会図書館で館内視聴するくらいしか視聴手段がないです。

ちなみに国会図書館は18歳以上しか利用できないです。

 

ツタヤディスカス公式HP

movie-tsutaya.tsite.jp

 

国立国会図書館公式HP

国立国会図書館―National Diet Library

 

あにてれ公式HPを見て少しでも気になるキャラがいた人は是非ともツタヤディスカス国会図書館で『爆丸バトルブローラーズ』を見てください。

 

 

とりとめもなくつらつらと爆丸について書いてきましたが、あまり長くても良くないかと思うので、この辺りで終わりにしようと思います。

なおこの記事を書こうと思った最大の理由は、セガトイズさんかトムスさんがエゴサした時にこの記事がうっかり引っ掛かって『爆丸バトルブローラーズ』が好きな人間がまだここにいるということを知ってくれないかな、せめてネット配信の検討だけでもしてくれないかな、と思ったからです。SNSって便利ですね。

 

もちろん私は男児でも子供でもないので、爆丸の対象年齢ではありません。なので、爆丸がもう対象の子供達に向けて展開することはないからこれで終了する、と言われたら、もう何も言えません。

ただ私は、いい年になった今でも爆丸が好きだし、爆丸の公式にお金を払いたいと思っています。

スピンマスターがシリーズのリランチを計画している、という噂を以前海外サイトで見かけました。噂は噂ですが、爆丸がいつかまたおもちゃやさんの棚に戻って来ることを期待したいですし、そして4期をいつかきちんと見る事が出来ると信じたいと思っています。

玩具やアニメの対象年齢でもない私の意見に力があるとは正直思いませんが、もう応援する手段がほぼなくても、微力であっても爆丸を応援していきたいと、そう強く思っています。

 

爆丸バトルブローラーズ』を、どうかよろしくお願いします。

 

最後に、実機の爆丸とポップアウトした姿の写真でお別れです。ゲートカードはどこに保管しているのか思い出せなかったので、目の前にあった缶バッジでポップアウトさせました。こうして並べると3姉妹みたいで可愛いですね。フェニックス可愛い。一番好きな爆丸です。

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ここまで読んでくださってありがとうございました。

【第十四幕ネタバレ有】スタミュ OVA第二巻先行上映会&スタッフトーク 東京20:30~レポまとめ

スタッフトークの内容を、聞きながら取ったメモと記憶を頼りにまとめました。途中でメモを取るのを諦めた部分や口調違い、曖昧な部分もありますので、他の方のレポなども参考にしてください。

トークの合間合間でのスタッフさん同士の会話も仲の良さが伝わってきてほっこりしたり笑わせていただいたりしたので、その辺りも可能な限りレポしています。

なお、このレポは第十四幕のネタバレを含むのでご注意ください。ネタバレ無バージョンはこちら

k-iruka417.hatenablog.com

 

登壇されたスタッフさんは以下、このように表記していきます。

 

監督・多田俊介さん:監督

シリーズ構成・ハラダサヤカさん:ハラダさん

作詞家・くまのきよみさん:くまのさん

総合プロデューサー・杉本美佳さん:杉本P

トークショー司会&音楽プロデューサー・藤平直孝さん:藤平P

 

第十三幕・十四幕終了後、まず藤平Pが登壇。藤平Pの紹介で、他の四人も登壇。監督とくまのさんはイベント公式グッズの星のペンライトを持っていました。

 

OVA本編・新作ミュージッククリップについての話

 

監督「『また来年』で終わった一期の締めくくりとしてのOVA。華桜会の卒業まで描くことで、十三幕・十四幕で一区切りすることが出来たので、そこで満足できるような内容にした。二期は更にそこから先を描いて行くことになります」

 

ハラダさん「一期の段階で描きたかった事、やり残したことは全て描けました。『スタミュ』の裏テーマである先輩後輩の縦の繋がりもじっくり描けた。(OVA制作段階では二期が決まっていなかったので)これが最後のチャンスかもしれないという気持ちで書いた。その割に本編だけでは分からない(第一期五巻特典ブックレット、鳳・柊対談で名前が登場している)魚住先輩の名前が出たりしていますが、魚住先輩はこの先の可能性の一つとして描きました。登場させることが出来て嬉しかったです」

 

くまのさん「十三幕は新曲だらけ。OVAのEDはチーム違いで替え歌にして、大切な先輩を送り出す歌として先輩を思う歌にしました。皆さんには感謝の思いでいっぱい。OPをどうするか考えた時、スタミュのキャラクターを見て、それぞれのキャラクターにカラーがあって、色んな色が散りばめられてスタミュが出来ているんだと考えた時にサビの『夢はナニ・イロ』が浮かんだ。『フィナーレは僕たちの胸に』は、初めから暁からスタートして次に鳳、という指示があって大変だった(テレビアニメ一期だとそのような指示はなかったので)。一期の時も、ミュージカルパートで『ここを使うんだ』『ここでサティ…⁈』と驚いた」

監督「『SATISFY』は『スタミュ』に番組として爆発力が欲しかったので、二番の歌詞をあそこに持って来ました」

くまのさん「Tシャツにもなりましたもんね!」

(場内拍手)

藤平P「ここで拍手起きるんですね……⁈」

 

監督「『SING A SONG! MUSICAL!』は、ディズニーランドの夜のショーのように、夜に校舎の前で皆の前で踊っているという設定で作りました。黒い燕尾服という衣装は、最上級生としてのアダルトさが出ればいいなと思ってああなりました」

 

 

OVA第二巻特典について

ブックレット特典の対談企画について

ハラダさん「星谷・那雪・ゆうき・つむぎ対談は、ゆうきとつむぎの、team鳳のそれぞれのメンバーの印象なんかのガールズトークに、男二人が翻弄されている感じです。

海斗・遥斗・辰己・申渡対談は、とってもとっても月皇がやり辛そう。お兄さんと他二人は好き勝手やってます。海斗・辰己・申渡の三人は付き合いが長くて気心も知れている者同士なので、三人同士の会話は書いていて楽しいです。辰己・申渡から遥斗に孫弟子目線の質問をぐいぐいしたりもします。今まで聞かれなかったような情報も出せました」

特典ドラマCDについて

ハラダさん「すごく楽しかったです」

in 漣家について

ハラダさん「漣家の道場・家庭事情を描いています。鳳が凄い手土産を持って行く。バカやってる高校生の華桜会を描けました」

in 空港について

ハラダさん「第十一幕でteam鳳が出掛けた遥斗の主演ミュージカルのパンフ撮影の実習の際、遥斗が星谷以外のteam鳳のメンバーとどんな話をしたのか、ということがドラマCDやブックレットで出ます。月皇もびっくりな会話がありました」

 

おすすめの台詞は?という質問に

ハラダさん「in 漣家だと、貴重な鳳のツッコミ『まだあるの?』という台詞。俺が突っ込まざるを得なかった、という感じです。諏訪部さんの芝居もあっていい感じ。

in 空港は、二回目の『海斗』ですね。役者としての先輩ではなく、本当の兄としての『海斗』が聞けます」

藤平P「発売前で会場の方誰もドラマCD聞いてないのにピンポイントすぎますね」

杉本P「そうですよね、もっと大まかに語れと」

質問コーナー

(このコーナーについては可能な限り解答元も明記していきます)

藤平P「言えないことはノーと言います!僕笑わせに行きますからね!」

杉本P「なんでハードル上げるの?」

Q.天花寺は私服が和装のイメージが強いですが、パンツもふんどしですか。

A.監督「キャラクターデザインという作業は、目に見える表面的な部分だけでなく体のデッサンやラフ画なんかも描くのですが、デッサンにふんどしを描いている人はいませんでした」

杉本P「そんなラフ画回って来た事はないですね」

結論:天花寺はふんどしではない

Q.星谷君は憧れの人にいつ気付くんですか?気付けるんですか?

A.監督「スタミュの方向性を決める重要な質問ですね。スタミュは出したネタは全て拾っていくという稀有なアニメらしいですが、星谷も……」

 ハラダさん「一話のあのアバンを作ったからには気付かせたいですね」

 監督「多分どっかで気付く。二期なのか三期なのか四期なのか五期なのか分かりませんが……」

 杉本P「三期まだ決まってませんからね⁈」

 藤平P「『三期は』ということは四期は……⁈」

 (会場ここで拍手)

Q.第十三幕で星谷・那雪のメガネが似ていたのには何か理由があるんでしょうか?二人で買い物にいったとかでしょうか?

A.あれは天花寺のメガネのストック。二人が掛けていたから天花寺はメガネを掛けていなかった。同じ人のメガネだからデザインが似ていた。

 藤平P「天花寺メガネ何十本も持ってそう……」

 ハラダさん「でも星谷と那雪は一緒に買い物はよくすると思います」 

Q.月皇君のパトロンになる方法を教えてください

 杉本P「いろんな人がいますねえ……」

 藤平P「(結婚したい人とかもいますよね、という話になり)我々は結婚相談所じゃないですからね!」

A.パトロンとかは月皇は嫌がりそう。プロになった時に一番のファンになるのが、彼にとってのパトロン。公演が決まったら何回も通うとか。出待ちとかお金を渡されたりとかは嫌がると思う。

 その中で遥斗は月皇家に稼いだお金を入れているのか?という話に。月皇家はお金があるので多分入れてない。その流れで何故か空閑家にお金を入れる遥斗の話になる。

 ハラダさん「遥斗からのお金めっちゃ怖い」「裏がありそう」(これはハラダさんではなかったかも……)

 もちろん空閑は、遥斗からお金を渡されても受け取らない。

Q.ハラダさんがTwitterでツイートしていた「天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」の詳細を教えてください。

杉本P「監督とハラダさんにTwitterを始めていただいたのは、『スタミュ』をなんとかして広めるため。二人ともTwitter見もしないしやれもしないのに、初めていただきました」

初めの頃は(今でも?)ツイートのやり方を杉本Pにいちいち確認していたそうです。可愛い。

 

天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」が生まれたのは、札幌の上映会・スタッフトークのために北海道に行った時、回転寿司で打ち合わせなどをしていた時に「天花寺・空閑・回転寿司」の組み合わせがなんだか楽しくなってしまった生まれた妄想。

 (この時、監督か杉本Pがこれから二期の本格的な作業が始まって監督や作画担当が痩せていく……と仰っていました)

 

 以下、「天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」の概要。

空閑が天花寺を回転寿司に連れて行き、天花寺に全皿制覇させて自分は天花寺が注文した分のうち一貫を自分で食べる。「天花寺、この皿の色知ってるか?」とか言う。

天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」は、「in 空閑家」のような空閑なりの茶目っ気。天花寺は小銭をじゃらじゃら持ち歩いたりしないので、ジャンプすると服の中からブラックカードがバラバラーっといっぱい出て来る。そして天花寺は空閑にたかられているとも気付かず、空閑にいいものを食べさせている。

 空閑からの誘い文句は「天花寺、(バイクの)後ろに乗せてやる」「ダチを後ろに乗せるのは初めてだ」。天花寺は「ダチ」と言われると弱い。

 星谷・那雪は天花寺がたかられていることに気付いてハラハラしているし、虎石は遠くから見ながら「梨園の貴公子にたかるなんてマジウケる~ww」と爆笑しているし、申渡は「大丈夫なんでしょうか……」と心配している。

Q.戌峰は両親からワンワン軒を継ぐよう言われたらどうしますか?

A.ハラダさん「むしろ両親が継がせません。どうかミュージカル俳優になってください!という感じ」

 戌峰の両親はワンワン軒の「オーナー」で、本場の中国の方を料理人として雇っている。

Q.卯川は寝る時どんな服装ですか?

A.監督「描いたことはないんですけど、僕からオーダーするなら普通にボタンのパジャマにします」

寮はトイレ・風呂・洗濯共用なので、夜の寮の廊下でパジャマにスリッパの可愛い卯川が見られるかもしれない。(実際に描けるかどうかは分からない、とのこと)

Q.虎石はなぜ男友達が多いのでしょうか?男に嫌われるタイプなのでは?

藤平P「虎石は男から見てもいいやつですよ!」

監督(?)「虎石は男には嫌われませんね」

もちろん彼女を取られたとかになったら話は別。

ハラダさん「スタミュは各キャラクター毎での関係性をきちんと決めているんですが、星谷・虎石は各チームの外交役のようなもので、チームメイト・友達で接し方の線引きをしていません」

Q.鳳と柊が双子ということを知っている人はいますか?

A.現役生の中では誰も知らない。第九幕の回想時点だと、二人からしても言って回りたいことでもなかった。

二人きりの時でも基本的に苗字で呼び合う。そっちで慣れてしまった。

Q.一年生の鳳はローファーを履いていますが、三年の鳳は紐の革靴を履いています。この違いは何でしょうか?華桜会ドレスコードのようなものですか?

(なんて細かいことに気付くんだ、とスタッフ場内騒然)

A.ドレスコードと言うより、自分を主張できる立場になったということの現れ。見れば分かる通り華桜会ドレスコードは無い。

この時、楪の格好がだいぶ奇抜、と言う話になり、

 

監督「楪は、鳳や柊や漣が男らしいスタンダードなカッコよさだったので、そうじゃないカッコよさを狙って、キャラクターデザインの渡邊さんに『とりあえず高見沢で』とオーダーしました」

 

高見沢で、と監督が言った時場内大爆笑でしたが皆納得している様子でした。

Q.華桜会の五人が同じ舞台に立つ事はあるのか?

A.監督「『SING A SONG! MUSICAL!』のミュージカルクリップがそう。『SING A SONG! MUSICAL!』ではあえてお客さんを映していません」

ここから、演出についての話になりました。

「『SING A SONG! MUSICAL!』の演出はライティングに非常に拘りました。ライティングに拘ったのは第十二幕の『星瞬COUNTDOWN』もそう。雨粒とライトの組み合わせに拘っていて、あの場面のキラキラは、雨粒にライトが反射したお客さん目線の輝きなんです。ライティングの表現は非常に難しいのですが、表現のために作画には拘っています」

Q.監督に質問です。ミュージカルパートの超演出はどうやって考えていますか?

A.監督「(超演出とは言われるが)普通にナチュラルに、カッコいいと思ってやってる。第一幕の『我ら、綾薙学園華桜会』のコンテを切った時、『これはアイドルがステージに立って踊るのとは違う、ミュージカルなんだ』『劇的なものなんだ』『内面を表す映像が必要なんだ』ということをスタッフに伝えたところ、他のミュージカルパート担当の演出達も全員放っておいてもいわゆる超演出をやり始めました」

この時監督から、華桜会のご登校を出迎えているのは二年生だという話が出ました。

 

ここで時間が押しているという事で一回プレゼント抽選タイムを挟みました。

抽選タイム終了後、少し時間もいい具合に残ったという事で質問をもう一つ。

Q.「SING A SONG! MUSICAL!」と「我ら、綾薙学園華桜会」の振付が似ているのはなぜでしょう?

A.藤平P「振付師の方がこの場にいないので、答えられる範囲で答えていきます。振付の発注はいつも僕からしていて、『SING A SONG! MUSICAL!』の振付を発注する際も、『華桜会と言うブランドを表現する上で、似ている振付や彼らにしか出来ない事を入れるといいのではないかと』とオーダーしました」

監督「上がって来たダンサーさんによる実写の動画は必ず本編サイズ全部のダンスが収録されていますが、どこを使うかは演出が組み立てて決めています。必要な演出のために何度か角度を変えて撮影し直すこともあります」

ダンサーさんは動画の最初に必ず担当するキャラの名前を『鳳でーす』『暁でーす』とか言うらしい。藤平Pいわく、この時の監督のダンサーさんの物真似が似ていたらしい。いつも同じダンサーさんが同じキャラを担当している。

桜会ダンスには指先まで拘っていて、揃っているように見えて実はバラバラだったりするので、発売後は一時停止もしたりしてじっくり見てほしい、とのこと。

最後の挨拶

最後にそれぞれから〆の挨拶。確実にこれは言ってた、というところだけ。

この段階でかなりメモ取る力が尽きてたので、他の方のレポも参考にしてください。

 

監督「熱心に応援していただけるファンの皆さんとこうして交流できる場は我々にとっても楽しみ。仕事とは思ってないですからね!二期でもこういうことが出来るよう、応援していただけたらと思います」

ハラダさん「現在二期のシナリオで佳境に近い事をしている時期で、特に鳳と遥斗の話をしていると込み上げて来るものがあります。鳳に何を言わせるかで半分くらい頭がいっぱい。今情緒不安定になってやっていることが来年形になっているので、楽しみにしていてください」

くまのさん「皆さんの全部見終わった後の溜息のような声を聞いて、ぐっとくるものがありました。実りある二巻になったと思います。二期でも是非(藤平Pの方を見ながら)、ハニトラやキラメキラキラ☆みたいな楽しいのをやらせてもらったらいいなと思ってます」

杉本P「『最後のアレ』で感無量になりました。皆さんと共有できて幸せです。(この後、皆さんの中でスタミュが何かをお届けできるものになれば、と言っていました。曖昧で申し訳ないです)」

藤平P「沢山の楽曲を生み出させていただきました。是非、音楽も楽しんでほしいです。フルバージョンも含めてのミュージカルソングなので、是非フルでも聞いてください。僕達の五人でチーム多田・華桜会のようなもの。僕達の後ろに本当に沢山のスタッフたちがいます。僕らが止まったら全体が止まってしまう。絶対最後まで走り続けるので、応援していただければと思います」

 

 この挨拶でトークショーは終了。

 上映会、そしてトークショーと、スタッフの皆さんの愛と熱がたくさん感じられました。制作陣がスタミュの事を沢山愛してくれていることが伝わるから、スタミュと言うコンテンツは温かいと感じる事が出来るのかな、と思いました。

拙いレポでしたが、ここまでありがとうございました。

【第十四幕ネタバレ無】スタミュ OVA第二巻先行上映会&スタッフトーク 東京20:30~レポまとめ

スタッフトークの内容を、聞きながら取ったメモと記憶を頼りにまとめました。途中でメモを取るのを諦めた部分や口調違い、曖昧な部分もありますので、他の方のレポなども参考にしてください。

トークの合間合間でのスタッフさん同士の会話も仲の良さが伝わってきてほっこりしたり笑わせていただいたりしたので、その辺りも可能な限りレポしています。

なお、こちらの記事はネタバレ無バージョンです。第十四幕のネタバレになるような話を避けるため、質問コーナーの内容を中心に載せています(質問コーナーのネタバレ箇所も避けています)。

ネタバレ有バージョンは別途載せています。

 

登壇されたスタッフさんは以下、このように表記していきます。

 

監督・多田俊介さん:監督

シリーズ構成・ハラダサヤカさん:ハラダさん

作詞家・くまのきよみさん:くまのさん

総合プロデューサー・杉本美佳さん:杉本P

トークショー司会&音楽プロデューサー・藤平直孝さん:藤平P

 

第十三幕・十四幕終了後、藤平Pが登壇。藤平Pの紹介で、他の四人も登壇。監督とくまのさんはイベント公式グッズの星のペンライトを持っていました。

 

OVA本編についての話。

監督「『また来年』で終わった一期の締めくくりとしてのOVA。華桜会の卒業まで描くことで、十三幕・十四幕で一区切りすることが出来たので、そこで満足できるような内容にした。二期は更にそこから先を描いて行くことになります」

ハラダさんのコメントはネタバレを含むので割愛。

 くまのさん「十三幕は新曲だらけ。OVAのEDはチーム違いで替え歌にして、大切な先輩を送り出す歌として先輩を思う歌にしました。皆さんには感謝の思いでいっぱい。OPをどうするか考えた時、スタミュのキャラクターを見て、それぞれのキャラクターにカラーがあって、色んな色が散りばめられてスタミュが出来ているんだと考えた時にサビの『夢はナニ・イロ』が浮かんだ。『フィナーレは僕たちの胸に』は、初めから暁からスタートして次に鳳、という指示があって大変だった(テレビアニメ一期だとそのような指示はなかったので)。一期の時も、ミュージカルパートで『ここを使うんだ』『ここでサティ…⁈』と驚いた」

監督「『SATISFY』は『スタミュ』に番組として爆発力が欲しかったので、二番の歌詞をあそこに持って来ました」

くまのさん「Tシャツにもなりましたもんね!」

(場内拍手)

藤平P「ここで拍手起きるんですね……⁈」

 

OVA第二巻特典について

ブックレット特典の対談企画について

ハラダさん「星谷・那雪・ゆうき・つむぎ対談は、ゆうきとつむぎの、team鳳のそれぞれのメンバーの印象なんかのガールズトークに、男二人が翻弄されている感じです。

海斗・遥斗・辰己・申渡対談は、とってもとっても月皇がやり辛そう。お兄さんと他二人は好き勝手やってます。海斗・辰己・申渡の三人は付き合いが長くて気心も知れている者同士なので、三人同士の会話は書いていて楽しいです。辰己・申渡から遥斗に孫弟子目線の質問をぐいぐいしたりもします。今まで聞かれなかったような情報も出せました」

 

特典ドラマCDについて

ハラダさん「すごく楽しかったです」

 

in 漣家について

ハラダさん「漣家の道場・家庭事情を描いています。鳳が凄い手土産を持って行く。バカやってる高校生の華桜会を描けました」

in 空港について

ハラダさん「第十一幕でteam鳳が出掛けた遥斗の主演ミュージカルのパンフ撮影の実習の際、遥斗が星谷以外のteam鳳のメンバーとどんな話をしたのか、ということがドラマCDやブックレットで出ます。月皇もびっくりな会話がありました」

 

おすすめの台詞は?という質問に

ハラダさん「in 漣家だと、貴重な鳳のツッコミ『まだあるの?』という台詞。俺が突っ込まざるを得なかった、という感じです。諏訪部さんの芝居もあっていい感じ。

in 空港は、二回目の『海斗』ですね。役者としての先輩ではなく、本当の兄としての『海斗』が聞けます」

藤平P「発売前で会場の方誰もドラマCD聞いてないのにピンポイントすぎますね」

杉本P「そうですよね、もっと大まかに語れと」

質問コーナー

(このコーナーについては可能な限り解答元も明記していきます)

藤平P「言えないことはノーと言います!僕笑わせに行きますからね!」

杉本P「なんでハードル上げるの?」

Q.天花寺は私服が和装のイメージが強いですが、パンツもふんどしですか。

A.監督「キャラクターデザインという作業は、目に見える表面的な部分だけでなく体のデッサンやラフ画なんかも描くのですが、デッサンにふんどしを描いている人はいませんでした」

杉本P「そんなラフ画回って来た事はないですね」

結論:天花寺はふんどしではない

 Q.星谷君は憧れの人にいつ気付くんですか?気付けるんですか?

A.監督「スタミュの方向性を決める重要な質問ですね。スタミュは出したネタは全て拾っていくという稀有なアニメらしいですが、星谷も……」

 ハラダさん「一話のあのアバンを作ったからには気付かせたいですね」

 監督「多分どっかで気付く。二期なのか三期なのか四期なのか五期なのか分かりまんが……」

 杉本P「三期まだ決まってませんからね⁈」

 藤平P「『三期は』ということは四期は……⁈」

 (会場ここで拍手)

Q.第十三幕で星谷・那雪のメガネが似ていたのには何か理由があるんでしょうか?二人で買い物にいったとかでしょうか?

A.あれは天花寺のメガネのストック。二人が掛けていたから天花寺はメガネを掛けていなかった。同じ人のメガネだからデザインが似ていた。

 藤平P「天花寺メガネ何十本も持ってそう……」

 ハラダさん「でも星谷と那雪は一緒に買い物はよくすると思います」

 結論:あれは天花寺のストックメガネ。

Q.月皇君のパトロンになる方法を教えてください

 杉本P「いろんな人がいますねえ……」

 藤平P「(結婚したい人とかもいますよね、という話になり)我々は結婚相談所じゃないですからね!」

A.パトロンとかは月皇は嫌がりそう。プロになった時に一番のファンになるのが、彼にとってのパトロン。公演が決まったら何回も通うとか。出待ちとかお金を渡されたりとかは嫌がると思う。

 その中で遥斗は月皇家に稼いだお金を入れているのか?という話に。月皇家はお金があるので多分入れてない。その流れで何故か空閑家にお金を入れる遥斗の話になる。

 ハラダさん「遥斗からのお金めっちゃ怖い」「裏がありそう」(これはハラダさんではなかったかも……)

 もちろん空閑は、遥斗からお金を渡されても受け取らない。

Q.ハラダさんがTwitterでツイートしていた「天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」の詳細を教えてください。

杉本P「監督とハラダさんにTwitterを始めていただいたのは、『スタミュ』をなんとかして広めるため。二人ともTwitter見もしないしやれもしないのに、初めていただきました」

初めの頃は(今でも?)ツイートのやり方を杉本Pにいちいち確認していたそうです。可愛い。

天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」が生まれたのは、札幌の上映会・スタッフトークのために北海道に行った時、回転寿司で打ち合わせなどをしていた時に「天花寺・空閑・回転寿司」の組み合わせがなんだか楽しくなってしまった生まれた妄想。

(この時、監督か杉本Pがこれから二期の本格的な作業が始まって監督や作画担当が痩せていく……と仰っていました)

 

空閑が天花寺を回転寿司に連れて行き、天花寺に皿制覇させて自分は天花寺が注文した分のうち一貫を自分で食べる。「天花寺、この皿の色知ってるか?」とか言う。

天花寺、ちょっとジャンプしてみろよ」は、「in 空閑家」のような空閑なりの茶目っ気。天花寺は小銭をじゃらじゃら持ち歩いたりしないので、ジャンプすると服の中からブラックカードがバラバラーっといっぱい出て来る。そして天花寺は空閑にたかられているとも気付かず、空閑にいいものを食べさせている。

 空閑からの誘い文句は「天花寺、(バイクの)後ろに乗せてやる」「ダチを後ろに乗せるのは初めてだ」。天花寺は「ダチ」と言われると弱い。

 星谷・那雪は天花寺がたかられていることに気付いてハラハラしているし、虎石は遠くから見ながら「梨園の貴公子にたかるなんてマジウケる~ww」と爆笑しているし、申渡は「大丈夫なんでしょうか……」と心配している。

Q.戌峰は両親からワンワン軒を継ぐよう言われたらどうしますか?

A.ハラダさん「むしろ両親が継がせません。どうかミュージカル俳優になってください!という感じ」

 戌峰の両親はワンワン軒の「オーナー」で、本場の中国の方を料理人として雇っている。

Q.卯川は寝る時どんな服装ですか?

A.監督「描いたことはないんですけど、僕からオーダーするなら普通にボタンのパジャマにします」

寮はトイレ・風呂・洗濯共用なので、夜の寮の廊下でパジャマにスリッパの可愛い卯川が見られるかもしれない。(実際に描けるかどうかは分からない、とのこと)

Q.虎石はなぜ男友達が多いのでしょうか?男に嫌われるタイプなのでは?

A.藤平P「虎石は男から見てもいいやつですよ!」

監督(?)「虎石は男には嫌われませんね」

もちろん彼女を取られたとかになったら話は別。

ハラダさん「スタミュは各キャラクター毎での関係性をきちんと決めているんですが、星谷・虎石は各チームの外交役のようなもので、チームメイト・友達で接し方の線引きをしていません」

Q.鳳と柊が双子ということを知っている人はいますか?

A.現役生の中では誰も知らない。第九幕の回想時点だと、二人からしても言って回りたいことでもなかった。

二人きりの時でも基本的に苗字で呼び合う。そっちで慣れてしまった。

Q.一年生の鳳はローファーを履いていますが、三年の鳳は紐の革靴を履いています。この違いは何でしょうか?華桜会のドレスコートのようなものですか?

(なんて細かいことに気付くんだ、とスタッフも場内も騒然)

A.ドレスコードと言うより、自分を主張できる立場になったということの現れ。見れば分かる通り華桜会ドレスコードは無い。

この時、楪の格好がだいぶ奇抜、と言う話になり、

 

監督「楪は、鳳や柊や漣が男らしいスタンダードなカッコよさだったので、そうじゃないカッコよさを狙って、キャラクターデザインの渡邊さんに『とりあえず高見沢で』とオーダーしました」

 

高見沢で、と監督が言った時場内大爆笑でしたが皆納得している様子でした。

Q.監督に質問です。ミュージカルパートの超演出はどうやって考えていますか?

A.監督「(超演出とは言われるが)普通にナチュラルに、カッコいいと思ってやってる。第一幕の『我ら、綾薙学園華桜会』のコンテを切った時、『これはアイドルがステージに立って踊るのとは違う、ミュージカルなんだ』『劇的なものなんだ』『内面を表す映像が必要なんだ』ということをスタッフに伝えたところ、他のミュージカルパート担当の演出達も全員放っておいてもいわゆる超演出をやり始めました」

この時監督から、華桜会のご登校を出迎えているのは二年生だという話が出ました。

 最後の挨拶

最後にそれぞれから挨拶。確実にこれは言ってた、というところだけ。

この段階でかなりメモ取る力が尽きてたので、他の方のレポも参考にしてください。

 

監督「熱心に応援していただけるファンの皆さんとこうして交流できる場は我々にとっても楽しみ。仕事とは思ってないですからね!二期でもこういうことが出来るよう、応援していただけたらと思います」

 

ハラダさん「現在二期のシナリオで佳境に近い事をしている時期で、特に鳳と遥斗の話をしていると込み上げて来るものがあります。鳳に何を言わせるかで半分くらい頭がいっぱい。今情緒不安定になってやっていることが来年形になっているので、楽しみにしていてください」

 

くまのさん「皆さんの全部見終わった後の溜息のような声を聞いて、ぐっとくるものがありました。実りある二巻になったと思います。二期でも是非(藤平Pの方を見ながら)、ハニトラやキラメキラキラ☆みたいな楽しいのをやらせてもらったらいいなと思ってます」

 

杉本Pのコメントはややネタバレ含むので割愛。

 

藤平P「沢山の楽曲を生み出させていただきました。是非、音楽も楽しんでほしいです。フルバージョンも含めてのミュージカルソングなので、是非フルでも聞いてください。僕達の五人でチーム多田・華桜会のようなもの。僕達の後ろに本当に沢山のスタッフたちがいます。僕らが止まったら全体が止まってしまう。絶対最後まで走り続けるので、応援していただければと思います」

 

 この挨拶でトークショーは終了。

 上映会、そしてトークショーと、スタッフの皆さんの愛と熱がたくさん感じられました。制作陣がスタミュの事を沢山愛してくれていることが伝わるから、スタミュと言うコンテンツは温かいと感じる事が出来るのかな、と思いました。

拙いレポでしたが、ありがとうございました。